Yokohama

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例年8月は東京江戸散歩はお休みしているが、カメラクラブの仲間と鶴見線国道駅から鶴見川沿いを歩き 旧東海道に出て生麦に行き キリンビアビッレジで一杯やり その後国際旅客ターミナルのある大桟橋埠頭まで行って夕景を撮った時の写真があるので 8月行かなかった代わりに東京江戸散歩特別編として掲載することにする。あまり江戸とは関係ないかもしれないが旧東海道の生麦事件の現場などもあり ちょっと歴史の匂いもする散策であった。


日時: 2012年9月21日
交通: JR鶴見線 国道駅、 帰り みなとみらい線 元町・中華街駅
ルート: 国道駅〜鶴見川沿いから旧東海道〜正泉寺〜道念稲荷神社〜生麦事件発生現場〜キリン横浜ビアビレッジ〜
タクシーで横浜大桟橋へ

JR鶴見線には初めて乗ったが、国道駅で降りるとこの看板が目に飛び込んできた。ここは鉄道カメラマンが大勢来るようだ 鉄道ファンではないがちょっぴり期待が膨らむ。
鶴見線はこの国道もそうだがあまり知らない駅名が多い(安善、昭和、扇町、海芝浦など)。それもそのはず この線は京浜工業地帯の工場に行く人たちが主に使う線だからだ。ちなみに国道駅の名前の由来は側に国道15号線が通っていることによる。
プラットホームから空を見上げると向こうに巨大な雲が覆っている。今朝出てくるとき東京では一時的ではあるが集中豪雨があり今日の散策はどうなることかと思ったが こちらは雨が降った形跡もなく晴れてて良かった。
国道駅構内
国道駅の改札口は よく地方の小さな駅で見られるように自動改札口や駅員がいない無人の駅のようである。さすがにカメラマンが多いのもうなずける、今にも崩れ落ちそうだが ちょっと懐かしい古い空間がある。モノクロ変換
この駅構内は近い将来建て替えられると思うが、まだ数件この通りに店を出している所があった。夜明りが灯った時に来てみれば 写真的にはより面白いかもしれない。 モノクロ変換
大正時代か昭和の初期にタイムスリップしたような感じになる。レトロ調に色変換
国道駅構内から鶴見川沿いに出ると突然現代に戻ったような気分になる。遠くに見える塔は東電の火力発電所、手前の建物はサイエンスフロンテア高校と思われるが天文台のような構造物もある。
鵜も日向ぼっこ。
太陽と雲のせめぎ合い、太陽さんが勝つのを祈る。
鶴見川を離れ旧東海道に出る途中見かけたネコ。眠りを妨害された代償に何かくれよとまとわりついてきた。何もないと分かると恨めしそうに我々を見送った。
正泉寺境内より旧東海道を望む
旧東海道沿いにある真言宗智山派の寺院。本尊は海中より出現したといわれる薬師如来像といわれる。
旧東海道沿いにある道念稲荷神社に寄ると ちょうど祭日であったのか社殿にお供え物を添えている人たちがいた。話を聞くと この神社は「蛇も蚊も」という行事があり萱で作った蛇を担いで「蛇も蚊もでたけ」と唱えて練り歩くものだそうだ。300年ほど前この辺りで悪疫病が流行った時 萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したのが始まりといわれている。
ちょうど2週間ほど前 奥沢神社で行われた大蛇祭りに行ったが それも藁で作った大蛇を担いで町内を練り歩き無病息災厄除けを祈願するものだった。参拝者は藁をもらってご利益を祈願するのだが、こちらではそういった風習はないようだ。
軒先に芙蓉の花一枝を逆光でバックを暗くして写してみる。
生麦事件発生現場
生麦村名主関口日記には事件当時のことが記されている。薩摩藩主島津久光の行列に乱入したイギリス人4人が殺傷され 後の薩英戦争の発端となったものだ。
旧東海道が15号線とぶつかる辺りにある 死亡したリチャードソンの落馬地点には生麦事件碑が立てられている。
生麦にあるキリンビールのビアビレッジ前では道路工事の最中であった。
ビヤホールで地ビール(ビヤホール内に醸造タンクがあり そこで作っている)など飲んで遅くなったが大桟橋に行く前に 以前も写真を撮ったことがあるビール工場の方に行ってみる。
ちょうど夕日が落ちかけて工場のパイプラインを赤く照らしていた。
金網越しに夕日が映えるタンクと工場内を見る
以前来た時と勝手が違うような気がしたが、時間もないので早々に切り上げる。
もう日が沈みそうだ。タクシーで行っても大桟橋の夕日には間に合わない可能性があるが、急いでタクシーを拾う。
ようやく大桟橋埠頭についたが すでに陽は落ちてトワイライトタイム。
ビルには まだあまり明かりが点いていない。遠くには巨大な雲影。
ようやくコスモワールドや赤レンガ倉庫にも明かりが点ってきた。天気がよいとこの左手に夕日に映える富士山のシルエットを見ることができる。このHPでは「旅の記憶」の「富士との出会い」「横浜大桟橋」に掲載している。
   コスモワールドの観覧車を背景にウエディングドレスを着た新婦と新郎の結婚記念写真を撮っているプロと思われるカメラマンがいたので 近くで撮ってみるがやはりカメラマンの位置でないと新郎新婦を真ん中には置けない。二人の足元でリモートフラッシュを焚いて人物も写すようだが、シルエットもなかなか良い。
別な場所にたまたまカップルがいたので観覧車の中にシルエットが入る位置でスナップ。
ナイトクルーズの船も入ってきた。
客船ターミナルに入る通路が青い照明でブルーライトヨコハマ。
大桟橋入り口前の光のモニュメント、ちょうど電飾で飾られた周遊船が港に帰ってきた。
赤レンガ、コスモワールド方面を望む。
この辺りは海面もカラフルだ。
このお店は ここに来た時はいつも撮ることにしている、絵になると思う。
タングステン照明の下にバイクと光輝くマフラー。
大桟橋からの夜景撮影を終え、中華街に向かうことにする。
食事の後中華街をちょっと散策。提灯が賑やかな通り。
こんな所に占いの店もある。レトロ調に現像
中華街と言ってもアフリカぽい所もあります。
これは無国籍アジアンエスニック調か。
肉まんをお土産に買って帰ろうと思ったが もうみな閉まっていたので 甘栗を買って みなとみらい線の元町中華街駅より帰路に着く。
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