洗小学校防災 拠点訓練2018

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2018年11月4日洗足池小学校で学校防災活動拠点訓練が実施されました。今回の訓練は発災時の活動拠点での初動対応の確認と拠点本部活動の全体像を把握することに注力した訓練でした。そのため消防は呼ばず、水消火器やAED等の展示型訓練は行ないませんでした。一般参加者には本部の活動を見学してもらい、拠点本部活動の説明や避難所設営用具等の見学をしてもらいました。拠点活動訓練の運営、指導をして頂いた千束出張所、雪谷出張所、大田区のの防災課の方々を始め、学校避難所訓練の運営にご協力いただいた洗足池小学校関係者の方々及び訓練に参加した一般参加者の方々にこの場を借りて御礼申し上げます。
以下の写真と説明は今回の学校防災活動拠点活動の大まかな流れが理解できるようにしています。
本部長(今回は千束西自治会長)による拠点本部開設の宣言により、本部、総括班、情報班、避難所班、地域活動班の各班の設営と当面の活動方針を各班班長に指示をする。
総括班は 備蓄倉庫より拠点活動に必要なベスト、帳票類、避難所開設キット等を搬出し各班に配布したり、学校施設の安全点検をし、危険個所等に立ち入り禁止のステッカーを貼るなどして避難所の開設の準備をします。
開設した後は各班と本部との間の要望・要請を取りまとめます。
拠点本部全体風景

手前から本部、その後方に情報班、その右手に避難所班、右手前は総括班。その他に地域活動班がありますが、班員は千束西、東雪谷方面に被災状況確認のため出動しているため写っていません。
避難所班スタッフの準備風景

避難所受付の準備、避難者用スペースの確保、断熱シートの準備等をし、避難者カードを基に避難者名簿の作成、避難所物品の配布、簡易トイレや間仕切りの設置等を行います。
情報班の作業風景

情報班は地域活動班からトランシーバーやPHSで地域の被災情報を受信し、受信用紙に記載し総括班を経由して本部に連絡し、ホワイトボードに地図を利用し情報を整理します。
後方に見えるのは被災者用のプライバシーを保てるような間仕切りの設営を行なっているところです。
情報班による被災状況の地図への書き込み

千西や笹丸の地域活動班より防災無線で情報が上がって来た各地域の被災状況(道路の通行止め等)を記録しています。
一般参加者には見学を終えた後に区で用意した東日本大震災や熊本地震などの震災のビデをも観てもらいました。
被災者受付風景

今回は消防署による放水訓練の見学や煙体験などがなかったため、一般参加者は40名弱でした。
笹丸の地域活動班は訓練前日にこのようなチラシを東雪谷2丁目の住居者宅にポスティング(訓練時間の都合により戸建て住宅に限定)して、被災時に無事マークをだす安否確認訓練を実施しました。その結果対象住宅の2/3以上の住宅の玄関に布切れによる無事マークが掲げられ、多くの方に被災時に安否確認をスムーズに行うための理解を得てもらうことが出来たと思っています。
収集した被災情報は本部で検討され、重要な情報は掲示し避難者等ともに情報を共有します。
  訓練後の拠点本部会議

各班の班長等が出席し、被災対応を協議しますが、今回はこの訓練の振り返りを行いました。
副本部長(今回は笹丸自治会会長)の拠点訓練の閉会の挨拶。
洗足池小学校校長による訓練内容についての感想。
被災者対応について、利害関係による被災者対応の強弱の懸念などが述べられました。

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