ペルー アンデス・アマゾン紀行
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ギアナ高地に一緒に行ってからそれ程たっていないのだけれど、彼はすぐまた2012年8月に南米のペルー アンデスとアマゾンに一人で行ってきました。 なかなか行ける所ではないので その時撮った写真の一部をまたお願いして掲載させてもらうことにしました。南米では他にパタゴニアとガラパゴスに行きたいようですが、こちらの体力気力があるうちにヒマラヤにも是非一緒に行って欲しいと思っています。 尚記載されている文章は全て大口君自身によるものですが、若干 注)(質問?)を付け加えさせていただいているところがあります。 またカメラはリコーのコンパクトデジカメCX5 を使っており参考のため日時を入れていますが現地時間に調整をしていないので,写真の日時は日本時間のままになっており、実際の現地時間は14時間遅れとなっています。尚写真の順番は内容が関係する場合など日付順には必ずしもなっていない場合があるので御了承ください。

2012:08:03 05:42:57
ヒューストン空港で見たユナイテッド航空のオリンピックポスター。プロは違うと言われるが,素人目にはどう見ても沢選手のワールドカップ同点ゴールだ。それほど,感動を与えたのだなあと空港で感心していた。

注)確かにポニーテールは沢選手のトレードマークだけど相手国の選手をオリンピックのポスターに使うのかな、キックしそこなった図?

2012:08:04 06:03:08
インカの首都クスコ(標高3400m)の旧市街中心となるアルマス広場。周りにはカテドラルとラ・コンパニア教会がある。また,いくつもの旅行社,両替商,レストラン,土産物店が軒を並べる。背後の丘陵地には頂上付近まで住宅が迫っている。

 

2012:08:05 01:02:00
カテドラル。

注)司教座のある教会を“カテドラル”、司教座聖堂といいます。

2012:08:06 01:22:03
インカの遺跡はほとんど破壊し尽くされて,クスコ旧市街には建物の土台か壁面の一部しか残っていない。その壁面の石組みは精緻で美しい。この上にコロニア風の建物が建っているのだ。

 注)日本の江戸時代の城の石垣も精緻なものがあるがインカの時代に造られた事を思うとすごい技術だと思う。

2012:08:12 04:43:17
14画の石

2012:08:21 02:31:35
壁面に蛇の文様が浮き彫りにされている。

2012:08:11 07:21:13
プレインカの土器

 

2012:08:06 03:00:18
プレインカ,ナスカの土器。 戦勝記念の頭部。

2012:08:06 03:06:15
プレインカの土器。巧みに二枚貝を模している。

2012:08:11 07:23:24
プレインカの陶器。

注)このHPに相応しくなければカットしてくれと言われたけど、ここの美術品の中では一番面白く且つ素晴しい。 水入れであろうか、お尻には穴が開いてると別の用途か?
2012:08:11 01:51:11
天の川を描いた現代作家の作品。インカでは星の配置から星座をイメージしたのではなく,星のない空間がつくる模様をリャマ・カエル・キツネ・ヘビなどに見立てていた。

2012:08:12 02:34:55
クスコ近郊のタンボ・マチャイの沐浴場遺跡。3段目の壁面には「皇帝がクスコを指差す腕の形をした岩が組み込まれている」といわれているのだが,僕の目にはその岩がヘビの頭部に見える。インカでは天空をコンドルが,地上をジャガーが,地下をヘビが支配していたというから,その方が納得しやすいと思う。

2012:08:12 02:32:50
ヘビの頭部に見える岩。

2012:08:12 02:43:55
タンボマチャイの標高。

2012:08:09 05:44:50
オリャンタイタンボ遺跡。マチュピチュ以外にも巨大な遺跡が残っている。

注)エル,カステージョのように陽があたると階段が蛇に見えるような現象は起こらないのかな?

2012:08:07 07:33:28
僕はラーレス・トレッキングという3泊4日のツアーに参加した。他にオーストラリアの女性が2名参加し,ガイドと料理が下手なコックとホースマンがついた。ホースマンは馬とラバ合わせて5頭を連れてきて,食料・テント・ガスボンベ・客3人の持ち物を乗せた。だからポーターはいない。このトレッキングはインカ古道を歩くことに違いないのだが,馬も通る生活道路を行くことになる。

この写真は1泊目のキャンプ地で,村はずれにあった。この当たりで標高3800mほどだ。

2012:08:07 21:14:33
キャンプ地の隣の民家。朝餉の支度をしているのだろう,草葺きの屋根から煙が出ている。

2012:08:08 00:11:50
キャンプ地を出て,標高4600mのアウロラカッサの峠に向かう。石囲いをしてある民家が山の斜面に見える。リャマとアルパカを放牧しているのだ。

2012:08:08 00:44:01
標高4500m付近で草を食むアルパカ。

注)お土産にアルパカのマフラーを頂きました、どうも有り難う。

2012:08:08 03:35:07
ラバというものに僕は初めて乗った。1日目は鞍も手綱もついていない裸馬に乗ることになった。ウマよりも背中が尖っているし,頑固に乗り手を馬鹿にしたので往生した。2時間ほど乗っているだけで,尻の皮がむけた。2日目にはホースマンが鞍をつけてくれた。それだけで,ラバの動きに合わせて,上下に体を動かすことができ,ラバに馬鹿にされずにすんだが,前日の傷が悪化し,乗り続けることはできなかった。結局,この日は8時間ほど歩くことになった。

