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第124話(11/9 SUN) |
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南国土佐、高知県安芸市にいる。
高知市には何度も行った事はあるが安芸は初めて。なんとも南国ムードたっぷり。
ホテルから太平洋が一望できる。 ホエールウォッチングができそうである。
Tシャツ1枚でもいられる気候である。
柳ツアーの面白い所はこういう普段行けないような土地に行ける所だ。
お客さんも大盛り上がり、酔って候(高知の歌)は歌え踊れの大騒ぎとなった。
沖縄や徳之島もそうだが、南国の人はとにかく騒ぐのが好きだ。
僕の曲がこういう土地で受け入れられるか?はなはだ疑問ではあるが、楽しいのはイイ事である。
自動販売機でジョージア南国バージョンというのを見付けた。
おまけに、海岸に自生するサボテンもみっけ!
日本という国は、北から南まで、いろいろだなぁ。 |
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第123話(11/5 WED) |
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このところ時間の流れが早く感じる。
この日記だって、こないだアップしたばかり、と思っていたのにもう10日間も空けてしまった。
年齢を重ねると、時間の流れが早くなる、とは聞くがどうやら本当かも知れん。
自分のライブの準備に、セッションを2つかかえ柳さんの仕事で大阪に行き
やっと一息、といったところである。
10/30に、津久井バンドで、とある病院でコンサートをした。
この病院、知り合いの方が入院中で、患者さん達にも音楽に触れて元気になってもらいたい、という事で、実現のはこびとなった。
詳しくは、津久井くんが自分のサイトで書くだろうから(多分)書かないけど、やってよかった。
中標津の養護学校でやった時とおんなじ。こっちも元気をもらうのだ。不思議だがそうなのだ。
11/2は荻窪ルースターにて、ベンチャーズを演奏するセッションに参加した。
ギターが、徳武さん星川くん(Dr,K)、法田さん、西山さん(ハウンドドッグ)の4人。
ベースが六川さん、藤田さん、と僕。ドラムが三浦さんと上野くん。
この7人が、ステージ上にのぼりっぱなしで、バトルを繰り広げた訳である。
僕にとって大先輩であり、お世話になってる人達と一緒に演奏できるのは光栄であるが、最初は緊張しベースもピックアップが不調で思うような音が出ず、困った。
ベースが3人とも、日大芸術学部出身という偶然で出た企画「日芸ベーストリオ」。
「パイプライン」という名曲を、ベース3人だけで演奏するという企画。
藤田さんがメロ、六川さんがベースライン、僕がドラムの役、という無謀な設定で、
始まったとたんに、低音の嵐。
演奏してる途中で気持ち悪くなったのは初めてであった。
11/4は、はたまたジャズっぽいセッション。メンバーが共通してるのは安心だったが、この音楽性の違いは何だ?ってくらい違う。4ビートのベースランニングなんて苦手中の苦手だぞ。
連休明け、という事もあるのか?お客さんの数が、、、、。ステージ上の人数と変わらない。
こんな事なら、お客さんにも自己紹介してもらえたね。少ない人数でアットホームだから。
当然ながら、ギャラはチャージバック。メンバー頭割り。笑っちゃう金額でした(笑)
でも、楽しいステージだった。11/2に共演した法田氏は15年ぶりだったが、
このステージで共演したキーボードの柿崎くんは、なんと20年ぶり!
