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Soul Pain Night CREW


「stay noir」の衝撃×10000!!!
これが「劇場版」に対するT.M.Pからの渾身のアンサーだ!

 
 12月20日に発売されたばかりの、スターチャイルドレーベルのアニメ映画3部作を収録したDVD「劇場版」のダブアルバムが発売される。

  無論、そのアルバムに収録されている内容は厳密には映画ではないし、アルバム自体はアンオフシャルなものである。
しかし、作品を手がけるのはmikaihoo。そして(言うまでもなく)T2Mレーベルからのドロップとくれば、もうその時点でそこらの2次創作を連想する輩は最早存在しないだろう。
「パロディ」や「カヴァー」とは対極。「ダブ」という言葉以外では表現することのできない代物が出来上がっている。
 今回メディア初露出となる実弟、今作のDJ兼フューチャリングMC、サムズサン(サムの下のネームは毎回変わるらしい)と供に彼らの地元T.M.P(たまプラ−ザ)にある喫茶店で話を聞いた。

mikaihoo(以下m)「スタイルでいうと、明確に「staynoir」のアップデート版だと思います。まぁ、今回(DVDが発売されての)アンサーですよね。俺にしかできない。掲示板で(滝汗爆)とか仲間とほざいてるだけの奴には絶対できない(笑)」

 生活音の上に重ねるように、『絶対運命黙示録』のフレーズがかかる言葉より明確に彼らの立ち位置を示したイントロから、沈黙を破壊する様なギザギザにカッテングされた激速のナンバーにのってmikaihooが激しく猛りまくる「adolescence」。「強くなったが夢失った そりゃ強さじゃねぇぜ操り人形」「お前と違う俺を誇る」そんな強靭な言葉を経て物語は始まる。(今回は3曲収録されているが、その全曲で「劇場版」には一言あるであろうあの人物がディスられている…)

m「オタク受けしなくていいってのは、もう考える以前の話だし、結果としてそうなってる」
サムザサン(以下s)「媚売ってないことが評価されるくらいじゃなきゃやってる意味ないし。そうじゃなかったりしたらさ、それが一番失礼じゃない」 

  「萌え」や「オタク」が持つファンタジーや共同体幻想を否定し、彼らは一個人としてネットと地元から作品や言葉を発し続けている。
 ヒップホップ、パンク、ロック、グラフィティ…数々のストリート・レベルアートからソウルペインが学んだものは私達の想像するよりはるかに根深い。彼らの前でありとあらゆるアニメーション作品は命を吹き込まれ、シリアスな現実を描写する画材となる。

 HMV渋谷店で開かれた「劇場版」発売記念イベントにも密かに駆けつけていたというmikaihoo。席上で「ウテナ」の幾原監督が「シスタープリンセス」を見た事や、「萌えもいいじゃない」と言及していたことについてはどう思ったのだろうか。

m「別に関係ないよ。むしろ当然だと思う。俺と向いてる方向が違うのは当たり前だよ。監督さんは3人とも、俺とは方向性みたいなもんが違うとは感じた。…そう、シスプリに関しては俺もサンプルする予定がある。作品を憎んでるわけじゃない。俺が憎んでるのは一部の、ぬるま湯と偽善だらけの言葉を吐き続けてるオタクとクソ評論家だけだよ」

s「いよいよキッズ達には俺たちが必要になってきたってことじゃねぇか?萌えってのを強調することがシリアスな問題に直面して、人を殺すしかないようなキッズ達をいい方向に持って行くとは思わないね。ごまかしやまやかしはもうごめんだぜ!!」

 
プロダクションは相変わらず、既存のものとはまったく異なっている。
「劇場版」の3作品を基にしてるとはいえ、「ウテナ」に関してはTV版の設定に準拠、更には繋がりの無い「飛べイサミ」や「マスターキートン」と言った作品もサンプリングしている。「staynoir」と同じく「KINTA」とのリンクも健在。
ぶっ飛んでるととるか、ふざけてると怒るか。冒涜と蔑むか、革新と称えるか。

 ちなみにクルー名に当てられている「soul pain night」とはmikaihooの敬愛する豊田利晃監督の映画のオールナイトショウからとったものである。豊田映画の主人公はいずれも「疎外者」だ。そしてこの「激情盤」の主人公、ヨシもまた疎外され、やがてその疎外の果てにあるものに向かってひた走っていく。
 原作より格段に重々しく、「押韻事務局」(現在閉鎖)にmikaihooが投稿したライムで描いていた感触と近い、日常の中の退廃と哀愁が漂い、全編を通し淡々とした暴力描写が続いていくが、ヨシの成長とラストシーンにはすがすがしさで胸が満たされる。
自分の受け取ったものを全力で返す、あるべき作品と作品の循環を成した快作だ。
文&インタビュー●無常(フリーライター)

NEW ALBUM
激情盤
Tribute 2 DJ Manson record
TributeXX  3200円(税抜)
発売予定無し

■あらすじ■
西暦2011年。
チェーンを手に、仲間に流されるまま暴力を振るうサンチャの不良、ヨシ。

ある日、彼の父親の経営するラーメン屋に黒づくめにマスクとマントをまとい、一人の少女をつれた男『立ち喰い師』が現れる。

一方その頃、新法を楯にその権限を強化した戦略自衛隊に拮抗すべく警視庁内に公安機動隊が発足。

公安機動隊の大滝秀二はその対立が、『ローゼンクロイツ』と『N.E.O』という二つの組織の代理戦争となる事を予見する。

やがて出会うはずの無かった男達が出会い、ぶつかりあう…。


初回封入得点としてステッカー。
更にアルバム『激情盤』をお買い上げの方に先着で、「Rhyme's High」12インチアナログが当たる応募ハガキをさしあげます。






LIVE INFO.
Soul Pain Night CREW X'mas Live『M-25』

12/25(木)@大井町AX
Free Live in FM SARUZ
2004年
1/3(土)@タマプラーザ駅徒歩30秒、FMSARUZ前
Soul Pain Night CREWの出番は13:00予定

江ノ島海音祭 インディーズブレスに出場決定!!









このページはフィクションです。「激情盤」のリリース予定及びライブイベントはありません。HMVレコード社とは無関係です。