バサバサ…!
焼け落ちた車が、路肩に放置されていた。
どこから流れてきた、沢山の紙が、『彼女』の足元を吹き抜けていった。
黒髪の少年の手を握りながら…『彼女』は、無人の通りを進んでいた。
その後方でブラウンの髪の少女は、先程から、左右を見回しながら歩いている。
自分達の左右を囲うシャッターの閉まった建物からは、人の気配はしない。
バサバサ…ッ
肩に、ぼろ布の一部を巻かれた少年が『彼女』から手を外す。
「次…、あたしっ!」
ブラウンの少女の背後を歩いていた、赤毛の少女がそれを目ざとく見つけ、前に出てくる。
「ずるい!」
彼女を、ひと回り小さくした様な感じの、もう一人の赤毛の少女が横から口を挟んだ。
「何よっ!」
その言葉に反応し、背の高い方の赤毛は声を荒げた。
「…!」
大声を挙げた彼女を、背の小さい赤毛は、汚れた膨れっ面で睨んだ。
二人がいがみ合う様を…金髪の少女が、やつれた瞳にうつす。
「やめて…!」
二人の間に割って入ったのは、ぼろ布をまとったブラウンの髪の少女だった。
赤毛の少女達は、一瞬眉を潜めたが…前の方を見て表情を一変させる。
『彼女』が振り向き、自分達を青い瞳でじっと見ていたのである。
「「……」」
気まずそうに下を向く二人の向こうで、金髪の少女がぼんやり『彼女』を見ている事に、ブラウンの髪の少女は気づいた。
だが、彼女は自分が見られていることに気づくと、気まずそうに下を向いた。
「……」
ブラウンの髪の少女は、彼女に駆け寄る。
ブラウンの髪の少女が、その手を取ると、彼女は目を丸くした。
「あ…っ」
そのまま、彼女は手を引っ張られ…長い髪をした『彼女』に近づいていく。
数秒後…。
白い手が、その小さな手を握り締めていた。
「……」
金髪の少女は、『彼女』を見上げる。
『彼女』は、少女に歩幅を合わせてくれた…。
「っ…」
唐突に。
金髪の少女は下を向いた。
涙が、そこから地面にこぼれていく。
少女が泣くのを見て、『彼女』は思わず歩みを止めた…。
「うっ…!うっ…!」
少女の泣き声が伝播したように…。
赤毛の少女達も、横に居た少年も下をむいた…。
「泣かないで…」
両手で、少女の手を包みながら、そう『彼女』はつぶやく様に言った。
だが、彼女は目をこすり、尚も泣き続ける。
「ボクは…君達を置いていかないよ」
青い瞳を細め…『彼女』は言い聞かせるように言う。
「ほんとう…?」
顔を抑えたまま、金髪の少女が尋ねる。
「ママも…パパも…お兄ちゃんも私をおいていちゃったのに…」
腕がはずれ、くしゃくしゃになった少女の顔が露になる。
「本当だよ」
ひざまづき、その少女の顔を見て言う。
「誰も…」
『彼女』は、赤毛の少女達や、怪我をした少年…そしてブラウンの髪の少女、一人一人の顔を見て言った。
「…もう、誰も置いていかない」
その声の力強い響きに…。下を向いていた皆の表情が、明るくなった。
灰色のビルの間から見える空を見て、『彼女』は立ち上がる。
ブラウンの髪の少女は、真っ先にそれに続いた。
白い腕に…ぼろ布を被った少女は掴まっていた。
紫の瞳が、上を向く。
自分を見る青い瞳と目が合った。
「…誰かを探しているの…?」
少女はそう聞いてみた。
「どうして、そう思うの…?」
『彼女』は見つめながら聞き返す。
「…なんとなく」
二対の裸足の横を、白い紙が吹き飛んでいく。
「……ボクの…一部みたいなものさ」
ふっと、吐き出すように出た言葉に。
紫の瞳が…瞬く。
「上手く言えないけど…その人がいないと…ボクはずっと何かが足りないんだ…」
そう言いながら、『彼女』は前を向く…。
「二人で一つ…って事…?」
少女が尋ねる。
「そうかも…知れないね…」
少女も前を向いた。
その前方に、円形の広場があった。
プロプロ…ッ!