アマチュア時代から一緒だった奴だけど、久保田利伸のバンド入ってヒット曲手掛けて、エラくなっちゃった奴だから、こういうセッションとかもうしないのかな?って思ったら、誘ったら二つ返事だった。
どんな仕事をしてても、何年たっても、またこうやって共演できたのは、とても嬉しかった。
さあ、気分を一新して、7日から四国、九州ツアーである。帰ったら自分のライブだ!。
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第122話(10/23 THU) |
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富山から戻って、今度は柳ツアーで福岡、沖縄に行ってきた。
福岡は1年に1度は訪れているが、沖縄となるとかれこれ10年は行っていない。
1日目の福岡が終わり、2日目福岡空港から那覇空港に飛んだ。
着いてびっくり、空港が新しくなっていた。昔の空港は南国情緒あるのどかな空港だったのに、まるでロスの空港みたいだ。ちょっと残念。
那覇では、2回公演がある。那覇祭りという大きなイベントとクラブDというライブハウスの2本立て。
中1日休みがある。
空港から那覇祭りの会場へ。デッカイ野外会場である。
本番には、2000人とも3000人ともつかない人がビール片手に楽しんでくれた。
さすが沖縄。勝手に踊りだしてる人もいる。
10月というのに、気温は30度。3日前は富山で5度、ストーブ焚いたってのに。
今年は何だか、短期間に気温差激しい経験を何度もしている。
今まで、こんな経験をしたら、必ずといっていいほど体調を崩すのだが、
何だか元気である。いいこっちゃ。
なか1日の休みに、メンバーで(岡澤、井地、ケロちゃん、ローデイー中川くん)レンタカーを借り、美ら海(ちゅらうみ)水族館へ行った。
ここのデッカイ水槽には、マンタだのジンベイザメだのがいて、目の前を悠然と泳いでる。マンタのお腹(裏側)なんて普通見れないよな。
地震が起きて、この水槽が割れたらすんごい事になるな。サメに食われるな!などとクダラン想像をしつつ、一行は水納島(みんなじま)へと渡った。
泳いじゃったよ。10月なのに。
だって暑いんだよ。水きれいすぎるし。
6月にいった徳之島もきれいだったけど、ここの水は、なんちゅうか、マリンブルー。
3日前、厚手のシャツでストーブ、3日後海パン。
帰ってからしばらく沖縄ボケだったな。
それでもってこの日記の更新も遅れったって訳よ。(すごい言い訳だな)
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マンタの腹 |
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サンシンは面白いよ |
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第121話(10/10 FRI) |
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長野在住のギタリスト、白柳淳くんが富山県にある「まみあな」を紹介したいと言うので、ヤリと2人で富山県砺波市まで出かけてきた。
「まみあな」は100年以上前の民家をそのまま、ライブなどのイベントのできる会場にしたもので、
森満里ちゃんという女性が1人で切り盛りしてるんだそうだ。
一体どんな所だろう?森満里ちゃんという人はどんな人だろう?ってんで、
一回会いに行こう!って事になった。
長野で白柳くんをピックアップし、高速を使わずに、新潟県に出て、
親不知の峠をこえて、富山に入る。 相当な距離である。
新湊という所で、帆船を見る。なんだか海賊の気分である。
帆を見てるうちに、何だか登りたくなった。
僕は比較的高い所は好きではないが、気持ちよさそうである。
そんな寄り道をしたり、寿司を食ったりで予定より大幅に遅れ「まみあな」着。
出迎えてくれたのは、満里ちゃんと、4人の少年たち。
「まみあな」は林の中に建つ由緒正しき日本の家屋であった。
夜、ここのライブを仕切ってる平野健太くんという人に会う。
彼は津軽三味線のプレーヤーで、地元で活動しているという。
彼の三味線を弾かせてもらった。
日本古来の楽器は非常にナイーブというか、センシテイブである。
日本人の血が騒ぐ感じがする。
短い時間であるが、この体験で新しい曲のアイデアが浮かんだ。
翌日、少年達の家へお邪魔した。
隣の八尾市の山奥に彼等の家はあった。
驚く事に、電気、水道、ガスが来ていない。電話もない!。
それでも、いやそれだから彼等の家族は、たくましく生きていた。そして明るい。
世界中で、「あなたは今幸せですか?」という調査をしたら、ナイジェリアが1位だったそうだ。
物質が氾濫している先進国は順位が低いそうだ。
そんな事を思い出す、彼等の生活。僕にはできないだろうな。でもカルチャーショック。
