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アーカイブ(兎小屋の保存記録) 
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なんじゃ
もんじゃ


「なんじゃもんじゃ」
の木


2006年5月5日付けの朝日新聞にこの木が台東区の御徒町公園にあり花が咲いているとの記事を読んで、5月9日に出かけて見ました。
説明では「ヒトツバタゴ」モクセイ科の珍木とありましたが、先日この木を神宮外苑でも見かけたし、何より甲府の芦川村の鶯宿峠で過日足場が悪く見るチャンスを逃したので、この眼で確かめたかったからです。
たしか鶯宿峠にあった山梨県の説明では「リョウメンヒノキ」となっていたので、おかしいなと思ってインターネットで検索したら、その謎が解けました。
いわく、その地方では気候的に分布が珍しい、名前も分からないというような「巨木」を「なんじゃもんじゃ」と呼んだ。もとは「それはなんじゃ、なんと言うもんじゃ」からきたらしい。
要すればこう呼ばれている木の種類は全国に沢山在るらしく「ヒトツバタゴ」「クス」「タブ」「カゴ」「アブラチャン」「オガタマ」「ハルニレ」などが多いそうだ。
山梨県芦川村の「リョウメンヒノキ」はその他の分類だが、有名な植物学者牧野富太郎博士が昭和3年にヒノキの変種として命名した由で、山梨県指定の天然記念物(樹齢推定540年)にもなっているくらいだから、珍木中の珍木の筈で、これはいずれの日にかこの眼で確かめなければと言う課題が残った次第です。

四季の記録