「……?」
そこに、奇妙な物が浮いている事に二人は気づいた。
ローターで回る羽を持った、黒尽くめの鉄塊。
その底の部分に付いた、黒い筒が動き…銃口が『彼女達』の方を向いた。
その時…少女の体が強く引き寄せられた。
ヘリに背を向け、少女の盾になる形なりながら、『彼女』は手を伸ばして叫ぶ。
『彼女』の視線の先で…こちらを向いて、戸惑った表情で立ち尽くす四人の子供達が居た。
ババババババッ!!!
耳をつんざくような、鋭い音と供に、辺り内に砂煙が巻き起こった。
ドズッ!ドズッ!
『彼女』の背中に…火花が巻き起こる。
「あぁぁぁッ!!」
『彼女』の腹部に守られながら…少女は苦悶の声を聞いた。
ドズゥゥゥ!!
火花を伴う砂煙は『彼女』の体を通り越し…一直線にその先。
立ち尽くした四人の子供達へ迫る。
金髪の少女の、呆然とした瞳が、最期に『彼女』の目に焼きついた…。
ズザザザザ…ッ!
「どうして…」
ザザザザ……。
周囲の状況が掴めないまま…少女は『彼女』の胸の中でその小さな声を聞く。
だが、次の瞬間その声は轟音にかき消された。
ブロロロロッ…。
砂煙を巻き上げながら、ヘリは上昇していく。
ヒュゥゥゥ!!
薬莢と硝煙を空中に撒き散らしながら、機銃を掃射し続ける黒い機体から、まっすぐに飛んでくるものがあった。
高速で飛んでくる円筒状の物体は彼女のすぐ側に落ち。
『彼女』に少女はこの上なく強く体を抱きとめられる。
程なくして、閃光が視界を潰す。
視界の中で、目の前で倒れていた人影が消えていくのを…『彼女』は目に焼きつけた。
ゴォォォォォ!
次の瞬間…。
左右の建物より高い黒煙が吹き上がるのが、ヘリのコックピットから見えた。
黒いヘリは…煙の回りを旋回する。
黒煙の中心がやがて晴れていく…。
周囲を火の粉に包まれながらも…そこには、確かに人影があった…。
自分が立っている地面が広がるように煤け、周囲が焦げ臭い匂いと熱に包まれているのに、少女は気づいた。
少女は、正面を見る。
『彼女』はその服をほとんど消し炭に変えながらも…その白い肉体には焦げ目一つ負っていなかった。
「どうして…」
『彼女』は、少女を抱いたまま、後方を向く。
青い瞳が再び鋭くなっていた。
その先で、黒い機体が煙を避けるようにしながら、自分達をマークしていた。
「…救えないんだ」
少女の耳に、微かに低くなった『彼女』の声が聞こえた。
「どうして…」
ブロロロロロッ……。
吹き荒れる突風が、消し炭になった『彼女』の服を、宙に散らしていく。
露になった、白い背中が少女を庇うように立ちふさがり。
青い瞳が、黒いヘリの丸い前面と対峙していた。
「殺すんだ…ッ!」
眉間を険しく隆起させ。
『彼女』が叫ぶ。
ギチンッ。
無機質な音と供に、機銃がそちらに向く。
ノズルスパークと供に、金色の薬莢が宙に舞う。
「……!!」
少女は、至近距離から吹き荒む風を、細い素足で必死に耐えながら…。
目の前で、『彼女』が白い拳を突き出すのを見た。
キィン!キィン!キィン!
