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About/Tribute 2 Dj Manson record/Street/Bbs/Review 1024*768

Last Up Date 04 0103
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Topic

20031215
試運転開始
20040101
インタビュー
サンキュウテル。
20040102
「たまプラーザマタドール」
完結。
ネットライマー、ラッパー
諸氏の感想を求む。

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俺暴動(前日記)

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↓new

 Graffiti
2003年。売れたよなぁお前の本随分。稼いだよなぁ、HPのヒット数随分。2004年。去年散々でしゃばってくれた日本のアニメリスナーどもにこの一年を捧ぐ…。
20031231
In Revoluter EyE

萌え萌えだといばりなさんな
20031221
アイドルVSバスタ in street

魂が痛む夜のお供に。
20031221
in na HMV シヴヤ

グラフティってこういうの言うんじゃない?
20031215
『自生』の句。

Linx

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Link Free


20031206

I AM TRYING TO BREAK YOUR HEART 

みんな知っているように、俺はオタク文化に弾かれた。エミネムが白人であることを理由にラップをする事を蔑まれた様に、オタクでないのにSSを書いてたから弾かれた。

そいつはどうしても変えられない事実だ。俺が線を引いたんじゃない。俺が俺であろうとした結果そうなった。

だけど、それでも俺は知ってる。物を創るエネルギーの前では、そんな境界線や立ち位置は意味が無いって事に。そんなもんはすぐ壊れる…そしてもっと素晴らしいもの、優先すべきものがあるって気づかせてくれる。

しかし、ネットは日本の縮図だ。「足を引っ張る奴しか居ない」そう俺のツレが言っていたが、事実そっちのほうを優先しないとならない。してない奴は叩かれるし、孤立する。SSを書くにしてもそうなのだ。まったくくだらねぇよ。ダセーよ。だが、そんなダセー世界でもキチンと熱いことをやっている連中もいる。

『映像技術研究部』(以下、映技さん)。俺とははっきり言って真逆のポジションにある人達だ。俺がハードコアだとしたら、向こうは相当ポップだ。 そんな彼らの活動を、彼らの知り合いの監督が記録したドキュメンタリー映画が公開されるという事で、床屋帰りに池袋まで行ってきた。

話を少し戻すが、例えば映画中で読み上げられる、彼らの同人誌に載っているSSは、俺が嫌ってきたようなステレオタイプの2次創作だと思う。そして「たまプラーザマタドール」のリリックは、この映画の画面内に登場したようなサイトに向けられている事も確かだ。

ネットで、アニメを使った2次創作をやり、それを多くの人にデリヴァリーしようと思ったら、オタクの運営するコミュニティと付き合っ
ていくしか、今現在方法は無い。俺はそこと付き合った結果、孤立と疎外。そして対峙しか得なかった。

映技さんはそこんとこ、ものすごくうまくやってるみたいに見える。俺には壊すか引っ込むかの二択しかなかったのに、彼らはやりたいことやって、かつコミュニティとうまくやっている。感想ももらっている。

ちなみに、俺がオタクじゃないって言う根拠はそれだ。俺のやりたい事と、コミュニティの意向は一致しなかったし、感想とリンクを貰うために媚を売るのに俺は嫌気がさした。

だが、映技さんは媚も売らず、卑屈になることもなく支持を得ている。それは彼らがオタクだからかもしれないが、同じ時代、地下一階で。物づくりちゅうそこだけは誰しも平等な舞台に立ってるものとして、俺はものすごく感化されてる。ツレや俺が嫌う、ネットや(一部の)オタク特有の、斜に構えた批評家気取りのノリはそこにはない。

俺は彼らをリスペクトしている。彼らがオタクであることは、関係ない。

そして今回、「コミット?」ちゅう映画で初めて、彼らのリアルな姿を拝見させていただいたのだが…。正直、はじめはこっぱずかしかった。松田さんの熱い語りに会場のみんな笑っていた(すんまへん…余計なこと書いて)

でも確かにあー言う輪の中に俺も居たんだ。2年前、まだコミュニティに寄り添おうとしていた時には。映画の中の、オフ会の様子には既視感すら感じた。メイド喫茶って行ったことねぇけど。ブクロのロッテリアしか行ったことねぇ。あ、エロ同人屋には入ったことあるぜ。2次創作の世界にはロックンロールが必要だと強く感じたね…。セックス、ドラックは十二分にあったから。

さて、映画は終始オタクの生態を活写しながらも、それをバカにした様ではなく、「なんか、こいつら楽しそうだな〜」と思えるまま終わっていく。そして、俺の大好きな『創作に掛ける熱』も伝わってくる。カッターで、おっぱい押さえた可憐の表紙を切りそろえてるシーンでは、なぜか『SCRATCH』※1を思い出した。幻か?終わった後の、なんかトークみたいなので監督さんは、そういうことを描きたくなかった、感動させたくなかったと言っていたが俺はそこが良かった。俺、負けてんで。って思えた。

もし、だ。この映画が『パラダイス・ロスト』でなく、『楽園のわある』に関する映画だったら?
主役が俺だったら?

