週刊ドラフト会議 '16

週刊ドラフト会議 '16


上位指名候補の顔ぶれ ( 10/ 9 更新)

1位指名 有力候補
投手 寺島 成輝 183・85 左左 履正社高 150km、制球力あり、クレバーな投球術
投手 今井 達也 180・72 右右 作新学院高 152km、多彩な変化球、制球力あり、伸び代の大きい好素材
投手 田中 正義 186・89 右右 創価大 156km、威力のある直球、即戦力評価、右肩関節炎症から復活
投手 佐々木 千隼 181・83 右右 桜美林大 153km、スリークォーター、スライダーが武器
1位指名の可能性あり
投手 藤平 尚真 185・83 右右 横浜高 152km、威力のあるストレートが武器、即戦力評価も
投手 柳 裕也 180・83 右右 明治大 制球力あり、安定感が高評価、中日の一位候補との報道も
投手 山岡 泰輔 172・66 右左 東京ガス 152km、多彩な変化球、制球力あり、即戦力評価も
上位指名の可能性あり
投手 高橋 昂也 181・83 左左 花咲徳栄高 152km、多彩な変化球、制球力あり
投手 堀 瑞輝 177・72 左左 広島新庄高 148km、スリークォーター、スライダーが武器
投手 古谷 優人 176・76 左左 江陵高 154km、2種類のスライダーが武器、道大会・準々決勝で20奪三振
投手 浜口 遥大 173・80 左左 神奈川大 151km、止まるチェンジアップが武器、スタミナも魅力
内野 吉川 尚輝 177・76 右左 中京学院大 遊撃手、俊足・強肩、守備は即戦力、打撃センスも高評価
内野 京田 陽太 184・83 右左 日本大 遊撃手、強肩・俊足が魅力、守備は即戦力、課題は打撃
外野 鈴木 将平 174・75 左左 静岡高 打撃センスが高評価、広い守備範囲、走塁はトップレベル


例年以上に慎重な駆け引きが ( 10/ 2 更新)

ドラフト会議が開催される10月20日が近づいてきました。 メディアの指名予想も現実的な候補者に収束されてきましたので、各球団の動向をまとめてみます。 今年のドラフト会議の上位指名候補は投手のみであり、野手に有力選手が見当たりません。 各球団は大学生・社会人の即戦力か、高校生の将来性か、厳しい選択を迫られています。

即戦力指名と噂されているのは6球団。
ヤクルト佐々木千隼投手(桜美林大)。 投手陣の不調が昨年の1位から5位に沈んだ大きな理由であり、先発投手の補強が最優先となる為、佐々木投手の指名は確度の高いものといえそうです。

阪神は田中正義投手(創価大)から、最終学年で評価がうなぎ上りとなっている佐々木千隼投手(桜美林大)に指名を変更したようです。 但し、メディアにより田中投手と佐々木投手の指名予想が分かれていますので、ドラフト会議当日まで不透明な状態が続くかもしれません。

お家騒動が続く中日柳裕也投手(明治大)が本命視されています。 しかし、落合博満GMの柳投手指名方針に対し、スカウト陣が高校生指名を主張し、もはや恒例となったGMと現場のバトルが繰り広げられているとの報道もありますので、こちらも当日まで二転三転する可能性があります。

日本ハム楽天田中正義投手(創価大)指名が確実とみられています。

広島は社会人の山岡泰輔投手(東京ガス)と大学生投手に候補者を絞り込んだ様子。

将来性を買った高校生指名と噂されるのは2球団。
横浜ロッテが高校生に絞ったようですが、指名候補は藤平尚真投手(横浜)、寺島成輝投手(履正社)、高橋昂也投手(花咲徳栄)、今井達也投手(作新学院)の4投手の名前が挙がっており、予想が難しいようです。

残りの4球団は、高校生と大学生が一位指名候補に残っているとされます。
巨人ソフトバンク西武オリックスは先に名前を挙げた選手がリストアップされており、ドラフト会議に向けて絞り込みを進めるとのこと。

今年は有望な投手が揃っていますが、指名が重複してくじ引きを外してしまうと評価が数段落ちる選手を指名することになります。 各球団が恐れるのは、有望投手の交渉権を得られない少数派球団となってしまうこと。
一位は有力候補の中から単独指名、もしくは競合覚悟としても競争率を下げて交渉権を確保する必要があります。

今年は田中正義投手に指名が集中すると誰もが考える無風のドラフト会議になると思われていましたが、大学生と高校生に有力選手がちらばる展開となりました。 有力選手は投手のみであり、評価基準は即戦力か否か、プロでの活躍期待度の2点のみ。 スカウトの眼力と球団の編成方針が問われます。 更に有力投手の人数は10人に少し欠けるという微妙なものであり、ひとつ下のランクの選手との能力差は大きそうです。
球団間の駆け引きは毎年発生しますが、今年は例年以上に他球団の一位指名動向をチェックする必要がある緊迫したドラフト会議となりそうです。


序盤の指名動向 ( 9/11 更新)

