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PROJECT KINTA
誰もがこう思っているだろう。このサイトは一体…?
しかし、その答えを用意する事はできない。
人間を型にはめようとすれば、かならずそこから零れてしまう様に。
いかなる定義付けも、結局は意味を成さないのである。
これはアニメの2次創作にロックを見出し、ネットにゲットーを感じる男と創作を巡る記録だ。
いや、全部嘘かもしれない。
そしてこれからもそれは砂の器の様に自在に姿を変えていく…。


序章〜まずは、スゲーの一声から…〜

(ナレーション:小石川セツコ)

とかくこの世は生きにくいものでございます…。
出る杭は打たれるのが定め。
世間様が「萌え」といったら「萌え」「渡辺徹」と言ったら「渡辺徹」と返すのが暗黙の了解なのであります…。
しかしやはり人として生まれたからには、おいそれと首を縦に振らない、不良に憧れるものでございます。
ジェームスディーン、トオル、チャックウィルソン、チャックウィルソン(2度目)
そんな自分の本能にしかYESといわない男、mikaihoo(未開封)さんが経営するHPが「PROJECT KINTA」でございます(今見てるでしょ)

その歴史〜破軍星篇〜

未開封さんは口伝によれば1982年に東京でお生まれになりました。(くわしくは著書「tribute of t2m」にて)
その後横浜に移り住み、今もそこで生活してるそうでございます。
ちなみに血液型はO、動物占いは小鹿。
座右の銘は「お前ゴボウ?」「オレたちはエロ本によって守られてる。それは解ってる。ため息で塗り替えられる週末の予定」だそうでございます。

ちなみに女性にはモテるが、テディベア以上の関係になったことはない。そうでございます。
また、最近お母様からウォッシュレットが欲しいかどうか訊かれたそうでございます。

その歴史2〜黎明篇〜

小学生の頃、未開封さんは他の子供と同じく、ファミコンと人ン家で飲むジュースが大好きな子でいらっしゃったそうです。
でも親が困るからビックリマンシールを冷蔵庫に貼りたがるようなことはしなかった、手のかからないお子様であられたようでございます。
しかし、当時より後につながる異能性と不良性の片鱗はすでに見られていました。
野球とピアノの才能を認められながら、その道をかなぐり捨ててまで日曜日のTV番組を見る程のTV好き。
その頃から、好きな番組をミックスさせたお話を考えてはノートに書いていたそうでございます…。

当時の(やはり帰りの会が嫌いな)未開封さんについて、小学校時代の友人I氏は「あの頃から権力に挑んでは空回っていた」とおっしゃいます。

しかし、そんな彼の才能を認める人物に未開封氏はお会いになります。
現在、彼のレーベルメイトでもあるchamu氏その人でございます。

意気投合した2人は自分たちでサイコロで遊ぶゲームを作ったりしたそうです。
それが後の「KINTA」の世界観の原型になったそうでございます…。


その歴史3〜タイコ橋の下で…篇〜
(よっ!こっからはオレ、高嶋六平太が紹介してやるぜ!たっぷり可愛がってやっからよぉ〜!!)

地元の中学に進んだ未開封。
しかしいちごミルクを飲んでは失敗、トランクス派への転向を夢見ては失敗の空回りばかり…(ガッカリだぜ!)
そんな中、日本ではアニメ「エヴァンゲリオン」が社会現象に。すごかったよな、アレ…。

既にアニメを「サンプリングする」と言う概念を編み出していた未開封は、「エヴァンゲリオン」や「スレイヤーズ」をサンプリングしKINTAの原型となった作品(といっても、未開封の口頭で語られるに留まったその物語は、媒体として残っていない…)「金太異界犯科帖」シリーズを作り、そのシリアスでハードな創作哲学を完成させたそうだ。(コヤツ…オレの若い頃にそっくりだぜ!!)
ちなみに綾波レイとアスカ。どっちが好き?っていう質問には「尾崎にも同じことが聴けるか?」だとよ。
まったくおしゃれじゃねぇよな〜〜。(けど、カッコイイよなそういうのって…)


(特別ゲスト:森山周一郎)
しかし、この片田舎の中学生が編み出したアートフォームは、ネットが無ければただのノートの隅に書かれた妄想で終わる一夜の夢…。
90年代に入り、刺激され続けてきた細胞が急激な進化を遂げた。