ここの少年たちは白柳くんが大好きなようで、竹馬を持ってきたり木に登ろうとさそったりで、いつもは、ギターを片時も離さない彼が、はしゃいでいる。
アーチストイメージからは想像もつかない程である。
この写真の後、彼はハチに刺され、気を失うのである。
最初は、みんなで笑っていたのだが、彼の顔は血の気を失い、倒れている。
どうやら「針恐怖症」らしい。しばらく皆で手当てしたら復活した。
そして無事大阪に向かって出発したのである。めでたし。
帰りは、岐阜県に抜け、温泉めぐりをしながら、やはり下道で帰ってきた。
走行距離約1000キロ。着いたのは朝6時。
夕方から津久井くんのステージ。さすがに眠かったよ。
でも楽しかった。森満里ちゃん、平野くん、チカラくん、石黒家の皆さんありがとう。
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第120話(10/5 SUN) |
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このサイトのCD注文のアドレスにこんなメールが来た。
> おはようございます。
> 池間さんの”美しい星”西友のCMで聞いて、 > 大好きになっちゃった、親子です。 >
小3の息子が、早くCDを買ってと、私ももちろん欲しいです。 > CDショップでは購入できませんか? >
できないようなら、すぐ郵便振込みしますので・・・・ > 今朝も、パソコンで西友のホームページを開いて、
>
CMを見ながら、二人で合唱しました。
普通の形体で注文を受けるだけでも十分嬉しいのだが、
この注文メールは、とても嬉しかった。
お母さんと息子が、一緒に歌ってる姿を想像したら微笑ましいし、
この歌の作者としては、この上ない名誉な事である。
人が喜んでくれる歌を作りたい。この曲を歌いたい!と思うような曲を作りたい。
ずっとそう思ってきた。何度か、そう言われた事はあるが、親子で世代を越えて愛されてる
歌を作れた、と思うと逆にパワーをもらった気がする。
神奈川に住むこの方に、サラさんを通して日記への掲載のお願いをしたら、返事が帰ってきた。
> こんにちは!
> 学校行く前に >息子が、 >
『”美しい星”のCDはいつ届くって?』 > ー月曜日になるらしいわよ!− >
『♪この星は美しい星♪のほかの部分はどんな曲かなあ?』 > −また西友のHPみてみようかー > >
と、話しながら、二人でまたまた大合唱!肩組んで
> ラララ〜ラララーと。
ーーーーーーーーーー中略ーーーーーーーーーーーーー
>
メール掲載の件は喜んでOKです!
> 息子も喜んじゃいますよ!
> 私たちだって、”美しい星”で、とっても嬉しい気分で
>
いっぱいなんですから・・・音楽って、歌っていいですよね!
> ゆうべの更科様のメールを読んでも息子は喜んじゃいます!
>
だって、森山直太郎のあのアルバムの中では”さくら”の
> 次に”トニーマイフレンド”が好きなんですよ!
>
池間さんのお名前がアルバムの歌詞カードのところに
> のってました!
>
> CDが到着してから、息子は、
>
すぐに小学校へ持って行くと思います。
> 担任の先生、クラスメートと池間さんの”美しい星”を
>
教室で聞く光景を想像すると、なんか幸せな気分です。
>
そして、子どもたちが唄う”美しい星”が聞けたら、素敵です!
学校での一日の終わりに、クラス全員で歌を歌っているそうで、今度は「美しい星」を
歌いたいそうだ。そうなったら本当に素敵だなと思う。
この曲「美しい星」は本当に、みんなに愛されて幸せな曲だ。
そして、それを作った池間史規は、幸せ者だ。ありがとう。
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第119話(9/30 TUE) |
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先日の事であるが、長野まで行ってきた。
何しに行ったか?というと、11月にやるトークライブの打ち合わせ。
それと、予行練習を兼ねてである。
トークなんて、曲と曲の間に下らん話しかした事ない僕が、いきなり喋れるわきゃーない。
それで、ヤリと白柳くんをお客に、やろう!という事になった。
「いいお客さんばっかりとは限らないから」とヤリのやつ、話が始まったとたんにメールうちはじめた。
やりにくいいっ!。それでもがんばろうとするも、シドロモドロ、撃沈である。
せっかく練習しにわざわざ来たのに、これではいかん。
なんとか喋るも、話は脱線、意味不明語続出。
結局、四苦八苦のあげく朝を迎えてしまった。
翌日、軽井沢の友達のバーで働く、アユムくん(レーサーのタマゴ)という人が、レースに出場する事が決まり、仕事をやめるので歓送会があるという。
そこで、ちょっとやらせてもらおう。って事になり、半ば強引に了解をとった。
このサイトを御覧の方でヤリを知ってる方は、よ〜く分かるでしょ?
