本人やまして親が息子自慢をするのは気が引けるでしょうから、叔父の私から甥の光彦の回文まんがの本をご紹介します。
回文と言うのはご存知の通り上から読んでも下から読んでも同じ文章になるもので、ごく簡単なトマトやシンブンシのような単語から川柳のように長い文章まで、人に言われて初めて気付くのが大半です。回文を作るにもルールがあるらしいのですが、結構頭の回転が良くないと出来ないと思われます。漫画も回文に合わせて結構上手に描けています。仕事も忙しい筈なのに一体いつのまに回文を考えるのでしょうか。文字通りご笑覧賜れば幸いです。
一冊目(上の写真)は2001年に新風舎という出版社のコンテストで第14回の出版大賞を獲得して出版したもの。
2冊目(右の写真)は2003年に自費出版したもの。
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【出涸らしに 求める駄菓子 噛む夫婦 昔語る目 共に白髪で】
(でがらしにもとめるだがしかむふうふむかしがだるめともにしらがで)
〜逆からも読んでみて下さい〜
この回文(短歌)は私の甥が2005年3月に「日本ことば遊び・回文コンテスト」(於:仙台市作並温泉)で最優秀賞を得たものです。回文は逆から読んでも同じ読み方になる文章ですが、短歌となると作るのが相当難しいようです。
【岸の皆草 萌ゆる春 朝夕深む樹 繁る夏 荻有る野道 実る秋 乙なる景色 迎ふ冬 差有る張る湯も作並の四季】
(きしのみなくさもゆるはるあさゆふふかむきしげるなつおぎあるのみちみのるあきおつなるけしきむかふふゆさあるはるゆもさくなみのしき)
〜逆からも読んでみて下さい〜
この回文は同じく私の甥が2004年3月「日本ことば遊び・回文コンテスト」(於:仙台市作並温泉)で作並温泉賞に選ばれたものです。
春夏秋冬まで織り込んで作並を詠んでいますので、作並温泉の活性化を目指している地元の温泉組合の関係者には大うけだったのではないでしょうか。
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