きっと、こんなさわやかじゃない。『ウィルコフィルム』※2みたいな感じになるだろう。

個人的に、『Dogtown & Z-Boys』※3のような、反逆児に関する映画となって欲しい。俺が時代を変えた。そう自慢するのが夢なんだ。

冒頭のシーンも決めてある。俺がカラオケ屋で『童貞ソーヤング』を激唱する。ツレとたった二人のライブだ。

その映像は、後に『ダウンタウン81』※4のライブシーンばりに貴重な映像としてマニアにありがたがられる。

映画の中で、作品とそれを作る人間の話だ。って、俺は『24アワーズパーティピープル』※5のトニー・ウィルソンみたいに観客に呼びかけるだろう。

そして、最後は挫折した俺がブルーハーブの2枚目を聴きながら、「ええなぁ…ここが約束の場所」って言う。ちょっと泣く。

その自伝映画のタイトルも決めてある。『Junk of new Rock』。結局出せなかった俺の小・中学校時代のアイディアを基にして作るはずだった、アーカイヴの序章に示すはずだった言葉だ。

もち、『ギャングオブニューヨーク』のパクリだけど、シラをきる。気に喰わないなら、『アンチェイン2』※6でもいいよ。許可いるけどな…。

やっぱ冒頭のシーンは今日映画見に行くとき、客引きの兄ちゃんとつかみ合いになった時の再現にしてくれ。
俺がどれだけエゲつない奴かわかるだろうから。

それにしてもドキュメンタリーは面白い。
「コミット?」の前に留学生の女の子が主人公のドキュメンタリーがやっていたが、製作者が撮りたいと思ってるテーマよりカメラに映る現実の方が勝っていた。

俺はSS(何度も言うが、この映画にでてくるのはside storyで、俺のはsampling storyだ)をドキュメンタリーの様なものだと捉えている。
俺のエゴが勝つか、原作のエゴが勝つか。
その緊迫感の中で、どんな化学反応が起こるか。

交通事故と喧嘩をいっぺんに体験するようなものだ。
なるべく虚飾をつけず、その体験を伝える事が出来たら最高だと思ってる。

最後に、映画祭に関係した全ての方、お疲れ様でした。
時間の都合で最後までみれなくてもうしわけありませんでした。


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※1 SCRATCH (日本語版)

HIPHOPに関する、おそらく最新にして最高感度のドキュメンタリー映画。

HIPHOPやターンテーブルに興味が無い人でも、でてくるDJのキラキラした顔や名言。粗っぽい画像の映す世界観にドキドキするはず。(とくにDJシャドウの行きつけの地下レコード屋はまさにリアルR.O.Dレコード版)「コミット?」と比べても、共通項はある…はず。ホラ、Qティップの部屋、ガンダム飾ってあるし…。

あと、アニメじゃないけどめまいと吐き気に注意。部屋は明るくしてみろ。

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※2 ウィルコ・フィルムI AM TRYING TO BREAK YOUR HEART

実在するバンド、ウィルコの、アルバム製作風景をおったドキュメンタリー。
っていうか、実は見たことはありません。ただ、雑誌に紹介で付けられていた、「音楽という怪物と格闘する男たちのダークな冒険物語」というフレーズに、自分の場合は、たぶんこっちなんだろうな。と思った。メンバーとの不和、掲載拒否未遂。メールで感想?もらったことねぇよ(笑)

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※3 DOGTOWN & Z-BOYSDOGTOWN AND Z-BOYS

今度はスケボの映画です。おい、色眼鏡つけてんじゃねぇゾ。
いかなる分野でも、自称他称問わず、異端児ならば必見。反抗期の児童も必見。だ。

俺も大切なことはこの映画から学びました。ええ…!重力には逆らえるんです!
多分、この映画見てなかったら俺は自分のスタイルを誇らなかっただろう。それくらい重要。
っていうか男だったら(女でも)、こいつらみたいな成功の仕方したいって思うのは当然じゃなかろうか?

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※4 DOWNTOWN 81

みんなバスキアって知ってる?ユニクロでシャツ売ってるべ。
あの人…。これも未見ナリ。

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※5 24アワー・パーティ・ピープル24 HOUR PARTY PEOPLE

トニーには「イカレて大正解」ってことを教わりました。クラブの無い街たまプラーザでもなにか出来そうな気がして…。レーベル結成。

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※6 アンチェイン

自分史上、最高のドキュメンタリー。
ある一回も勝てずに引退したボクサーと、彼の仲間の、熱く痛く切ない人生。
見終わったあと、ふっと空が見たくなる。なんかそんな感じ…。


po