半ば強引にって。
結果から言うと、やってよかった。終わった後の皆さんの顔を見てたら、喜んでくれたのがよく
分かった。喋りも前日よりちゃんとしてたと思う。
こりゃあ、何回か人前で喋らないと、慣れないなあ。
美しい星を歌っている時、後ろの席の人が涙目で聞いている。
お寺のお坊さんかな?スキンヘッドの人。あんな人のよさそうな顔のヤクザはいる訳ないし。
話してみると、関西弁まるだし。この人と仲良くなるのに、時間はかからなかった。
瞬時に友達になったような感じである。
革ジャンの背中には、自分で書いたという北海道の絵と馬の絵。そんな出で立ちにスキンヘッド。
まるで、マンガの中から飛び出てきたよなキャラである。
その人の名は、、、、、
なっちゃんで〜す!!!。 |
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男のなかの男です! |
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第118話(9/25 THU) |
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最近、「まどかちゃん元気なの?」と聞かれる。
自分のサイトで、日記を毎日のように書いてた彼女が、最近日記を更新してないから、
心配なのだそうだ。
そ〜か!近況がわかんないもんね。ヤツは元気ですよ!
まどかが言うには、コンピューターの前に座らない日々だそうで、
日記を書くのも、お休みって感じらしい。
僕もそんな時期があったので、よく分かるのだが、日記を書かなきゃっていうプレッシャーがあったり
いろんな人が見てるっていう圧迫を感じたりするのだ。
アーチストとしての本分は、いい曲を書いていいライブをしてお客さんを喜ばせる事であって、
日記を書く事は、そのオマケ、というか活動の近況を発表する場だと思う。
が、実際はそうはいかず、今日これした。何処行った。なんてな内容になる。
それを毎日書くって事は、大変な事だよ。
、、と、妹分の弁護をしてみた。サスガ兄!僕ってエライ!(自画自賛かよ)
まあ、そんなこんなで、只今まどかはレコーデイング中であります。
今回はギターソロも自分でやっております!。
ヤツには重た〜いレスポールは似合わないと、思いきや結構サマになってるのでありました。
ヘタウマギター乞うご期待っ! |
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真剣じゃぁ!! |
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第117話(9/19 FRI) |
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最近、執筆中なのである。 オイオイ!何を?って?
前回の日記に書いたが、語り&ライブを計画中なのだ。
まじめな話、過去の事を語るのはアドリブじゃ出来ない。
自分がどんな事を体験したか?それをどうやって伝えるか?
一回、原稿にしてみないと分からない。
それで、執筆中って訳である。
実際、書きはじめると結構、いや相当難しい。
辛かった事を、「僕って可哀想でしょ?」みたいな表現にするのはゴメンだからな。
この日記書くんだって、実は相当唸って書いてる(というか、文才がない、とも言う)んだから、シビアな経験を自分のペンで書くってのはどうも、、、、。
ってったて、他に書く人いないし(売れっ子タレントはゴーストライターいるけど)
自分で書くしかないっ!。
津久井くんのステージの後、G倶楽部運営委員のMさんがいたんで、しばらく談笑してた。
「さあ、そろそろ帰って、原稿でも書くか!」って言ったら、
「えっ!池間さん小説書いてるんですか?どんな小説ですか?」って聞くもんだから、
からかい半分で「エロ小説書いてるんだよ!」って言ってみた。
そしたら、目を輝かせて、
「えっ、江戸小説?時代劇書いてるんですか?」だって。
ミュージシャンで、時代劇書く奴なんているのかよ?