2012:08:08 01:12:42
もうすぐ峠だ。アンデスの山はもろい岩石でできていて,崩落が絶えない。
2012:08:08 04:10:05
峠を越え,一気に2時間ほど降りてきた所にある湖。

注)チチカカ湖より高い所にある湖か。
2012:08:08 03:09:46
さらに下にある湖。この当たりで4000mほどか。

2012:08:08 22:37:52
2泊目は3400mほどのキャンプ地だった。キャンプ場で見つけた黒っぽいゼラニウム。

2012:08:09 00:23:19
3日目に,さらに下山して行くと,右手に川が流れる谷間の豊かな村に出た。家々は比較的大きく,塀で囲ってある家もある。ただし,気がかりなことは,糸杉のように見える木は全てユーカリであることだ。ガイドもオーストラリアの女性も気にしていなかったが,マダガスカルの森もユーカリーに置き換わっていたことを思い出す。熱帯・亜熱帯地域の世界的な現象なのであろう。

 

2012:08:09 02:18:33
途中,昼食のために立ち寄った村の食堂の調理場には,食材となるモルモットが飼われていた。クイと呼ばれていて,ペルーの郷土料理につかわれる。

注)昼食に食べたんでしょうか?

2012:08:09 22:03:59
3泊目はマチュピチュ村のホテルに泊まり,翌朝 マチュピチュ遺跡に上る。

注)この辺りでも高山病になることがあるらしい。

2012:08:09 23:32:30
マチュピチュの中の巨岩。この巨岩の右の高みがワイナピチュ(上の写真ではマチュピチュ後方の岩山),中ほどがマチュピチュ,その後ろはこの写真の右にある山がある。

2012:08:20 02:57:24
マチュピチュを見たあと,7泊8日のアマゾンツアーに出かけた。マヌー国立公園という世界遺産があり,その最奥地を目指す。クスコから1泊と1.5日かけ,4輪駆動車でアンデス越えをしてアマゾン支流にあるアタラヤに向かう。アタラヤからボートに乗り換えて,1泊と1.5日かけてペルーアマゾン最奥地に向かう。この写真はアンデス越えして下っていく途中の絶壁上から撮ったものだ。300mほどの高低差があると,覗いても怖くないのが不思議だ。

2012:08:18 00:38:53
マヌー川を遡上する。岸辺には流木が積み重なっている。川岸は常に浸食されている。そのため流木が川の中に林立していて,船頭はそれをうまくすり抜けていく。いつ流木にぶつかるかわからないため,僕たちはライフジャケットを着け,靴を脱がされてサンダル履きになる。船頭は予備のヤマハの船外発動機を積み,さらに換えのスクリューを1個持って行く。

注)南米では何処でもヤマハの船外発動機だ。

2012:08:14 20:41:36
マヌー川光景。

2012:08:15 05:52:53
カピバラ。

注)ネズミ目の最大種

2012:08:16 20:55:38
マヌー最深部のキャンプ場近くには三日月湖がある。早朝に手漕ぎの船を出し,運良く出会うことができたオオカワウソ。魚を1日5kg食べるそうだ。この写真のカワウソも魚をくわえている。船の上にもバリバリと魚を食べる音が聞こえてくる。この時には6頭のオオカワウソが南から北に向かって三日月湖を移動して行った。それを静かに追いかけたのだが,遠いのと,木陰に入るのとで,なかなかピントが合わなかった。

2012:08:16 20:22:45
カワウソの体勢がよくわからない。

 

2012:08:16 21:26:11

注)説明文がなかったが、名前が分からない怪鳥、飛べるのだろうか?

2012:08:16 21:23:20
ツノメドリに会えた。幼鳥のときには翼の中ほどに爪が生えている原始的鳥だ。

注)2羽が重なるようにしている。

2012:08:17 21:12:17
ジャガーに会えた。マヌーの奥地からアタラヤに戻る途中,川岸でひなたぼっこをしていた。出会うのは珍しいのだが,ガイドのホセが見つけてくれた。親切な若い雌ジャガーで,20分ほどポーズをとってくれていた。

 

2012:08:17 21:18:58
木陰に移動したジャガー。初めからここにいたら,見つからなかったことだろう。

2012:08:13 23:27:09
コアリクイに会えた。とても珍しい。

注)写真下部に見える

2012:08:15 23:24:51
直径2mほどの木で,内部が空洞になっている。絞め殺し植物のイチジクの木ではなく,ホセの話では,この木は内部をつくる材料を節約しているのだそうだ。

2012:08:17 07:06:26
高木。

2012:08:18 01:32:22
集団でくらす社会性クモが,非常に上手に格子状の巣をつくっている。

注)金網のようなくもの巣だ。

2012:08:16 01:55:33
花のつもりで撮影したのだが,青い虫がとまっている。

2012:08:20 05:17:04
アマゾンからクスコに車で戻る途中立ち寄った町。背後の山の上の斜面まで畑がつくられている。


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