今年のドラフト会議の目玉が田中正義投手(創価大)であることは衆目の一致するところで、完成度が高く、1年目から二桁勝利も期待できる即戦力投手と評価されています。
不作の年の唯一の目玉選手なので、田中正義投手を指名すればハズレくじを引いても許されますし、万一 獲得後に活躍できなかったとしてもスカウトの審美眼を責められたり、球団首脳の編成能力を疑問視される事態にはなりません。
今年のような構図で競合を回避して次善の選手を指名し、その選手が活躍できずに識者やファンの罵声や嘲笑を浴びた例は枚挙にいとまがありません。 その点からも保身の為に最もリスクの少ない選択となります。

しかし先週も触れた通り、夏の甲子園大会で今井達也投手(作新学院)が注目を集めたことにより、4名の高校生投手がクロースアップされ、彼らを指名する選択肢が採りやすくなりました。 これで球団の選択の幅が広がり、ドラフト会議の展開を予想する楽しみが増しました。

現時点で取り沙汰されている指名動向をまとめてみます。
田中正義投手の指名強行が噂されている球団は、日本ハム、楽天、ヤクルトの3球団。
高校生左腕の寺島成輝投手(履正社)の指名が有力視されているのは、ソフトバンク、西武、オリックスの3球団。
藤平尚真投手(横浜)は横浜。 ロッテも高校生投手の指名が有力視されています。
ここまでが、球団ファンに判りやすい路線です。

競合を避けることを基本としている広島は山岡泰輔投手(東京ガス)をマークしているといわれています。
プロ志望者から忌避されているとされ、今年の監督解任騒動で更にイメージが低下した中日は再び独歩路線に戻り、柳裕也投手(明治大)の指名に向かいそうです。
昨年の不祥事で高校生を回避せざるを得ないと噂されている巨人は佐々木千隼投手(桜美林大)に注目しているとされ、更に阪神も一位指名候補としてマークしているようです。

各球団ともに、FA戦線や他球団の指名動向を量りながら来季の編成を進めていく時期であり、上に挙げた予想はこれから二転三転していくことになりそうです。


上位指名候補の顔ぶれ ( 9/ 4 更新)

1位指名 有力候補
投手 寺島 成輝 183・85 左左 履正社 150km、制球力あり、クレバーな投球術
投手 今井 達也 180・72 右右 作新学院 152km、多彩な変化球、制球力あり、伸び代の大きい好素材
投手 田中 正義 186・89 右右 創価大 156km、威力のある直球、即戦力評価、右肩関節炎症から復活
1位指名の可能性あり
投手 藤平 尚真 185・83 右右 横浜 152km、威力のあるストレートが武器、即戦力評価も
投手 佐々木 千隼 181・83 右右 桜美林大 153km、スライダーが武器、巨人・阪神の一位指名候補との報道
投手 柳 裕也 180・83 右右 明治大 制球力あり、安定感が高評価、中日の一位候補との報道も
投手 山岡 泰輔 172・66 右左 東京ガス 152km、多彩な変化球、制球力あり、即戦力評価も
上位指名の可能性あり
投手 高橋 昂也 181・83 左左 花咲徳栄 152km、多彩な変化球、制球力あり
投手 古谷 優人 176・76 左左 江陵 154km、2種類のスライダーが武器、道大会・準々決勝で20奪三振


抽選結果が天国と地獄を仕分けるドラフト会議に ( 9/ 4 更新)

1年以上前から今年のドラフト会議は田中正義投手(創価大)の評価が圧倒的に高く、12球団競合の可能性が取り沙汰されるまでにヒートアップしました。
156kmを計測したストレートはプロでも三振を奪えるレベルと称され、スライダーやフォークなど変化球の制球力の良さも重なり、各スカウトのコメント報道ではプロ1年目から2桁勝利は確実、近年の速球派投手は軒並み引合いに出され彼らと同等以上と絶賛されました。

しかし メディアの注目が増す中、4月のリーグ戦で爪が割れたことを理由に途中降板しました。
後に右肩の関節の炎症が理由と判明し、それ以降の春季リーグ戦での登板は回避されました。
ケガの状態が不明な為、重傷説も流布され、各球団のスカウトが右往左往する様子がスポーツ紙の埋め草記事になるなど、その存在感の大きさがクローズアップされました。

そんな中、ドラフト会議への興味を引き立てる舞台ともなる夏の甲子園大会が開幕。
一位指名候補とされる藤平尚真投手(横浜)、寺島成輝投手(履正社)、高橋昂也投手(花咲徳栄)がビッグ3と称され注目されましたが、大会日程が進むにつれビッグ3を押しのける評価を集めたのが今井達也投手(作新学院)でした。
スカウトの目には、直球の伸び、制球力の良さ、身体の使い方など将来性が際立って豊かな素材と映ったようです。

甲子園大会の終幕を待つように田中正義投手がオープン戦に登板して重傷説を一蹴するピッチングを披露、9月3日には打ち込まれながらも153kmをマークして再びドラフト会議の目玉として復活しました。

他には佐々木千隼投手(桜美林大)、柳裕也投手(明治大)、山岡泰輔投手(東京ガス)などが注目されています。 今年は野手の上位候補が極めて少なく、少数の投手に指名が集中することが予想されます。
激しい競合が予想される即戦力の田中正義投手の指名を強行するのか、将来性を重視して高校生投手に行くのか、単独指名を狙って大学生投手に向かうのか、当日まで熱い駆け引きが続くドラフト会議となりそうです。


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