それにしてもMさん、、、あなた最高!面白すぎ。
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第116話(9/10 WED) |
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6月の伊万里でのコンサート、まどかと行った徳之島以降目立った活動もなく、
これではイカンと思う今日このごろである。
ベースを弾く仕事が忙しいのは結構な事だが、それを理由に活動をしないのはイカン。
まじめな話、僕が歌を始めたのは深い深い理由があるのだ。 そして目指す夢もある。
多くの人に聞いてもらいたい、元気のない人に少しでも元気になってほしい。
そういう目標があるのだ。
「春はくるから」をはじめとする一連の楽曲は、松谷との闘病生活の中で生まれた曲であり、
「ひかりのうた」は学級崩壊の子供達と僕をつないだ曲である。
今までは、そういう背景を語る事なく歌っていたけれど、この背景や僕の体験を語りながら歌を歌う事で、より一層歌の持つエネルギーを感じてもらえるのでは?
と思うようになった。
松谷との闘病生活の事を語るのは、楽な事ではない。
当事者が語る事で「お涙頂戴」のようになるのも嫌だ。 そんな事を伝えたいのではない。
僕が語れば、そういう意味にとらえる人も中にはいるだろう。
しかし、それを怖がって何も語らないのも何か違うような気がする。
血のにじむ様な辛い思いをした人間が、今は立ち直ってこんな「バッカで〜す」みたいにやってる事は、人にとって少しは元気のネタになるのではないか?
仮にそうだとしたら、これは僕の「生きがい」にも似た大きな役割のような気がする。
初心に戻ろう。そして歌おう。語ろう。と思う。
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第115話(9/6 SAT) |
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9/2柳さんの仕事でサッポロに飛んだ。
またまた北海道である。ここんとこツキいちで北海道に行ってる。
やはり僕は北海道に縁があるんだろうな。
今回は、道東には寄らず1泊2日で帰らねばならない。
本当は井地か岡澤を連れて道東に行こうと思ってたのだが。
そのかわり、道東屈指の酒のみドラマーリョウちゃんが見に来る、というんで楽しみにしていた。
空港に集合時間の1時間前に着くと、もうマネージャーさんが待っていた。
誰かと話している。 あっ、井地だ。
「オハヨ〜」と声をかけて振り向いた井地はヘアスタイルがカッパみたいに短くなってた。
田辺に続き、井地もショートかよ!。しかし変な髪型だな。
本人曰く、「何か気持ち悪いヘアスタイルにしたかった」そうな。
コンセプトは弱そうな大仁田厚だそうである。
札幌の会場、ペニーレーンに到着し、サウンドチェック。
このバンド、井地以外は全員歌う、というメンバーでロクにリハーサルもしないのに、
まあ、コーラスがきまる。なんともいいメンバーである。
負けじと僕も、歌わんでいい箇所まで、勝手に歌ったりしてるのだが何だか気持ちがよいのだ。
リハが終わり、リョウちゃんと再会。
タンタカタンという焼酎と僕の大好きなセイコマート(北海道にしかないコンビニ)のコーヒー牛乳を差し入れてもらい、上機嫌である。
本番は、リョウちゃん曰く「とり肌が立った!」くらい良かった。
(サラさ〜ん!来ればよかったのにっ)
終演後、リョウちゃんを人質にとり、打ち上げに強制参加させてしまった。
差し入れでもらった焼酎を、お店に人にバレないように隠し飲みの暴挙にでた。
といってもバレてんだろうけど。
一時間ほど経ち、みんな酔いが回ってきたころ、柳さんが
「あれ!この人ダレ?」
リョウちゃんを指して言った。あっ!紹介するの忘れてた。
でも、それまで違和感なかったって事?標茶町在住のスーパー大工ドラマーは僕と井地以外は初対面の人ばかりにも関わらず、正しいヨッパライになっていた訳であった。
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弱そうな大仁田 |
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人質のクセに上機嫌である |
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第114話(8/30 SAT) |
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このところ、忙しくしているわりに、ネタがなく日記かくのお休みしてました。
夏はこのまま終わってしまうのか?と思ってたら、ここ数日暑くってたまったもんじゃあありません。
「夏はこうじゃなきゃ!」とか言っておきながらエアコンはバンバンかけるわ、
冷たいものをガンガン飲むわで、やはり僕は暑いのは苦手のようであります。
今年、再結成されたclassのライブ生放送があり、TOKYO FMホールまで行ってまいりました。
知らない方も多いと思いますが、10年前クラスが大ヒットを出し
97年に解散する直前まで、僕はサポートをしていました。
以前、「はね」のライブで出演した事のあるライブデポという番組。
生放送で、しかもインターネットでは画像つきで生配信。
何度やっても、この生放送ってやつ、カラダによくありません。
ミストーン出したらそのまま放送されるんですからね。
以前もジュークの時、世界同時生中継!ってやつで始まるまではキンチョーだったですよ。
まあ、はじまっちゃえばどうって事ないんだけど。
この番組の司会者、大江千里くんとセッションがあり「君をのせて」という
沢田研二の名曲をやる事になり、彼が会場入りしてからリハーサルをやった。
昔から人に「歌うと大江千里に似てる」と言われてきたけど、実際生で聞くと、
なるほど、似てるって言えば似てるな、、。
リハが終わり、楽屋にいると隣から歌声が聞こえる。
千里くんが「君をのせて」を練習してるのだ。
そこへ津久井くんが入ってきた。「池間さんが歌ってるのかと思った。」だと。そんなに似てるのか?