その歴史4〜Rock!Rock!Rock!篇〜

(えー?今の大人誰…?)あーヒゲさん、ヒゲさんの本名って裕次郎?オレは六平太。どうぞよろしく。(ガチャーン)
あっ、ケツ見ますか?けっこうキレイって評判で……え?そんなことより未開封はその後どうなったかって?
(チェッ…ケチ)あくまでも創作目的でインターネットをはじめた未開封。つっても未開封はここでもパッとしねぇんだよなぁ…。ちょうど当時は侍魂とか、そういうサイトが流行ってた時期。今のネットの原型が生まれつつあった時代だな(ブッー←屁)
そんな世の中の流れになんか違う(わかるぜその気持ち!)そう思いながら、未開封はchamuの薦めで小説を書き出したんだな〜。なんかイイよな…そういうのって。

その歴史5〜I have a dream篇〜


(とれ〜とれ〜ピチピチカニ料理〜〜〜♪わしや。浪花のモーツアルトこと、キダ・タローや。なんや、イキのええ若いもんが関東にはおるそうやないけ。わしの若い頃、藤岡君達とバンドやっとった時を思い出すなぁ…一丁、わしがこの子の紹介をしたろやないけ)

この未開封ちゅう若者は、決して貧しい家庭の子やないが性格のせいで随分と苦労しとるようやな。
「自分のありのままの気持ちを出せれば、と思ってます」とはナイトスクープの現所長、西田君の言葉やけども。それを出しすぎるんやな。陰口ばっかのインターネットや今の日本では辛い性格やろうて。ネットを始めてすぐ、極楽トンボ状態やった時も、独学で今のHPを作った後も色々トラぶったりしとるみたいやなぁ。今流行のヒップホップぽくいうと、ビーフがたえんちゅうことやね。
まぁ、わしも色々あったしなぁ。こういう稼業にそういう話はつきもんやろ。この子アマチュアやけど。

しかし、わしらの頃とつぐづく時代が変ったと関心させられるんは、今あるもんが気に喰わんかったら、レコード会社、レーベルを気軽に作れてしまうことやな。
まだあきないにはなっとらんようけども、自分の作品より多くの人間に伝えたいちゅう気持ちは買たるで!

ちゅうわけで、「谷山ゲームスクール」。わしもお勧めでっせー。2次創作で「生きる」ちゅう事を表現したハードコアな作品です。ええ勉強させてもらいました。ナイトスクープでも今度とりあげさせてもらいます(そう言って早3年……)


概要。

横浜最北東部に位置する町、たまプラーザ。
mikaihooはこの町の住人である。

1999年、「KINTA serial number 0-R」のボム以降、
TVアニメ「Noir」を扱った2nd「Stay Noir」。
「エンジェリックレイヤー」、「あずまんが大王」といった複数のTVアニメを大胆にサンプルし、
世の2次創作への固定観念を完全破壊した空前のストリート・ダヴ・シット「谷山ゲームスクール」といった作品をネット上及び同人誌(現在入手困難。)にボム。

それらの作品の展示及び、自身と仲間の創作活動の為にネット上に架空のレーベル会社、「Tribute 2 DJ Manson record」を設立する。

たまプラーザという町の優雅さより、殺伐とした面を背負ったようなささくれ立った言葉とアートワーク。
それまでのファン活動や批評活動の一環。もしくはポルノグラフィとしての2次創作とはかけ離れた、完成度と独自性をもった作品群。
その根底にヒップホップの影響を受けたそれらは、日本のアニメ文化を支えてきたオタク文化が欠落させていた「重要ななにか」を尽く思い出させるものであった。

やがてネットライムという未開封自身の声を伝える武器を得た時、それらはネットの方向性と対をなすものとなっていく…。

次の反抗声明を待て。




もっと詳しく PJk T2Mリコ−ド mikaihooについて知りたい方に…
 
「tribute of T2M」

かって、ここまで生々しく自らを語った著書があっただろうか…。
極限の熱量を持ってネット、オタク文化というSSを書くものにとっては「親」
とも呼ぶべきものを、あえて「親殺し」しようとした男。
その友人。敵。理解と誤解…。
ネットはすでに真の意味でクリエィティブな場所ではなくなってしまった。
アニメは「萌え」に殺された。
だが、未開封は此処にいる……。