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図書紹介ー2 |
「世界史の中の日本の近・現代史と歴史認識」
平成18年10月30日
図書刊行会
酒井忠夫 筑波大学名誉教授 著(論文)
昨今、高校生の世界史未履修が問題視されておりますが、年代の老若を問わず歴史についてはキチンと認識しておくべきと思われます。 この論文はアジアの中で我が国がどういう歴史を辿ったかを的確に記述してあります。そして今後どうあるべきかについても考えさせられます。
酒井先生は現在95歳、終戦当時上海に在勤しておられ、終戦時の現地事情を詳しくご存知のいわば歴史の証人の一人であります。酒井先生は安倍首相にも読んで貰いたいと官邸にも論文送られたそうです。要すれば出来るだけ多くの方々に読んで頂きたいとのことです。
ご興味のある方はコピーをお届け出来ますので、「目黒の兎」までその旨ご連絡頂ければ幸いです。
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「東洋の理想」 岡倉天心著
天心は日本などの東洋の文化や美術を英語で世界に紹介した人でもあり、この本は西洋の先進文明が怒涛のように我が国に押しよせてきた明治近代黎明期に、当時の知性の代表者のひとり岡倉天心は敢然と東洋の素晴らしさを主張した。有名な「アジアは一つ」の文章から起こし、インドに発する仏教、中国における儒教等に言及しながら、それらの宗教がいかに日本の美術と融合し発展し新たな伝統文化を生成したかを論じる。「我々歴史の中に我々の新生の泉がある」とする本著は日本文化の本質を再認識させる名著である。(野間佐和子著:講談社発行裏表紙より)
内容は藝術愛好家必読の書と思われますが、明治時代にこの本を英文で著述した天心はまさに偉人と感じた次第です。 |
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カミーノ デ フロール 〜花の道〜
平成8年6月22日 第1刷発行
川島 正仁著
自分流文庫(株式会社表現技術センター出版部)
終戦直後の中国から引き上げ家族の一員として千葉県の稲毛に帰国、その後縁あって練馬区小竹町の力行会の世話でアルゼンチンに移住、農業(花の栽培)に従事、一旦日本に帰国後に外務省の外郭団体の国際交流サービス協会の試験に合格、在メキシコ日本大使館に勤務に転身。一旦日本に帰国後再び旅行エージェントの一員としてメキシコに移住。最終的に日本に帰国後には身に着けたスペイン語を生かして成田で貨物の通関業に従事し、今日に至る。
表題の著書は半世紀の自分史を纏めたもので、Webサイト上でもダイジェスト版を読むことが出来る。
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