凄まじい反動と共に、黄色い火花が散っていく。
少女の、紫の瞳の中で。
白い、握り締められた拳の形が弾丸で変形してく。
チィン…!チィン…!
弾丸が、弾丸を弾く音が火花と共にした。
カンッ…カンッ
『彼女』の足元に、先の潰れた弾丸が、次々と転がっていく。
カタカタ…ッ。
機銃が空回りを始めた。
黒いヘリは再び上昇しようと、機体を持ち上げる。
白い半裸の体が膝を曲げ、黄色く、歪に膨らんだ拳を地に叩きつける。
――――愛が人を殺すなら。
ゴオォン!!!
『彼女』の眼前でレンガが細かく砕けた。
砕けた破片が、宙高く飛ぶ黒い腹に向かって飛んでいく。
硬い衝突音が、数回上がり…丸いヘリのフォルムに火花が上がる・。
破片を巻き上げ、高速で回るプロペラを見上げながら…。
ブラウンの髪の少女は息を呑んだ。
「おおおおおおおおおおおお!!!!!」
頬の筋肉が強張り、『彼女』は胸から口へ、轟音を吐き出す。
ズンッッ…!!!さらに巨大な破片が、噴きあがる。
『彼女』の腰まで伸びた長い髪が、瓦礫とともに宙へと舞う。
白い手が地に埋まった、円形の鉄のパイプ…水道管をつかむ。
少女の紫の目が、見ていた。
ズオオオオオン!!!!!
砂煙が柱の様に巻き起こり、それが一列に噴水へと向かって起きていく。
ォォォ…。
「!!」
メットに付いた黒いゴーグルに、柱が映る。
銀色の操縦桿をグローブに覆われた手が引く…。
ゴォン!!!
機体の尾翼を、歪な鉄の固まりが貫いていた。
太陽の光を受け、レンガ片が絡まった黒く、所々で屈折しながら宙に伸びた水道管が輝く。
ギィィィン!!!!
尾翼を失ったヘリのプロペラと水道管がオレンジの火花を散らす。
黒い機体が大きく傾き…少女の頭上を通り過ぎてく。
やがて、その機体は横倒しになり…。
灰色にすすけた建物の屋上に落ち、破片を撒き散らした後…。
ドォォォォ!!!
炎と煙が上がった。
――――憎しみが人を救いもするだろう…。
ォォォォォォ…。
からん…っ。
乾いた音を聞き。上がる炎を見ていた少女が背後を向く…。
長い髪が、剥き出しになった白い乳房を覆っていた。
広場にあった、水の出ない噴水を背に、その細く白い体に無数の傷を負った処女(おとめ)…。
握られた、その膨らんだ拳から、金色の弾丸が抜け落ちていく。
その表情はより強張り、眉間を険しくし、毅然としたものになっていた。
裸足で、少女は『彼女』に駆け寄る。
「どうして…なんだろう…」
息を小さく切らしながら、『彼女』は言う。
「どうして、こんな事をするんだろう…」
『彼女』の向こうで、空に向かって黒煙が突き上げている。
『彼女』は怯えたように紫の瞳でこちらを見ている少女の後ろ、黒く焦げた地面を見る。
そこには黒い…無数の塊が落ちていた。
『彼女』は、立ち尽くしている少女を片腕で抱き寄せた。
「…早く、ここから逃げて…」
白い躯に抱かれた少女は、その言葉にはっとした表情を浮かべた。
「おいていかないって…言ってたじゃない…」
今にも泣き出しそうな声を出し、ブラウンの髪に覆われた頭が白い体に埋められる。
「ここにいちゃいけいない…」
少女の頭を撫でながら…言い聞かせるように、『彼女』は言った。
少女は体を震わせていた。その瞳から…小さな涙がこぼれはじめた。
『彼女』は少女の、泥と煙に汚れた頬に顔を近づけ…その唇で、涙を拭った。
少女はその時甘い匂いを嗅いだ。
「……」
花の匂い…。
紫の瞳が、瞬く。
「…逃げるんだ」
『彼女』は、少女の体を自分から離し、そう言い聞かせるように再び言った。
まるで、その言葉に操られるかのように…ぼろ布を着た少女は『彼女』から背を向ける。
「ごめんね…守ってあげられなくて…」
地を蹴り、走り去っていく、ぼろ布に包まれた体を見ながら…『彼女』は俯きながらそうつぶやいた。
ロロロ…ッ。
『彼女』の髪を、風と乾いた音が揺らした。
仁王立ちになった、『彼女』の頭上に。
編隊を組んだ、黒いヘリが飛んでいた。
ブロロロッ…。
機体の両脇から、白い都市迷彩の服と、黒いヘッドプロテクターを着込んだ兵士達が地上を臨んでいた。
ォォォォ…!
