◆ 「調査の信頼性」 は、どのような人たちが関与したかで決まる! ◆
会合で参加者たちに 「あなたは調査を信用しますか?」 という質問を、時々行っています。 その結果は、「信用する」 と 「信用しない」 がそれぞれ2割くらいで、残りの6割くらいが
「なんとも言えない」 になります。
残念ながら、現状では、どの見方も正しいと言えるでしょう。 その理由は、それぞれの調査にどのような人たちがかかわったかで、その調査の信頼性が変わるからです。
各担当者の「適性」と「責任感」の問題!
「調査の信頼性」 は、ひとつの調査にかかわる受注者(調査会社)側の各担当者の意識・責任感・注意力の強弱、そして、発注者(クライアント)側の調査担当者の見識・責任感によって決まります。
また、調査が正しく実施されたとしても、その調査結果を利用する発注者側の関係者に恣意的な解釈や使い方があると、周囲の人たちに「調査」自体に不信感を与える原因となります。
ここでの担当者や関係者とは、次のような人たちです。
<受注者側>
・ 調査設計 / 調査票作成の担当者とその上司
・ 実査担当者とその上司
・ 調査員 / (座談会での) 司会者
・ (会場調査 / 座談会での) 調査対象者のリクルーター
・ 集計担当者とその上司
・ 分析 / 報告書作成の担当者とその上司
<発注者側>
・ 調査担当者とその上司
・ ブランド担当者とその上司
・ 経営幹部(マーケティングディレクター、事業本部長、社長)
|