相手がまだ学校前の子ども達という事で、内心ハラハラしながら始まったが、音楽は万国共通の言葉、年齢も関係なく楽しんでもらえたようだ。 小さな女の子の「涙が出ちゃう･･･」の殺し文句に、池間さんいたく感激（笑）していたようだ。 引き続き夜の部は、ライブハウス「笑店」に会場を移して、今度は大人用のジョイントライブ。 最近 池間さんは津久井さんのライブに参加する事が多く、ベースをサポートするだけではなく6月17日には、津久井さんの新ユニット「t2k」のライブでゲストとして出演して「美しい星」を歌ったりしていた。 30名ほどのお客さんの前で、絶妙なトークを交えながら、それぞれのアルバムからその全曲を披露した。 これが終ったあと、我々は札幌に入らなければならなかったので、それからが大変。 撤収作業のあと、挨拶もそこそこに、津久井さん、園長先生、笑店のみなさんとお別れして、道央自動車道で札幌に向かった。 「高速道路」っていうやつ、20数年ぶりだったのでチョッとびびった･･･ 池間さんが「代わろうか？」って言う言葉を振り切ったものの･･･内心ヒヤヒヤものだった（笑）。 やがて3時間ほどで、宿泊先の札幌駅前の東急ホテルに無事辿り着いた。 ただ2人共、全く食事をする暇がなかったので、札幌に入ったらファミレスでもと考えていたのだが、チャンスを逸してしまって結局ホテルの近くの「某ローソン」で弁当を買い、各自部屋で淋しく食事を取って、眠りについたのだった。 7月13日 朝、宿泊先の東急ホテル（西友に用意してもらった･･･本来なら我々はこんな所には到底泊まれない）のロビーで先に入っていた大坪さん、それに西友の担当者O氏らと合流する。 今日は北海道西友厚別店で、「音画物語」の特別イベントが開催される。 「美しい星」がCMイメージソングとして起用された事で、販促チーフマネジャーO氏が特別に札幌に乗り込んで企画したのだ。 特設のステージをセットし、大勢のスタッフの協力のもと、2回のステージが行われた。 会場には、たかちゃんのお母さんと親戚の方が花束を持ってかけつけてくれた。 saraは初対面だったので、丁重にご挨拶をした。 2回のステージで100名ほどの方々に見てもらう事が出来た。 西友店内ではいつも「美しい星」が流れているが、今日はいつもとはちょっと違った。 これが「環境優選」商品！ 西友GMのO氏、厚別店長と 北海道西友厚別店 店長さんがCDを2枚も買ってくださり、すぐそれを全館に流すという粋な計らいに、我々は感激してしまった。 特設会場という事もあって、大坪さんの写真を見ていただくには、あまり良い条件とは言えなかったけど、西友側スタッフのみなさんの力で、音と写真のコラボレーションを楽しんでいただけたのではと思っている。 この夜も東急ホテル泊。 7月14日 大坪、池間、saraは、たかちゃんの1周忌法要に出席するため、ホテルを引き払ってその会場に向かった。 ご家族親戚の方々も池間さんが来てくれた事を心から喜んでくれていた。 ただお父さんは、池間さんの顔を見てから、終始涙を流していたようだった。 ひまわりに囲まれた、たかちゃんの微笑んだ写真に我々は一礼した。 会場を後にし、新千歳空港に向かう途中の森の中に、たかちゃんのお墓がある。 また空が雨模様になって来た。 「いつもここに来ると雨なんだよなぁ」池間さんは小1時間、雨の中　たかちゃんに話し掛けていた。 ドシャブ降りの中、新千歳空港に到着。　池間さんを東京へ送り出す？？。 のち、大坪さんと食事、「saraさんと千歳空港をウロウロするとは思わなかった･･･」と彼は言う。 原宿でも、みんなにこんな事を言われた記憶がある。 saraが、どこに登場しても不思議らしい。 弟子屈以外の場所にいるって事が、不思議なのだそうだ。 実際　そうなんだから仕方がない。　やっと自由の身になれたんだ！！（ってチョッと違う？？）・・（笑）。 この日は、札幌で働いてる娘のところに泊まり、翌日札幌ドームを見物なんかして弟子屈に戻って来た。 帰ってからも、色々と細かい事を決めなければならなかった。 オーチャードグラスは無料コンサートなので、これは本気になって取り組まなければマスターに顔向けが出来なくなってしまう。 川湯温泉駅舎をお店にして、15周年という節目の記念イベント。 まどかちゃんのほうも、色々と計画が持ち上がってきた。 中学校での「トークあんどライブ」の他に、地元JA摩周湖で大々的に開催されるイベントでゲリラ・ライブ。 浜中町散布の子ども達も、これに合わせてライブを計画していた。 池間さんは東京に戻ってから、再び北海道入りするまでの間、まどかちゃんのCD制作にほとんどの時間を費やす事になった。