「…『世界』を」
『彼女』の青い瞳が、それらを睨む。
ヘリから、地上に向かってワイヤーが投げられ…兵士達が次々と降下していく。
―――革命する力を…!!
――――あの業苦の中で。
裸足のまま、少女は路地を走っていった。
―――私は確かに見ました。
無人の建物の向こうから轟音が聞こえた。
少女振り向いた先で、巨大な火柱が上がっていた。
地面に転がった、歪んだプロペラを燃やすその火柱を背に…。
――神に仕える身でありながら…。
肌を火の粉で染めながら、炎の前に立つ、長い髪の女…。
その手には、一振りの洋剣が握られていた。
―――弱き者・虐げられた者の為に剣を取った処女…。
その頭部に目掛け、炎の中から飛び出し、ナイフを振るう兵士。
身を翻しながら、『彼女』は歯を食いしばりその胴を突いた。
血が、周囲に散る。
―――漆黒の黒い手…。
ゴォォォォ…。
勢いを増した火柱の中から、円筒状のミサイルが現れた。
『彼女』の傍らで、それは砕け散り。
爆風が続いた。
少女は手で顔を伏せ、風から身を守る。
ォォォォ…!
黒い煙が、瓦礫を青い空に巻き上げていった…。
「…あっ…」
少女は顔を上げる…同時にフードが外れた。
黒く焦げた建物が、彼女を見下ろしていた。
「……」
赤い…花。
その焼けた壁面…コンクリートを突き破って、緑色の蔦が生えていた。
「!」
少女は、正面を向く。
…広場は周りの建物や、床から突き出た無数に枝分かれした蔦に覆われていた。
蔦たちの上で、転がった黒い残骸がまだ燃え続けている。
地に突き刺さった、曲がったプロペラに蔦がぐるぐるに絡み付いていた。
その前を裸足の少女が横切る。
こげた地面の上、蔦でできた緑の床を踏みながら、彼女は周囲を見渡した。
窓が割れ、横倒しになった黒いヘリの壁面。
その周囲に転がった、体を炭化させた兵士達の腕や足…。
蔦がはり、巻きついていた。
「……」
うつろな瞳が…見開いた。
彼女の足元…蔦についた赤いつぼみが…一斉に膨らんだ。
自身を持ち上げ…都市迷彩に覆われた腕の上でつぼみが直立する。
そのまま開き…黒い装甲が赤い花びらで彩られた。
黒いビルの壁面でつぼみが一斉に開く。
緑のつたと赤い、無数の花が…広間の一角を覆い尽くした。
つたを裸足で踏みしめ…。
少女は蔦と花で覆われた機関銃の横に立ち尽くしていた。
ザッ。
その時、足音を聞き、彼女は後ろへ振り向いた。
緑の床の上から起き上がり…服のそこら内に焦げ目を作り、顔の半分が焼きただれた兵士が、少女に向かって歩みを進めていた。
ジャリッ…
赤い花を踏み潰し、しっかりとしない足取りで迫ってくる彼の手に…黒いオートマチックのピストルがあった。
少女の紫の瞳が横を見た。
黒い火傷を負い、蔦に縛られた兵士の手の中に、前から迫ってくる男と同じピストルが握られていた。
少女は…動揺すらせずに身を屈めた。
パ―――ンッ!!