今度カラオケ行って「格好悪いフラレ方」歌っちゃうぞ?
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第113話(8/21 THU) |
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2日間休みがあったので、長野にいるヤリちゃんを訪ねた。
ヤリちゃんとは、このサイトにも度々登場する、僕が歌をやるキッカケを作った人物で、
毎度お騒がせの楽しい人である。
以前、浜中町に住んでいたという、N原くんという人が今、長野に住んでいて、
その家にヤリが居候している。
N原くんは、留守で会えなかったが、あるじのいないお宅にお邪魔させてもらった。
そのお宅が何とまあ、ビックリ!
築100年はたってる藁葺き屋根の家。
しかも凄い山の中。周囲に他の家はない!。
さすがに、藁葺きの上に青いトタンで修繕してあるが、中に入れてもらうとそこはまるでタイムスリップ
したかのような空間。昔ながらの正しいニッポンがそこにあった。
聞くところ、90才のおばあちゃんが1人で住んでた家だそうで、おばあちゃんは老人ホームに入ったので無人化していた家屋を借りたそうな。思いがけない貴重な体験である。
山の中腹にある家の周りは、植物の宝庫。昆虫はイヤという程いる。
トノサマバッタなんて、子供の時以来見てなかったよ(懐)
電気も水道も電話も来ているし、車さえあれば何の不自由もない。
田舎暮らしもいいもんだ、なんて思っていたのもつかの間。
夜、寝ていたら、僕の顔の上を何かがかすめて通った。
ん?、、えっ? ガ、蛾だあ〜っ!
セミでもバッタでもチョウでもいいよ。でも蛾はやだよ。
露天風呂に入ってたら、足の内股の付け根、つまり位置的にはビミョーな場所をアブに刺された。
痛いならまだいい。かゆいのよ。刺された位置が位置なだけに掻こうとすると、手が股間に行く訳で、、。
人前では掻けないのである。
アブさんよ、刺すなら刺すで
もうちょっと別のところにしてくれ!。
、、、、ってか?
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人里離れたN原家 |
もうトンボが跳んでいた |
野生の花畑が美しい |
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第112話(8/15 FRI) |
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大ニュース、大ニュース、
カラ〜ンカラ〜〜ン!。
まどかのレコーデイングを我が家でやる事になって、徳之島から送られてきた黒糖焼酎をタナベに渡すってんで、田辺が家に来る事になった。
徳之島珍道中から、はや2週間、会うのはひさしぶりである。
歌入れ作業も終盤に差し掛かった頃、家のピンポンが鳴った。
酒には目がない男である。さぞかし喜んで来た事だろう、などと思いながら、家のドアを開けた瞬間、
知らない人が立っていた。、、、、いや知ってる人だ。タナベに似た髪の短い人である。
その人は、いつものタナベのように家にあがりこんできた。、、本物の田辺だ。
しかし何かが歴然と違う。髪の毛が短いのである。
以前は、長髪にソバージュ、いかにもロックバンドのニーサン。だいたいそんな格好の人は
ワルそうに見えるものだが、タナベの場合、そんな格好でもいい人に見えていた。
それが、こんな髪が短くなったらすご〜くイイ人に見える。
悪い意味じゃなく、ほんとに好青年よ、タナベくん!。
これで、女の子にモテモテか?
