今回は上野から浅草方面への散策だが この辺は江戸城拡張や明暦の大火で江戸城の周りにあった多くの寺院が移ってきたため江戸時代には新寺町や稲荷町と呼ばれたほど寺院が多い所だ(旧町名は松葉町)。またお寺とお墓巡りになりそうだったので 最近の観光名所東京スカイツリーのある業平橋方面まで足を伸ばしてみた。 |
日時: 2011年1月11日
交通: 山手線 上野駅、 帰り 都営浅草線 押上駅
ルート: 上野〜源空寺〜曹源寺(かっぱ寺)〜海禅寺〜合羽橋道具街〜聖徳寺〜誓教寺〜永見寺〜本法寺〜
東京本願寺〜浅草寺〜浅草神社〜業平橋(東京スカイツリー)〜押上 徒歩約 6キロ
上野駅は何度も降りているが入谷口は初めてだった。 岩倉高校の方に線路沿いに歩いた時見かけた大きな看板(スポーツジムの看板らしい)。 | |
東京メトロの操車場がこんな所にあった。終電や始発の時はこの遮断機が降りて 地下鉄が後ろの方の地下トンネルから出てきたり入ったりするようだ。 | |
奥の方の操車場を見ると確かに地下鉄銀座線がいた。写真はTさん提供。 | |
源空寺方面に行くとスカイツリーが見えてきた。下町の辺りを歩いていると道路の先にスカイツリーという場面に何度も出くわすが、都内では東京タワーがこのように見える場所は限られている。 | |
源空時の観音様と飛行機雲。この日は空を見上げると飛行機を良く見かけた。 どうも羽田から飛んでくる旅客機の」ようだ。 |
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源空寺はもとは湯島にあったものだが明暦の大火でこの地に移ってきた。この鐘銅は家光の頃のものでかなり大きい。 | |
手水鉢にそばにある梅の花が映っているかと思って見たら、今朝は相当寒かったようで手水鉢の水が凍っていた。 | |
寒いのに関わらず傍の梅ノ木は満開。源空寺には歌舞伎等で良く知られている町奴幡随院長兵衛の墓や江戸時代の地理学者伊能忠敬と師の高橋至時などの墓などがある。 | |
かっぱ寺に行く途中またスカイツリーが現れました。 | |
縛られ河童。罪状不明。 | |
台東区のへそ(中心)にあったモニュメント。 | |
曹源寺(かっぱ寺)の門前にあったかっぱのぎーちゃん。意味不明。 | |
波乗福河童大明神のお堂の登り口にキューリのお供えをしてもらった夫婦河童の像がある。オスは堂々とさらけ出しているがメスは恥ずかしそうに隠している。 奥には雨合羽商でこの辺りの治水を河童の助けを得て成し遂げたという合羽川太郎の墓がある。 |
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かっぱ寺を出た所にある福善堂 坂井看板店の作業場を覗かせてもらう。 寺社の扁額・奉納千社額、商店の木製看板などを手彫りで作っており 台東区の無形文化財になっているそうです。 有名商店の看板など過去の作品の写真を見せてもらいました。カメラマンにとって伝統工芸の職人さんの仕事場の写真を本格的に(ライテングななどに凝って)撮るのは夢だがいつか機会があればやってみたいと思った。 写真はTさん提供。 | |
海禅寺(幕末の志士梅田雲浜の墓がある)に行く途中またもや意味不明のモニュメント。 | |
合羽橋道具街にあった中華店御用達のお店。 横浜中華街に来たような気分になる。 | |
ここはレストランではなくレストラン用のデスプレイ品を売っている店。 | |
道具街を歩くと様々な飲食店のデスプレイが店の前や店内にあり一瞬飲食店かと勘違いしそうだ。 そのためか このお店は「本当の喫茶店です」と張り紙していた。 | |
ここからもスカイツリーが見える。今日の目的地はスカイツリーになりそうだ。 | |
看板の字が逆さに見えるのは車のウインドーに映った合羽道具街。 | |
正定寺(剣豪島田寅之助の墓がある)聖徳寺(玉川上水の工事を請け負った玉川兄弟の墓がある)を見た後 妙音寺に寄る。小さな弁天池にコイが寒くて寄り添っていた。 | |
妙音寺の弁財天。写真はEさん提供。 | |
葛飾北斎の墓がある誓教寺の前に出ると また飛行機が飛んでいるので道路標識と一緒に写すが豆粒にしか見えない。 | |
誓教寺にある葛飾北斎の像。現在の日本のアニメ文化は北斎漫画や国芳の武者絵など江戸時代の浮世絵があったからこそ開花したのだと思う。写真はEさん提供。 | |
氷見寺本堂脇に「まよひ子のしるべ」と彫られた尋ね人探しの石標がある。その右から「たづぬる方」、「志らする方」とある。それぞれが伝文を書いて貼って迷い子を探したと言う。 |
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本法寺は はなし塚で知られている。落語家などが寄進したと思われる石彫りがある。反対側には歌舞伎役者などのもあり 星由里子の名もあった。 | |
はなし塚の横にあるお伽塚(?)にきれいな花が添えられていたので写す。 | |
東京本願寺。正式には京都東本願寺の東京別院。これも明暦の大火により神田からこの地に移ってきたもの。 | |
新しいチタン製の瓦でお目見えした浅草寺。浅草寺で遅い初詣をした後業平橋方面に向かう。 | |
アサヒビール社屋と鱗雲みたいな雲。 | |
スカイツリーが近づいてきた。ここから見ると左右が対称でなく歪んで見える。 | |
これは業平橋近くの水辺に映った実際に歪んだフニャフニャなスカイツリー。 | |
業平橋駅前のすし屋さんの前のミラーに映ったフニャフニャなスカイツリーその2. | |
浅草の人力車もこの辺までルートに入れたようです。 | |
スカイツリーの前のミラーにスカイツリーを映して彼女と記念撮影。 | |
前にある駐車場の車のフロントガラスに映ったフニャフニャなスカイツリーその3. | |
スカイツリーは土台が三角形になっており 見る場所によっては塔の片方が歪んで見えることがあるが この場所は真正面なので歪んでいない。 | |
高積雲の一種のようだが飛行機雲の残骸も影響しているように思える。 スカイツリー見物のためとは思えないが、今日は羽田からの飛行機はスカイツリーの上空を飛ぶようだ。 | |
押上駅前の工事中の堀に映ったスカイツリー。今日の江戸散歩はここでお終い、都営浅草線で帰路につく。ここまで約14000歩、お疲れ様でした。 |