鋭い音と共に、男は銃を突き出したまま後ろへ倒れる。
ガタッ!
反動で銃を落とし、後ろにあった蔦が十字型に絡んだヘリのドアの残骸に背を当てながら…。
少女は起き上がる。
横にあった、拳大の大きさの瓦礫を掴みながら。
死体を跨ぎ、地面の上に倒れた男に近づき、その横に立つ。
そのか細い腕が振り上げられた…。
ガァン…!
鈍い音。
赤い液体が点々と、少女の頬とぼろ布にかかる。
ガァン…!
赤い花と細い蔦に、赤い斑点がかかった。
更に少女は振り上げ、垂直に下ろす。
血の着いた瓦礫を持ち上げようとしながら…紫の瞳がその首元を見た。
血に染まった襟の合間から…銀色のネームプレイに混じって円形のロケットがぶら下げられていた。
血に染まり、真ん中から開いたその中に。
少女と同じ年頃の娘の肩を抱いた、二人の男女の写真があった。
「……」
…赤くなった瓦礫を宙に持ち上げたまま、少女は動きを止める。
虚ろな瞳が…じっと兵士の顔を見た…。
…ガァン!
花。
蔦に覆われた、焼け焦げたビル。
再び…その手が落とされる。
瓦礫が、そのか細い手から落ちる。
黒い、半回転式の拳銃が代わりにか細い手に握られた。
か細かった手は、しなやかになり…。
拳銃の引き金を引いた。
パァン!
閃光が、その顔を照らす。
優しげな紫の瞳と、後ろで編まれた長いブラウンの髪…。
背の高い、若い女の手から拳銃が落ちる…。
彼女は、次に暗闇の中でそっと手を組み、膝をついた…。
彼女は目の前で組んでいた手を解き、顔を上げた。
礼拝堂の天井にある、薄い色のステンドグラスから星の光が入ってきていた。
白と紫の衣をまとった彼女の前に、闇の中、蝋燭の光で赤く浮かび上がった台座があった。
彼女は立ち上がり、そこに重ねて飾られた二本の剣に触れる。
光を放つその刀身を見ながら…。
――次は、私が花を咲かす…。
紫の瞳が細められる…。
―――悲しみに満ちた地上を照らす、漆黒の大輪を…。
彼女は、自らに手の平を向ける。
黒い血に染まった手の上に生える…緑の蔓の先についたつぼみから微かに見える、赤と、白…紫の三輪の花…。
彼女は瞬きをし、自らの手のひらを握り締める。
どこか、紫の瞳が疲れた色を見せ…彼女は台座に寄りかかった。
「もう…大丈夫」
長い指で台座の中の剣を触りながら、彼女は誰にでもなく言った。
「大丈夫よ…」
暗闇の中に、その言い聞かせるような優しげな声が反響する…。
台座に頭を寄せ…彼女は目を閉じた…。
白い、輪郭の薄い手が…そのブラウンの髪を撫でる。
台座の前で…彼女はぼろ布を着た、幼い頃の姿に戻っていた。
彼女は汚れた顔を上げる…。
そこには青い瞳をした、若い少女が座っていた。
『彼女』は、優しく少女に笑いかける…。
見上げる紫の瞳に…。
小さな涙と、満面の笑みが浮かぶ。
蝋燭の火が、揺らめいて消えた。
口元に笑みを浮かべ…。
そのブラウン髪の女は、二対の剣を飾った台座に寄りかかったまま、眠っていた。
『大丈夫…私が貴女に代わります…。貴女に代わり…私が最も許されざる罪を背負いましょう…』
『貴女が…私をそうして救ってくれたように…』
――喰い、千切れ!!
to be continued…NOIR..
in KINTA!!