ちょっと、鳥塚しげき入ってるか?。
昔のタナベを知らない人は、当サイト、 Gallely,News,Liveあたりに写真があります。!
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あんた一体ダレ? |
側面からの図 |
ヨメが来る日も近い? |
ご参考までに・・・ by sara |
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第111話(8/11 MON) |
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いや〜最高。ほんとうに最高な夜だった。
8/9高円寺JIROKICHI、ORITO(オリト)くんのライブは最高だった。
台風10号が関東地方に最も近ずいた日、強い風と雨の中出かけた。
ギターの星川薫以外のミュージシャンは、初顔合わせであったにもかかわらず、
素晴らしいパフォーマンスだった。
ベーシストから言わせてもらうと、こういう初顔合わせの場合、ドラマーとの
コンビネーションが悪いと、どういしようもない演奏になってしまう事がまま、ある。
が、しかし、ドラマーの佐野康夫くんは目をつぶっていてもビッタシ合うくらい
バッチリの人で気持ち良い。
売れっ子ドラマーのようで、いろんな所で彼の名前を目にするけど、さすがである。
他のメンバーも素晴らしくて、サックスの木村佳代子さん、キーボードの中道勝彦くん、
コーラスのトミカちゃん、ジェイドくん、そしてORITOくん、みんな素晴らしい人達であった。
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木村佳代子さん、お酒強いです |
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ドラマーの佐野くん、イイ男です |
そして何よりも素晴らしいのは、この台風の中来てくれたお客さんだ。
みなさん、ありがとう。
ミュージシャンみょうりに尽きる。こういう日があるから音楽はやめられないのだ。
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第110話(8/7 THU) |
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8月5日、北海道へ飛んだ。今度は柳ジョージさんの仕事で、名寄、旭川でのライブがある。
名寄市へは、旭川空港から車で2時間ほど、天塩川の河川敷で特設ステージでの野外
ライブである。
東京は晴天だったのに、北海道は雨だった。 徳之島に続きまたしても雨か?
実は僕が雨男だったりして。 いや、そんな事はない、、、はず。
名寄に行ったら是非会いたい人がいる。
美深という名寄からさらに北にある街に住む、上田茂さんという画家の方だ。
彼の絵を見た時、戦慄が走ったのを今でもよく覚えている。
その絵は、縁あって我が家にある。 いつ見ても素晴らしい絵なのだ。
2年ぶりに会った上田さんと奥様は元気そうで2人とも、とてもきれいな目をしていた。
会うと心が洗われてしまう、そんな人だった。
上田さん、来てくれてありがとう。
ライブの時刻には、雨は止み、雨男疑惑返上である。
翌日、旭川のライブは満員のお客さんで大盛況。
予算の都合という事で、ギター、ベース、キーボードという
ドラムのいない編成であるにもかかわらず、いい演奏だったと思う。
終演後、ビートルズマニアの人が経営するライブハウスへ行き、
お店の人と、ビートルズナンバーを演奏した。
地元の人と、こうやっていきなりセッションするのは楽しいものである。
再会を約束し、東京に戻った。
音楽をやっていて良かったと思うのは、音楽を通じて、見ず知らずの人といきなり友達になれる事だ。
それにしても、この2ヶ月間に北海道へ2回、九州地方へ2回と、北へ南へ忙しく飛んだ。
まあよく身体を壊さずにできたもんだ。 自分の体にありがとうと言いたい。
明日は、殆どが初めて演奏する人たちとのリハーサルだ。楽しみである。
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第109話(8/3 SUN) |
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徳之島から帰った翌日の29日、南青山のマンダラというライブハウスで
ワイルドフラワーズという、強力なオネーさん4人組のライブでベースを弾いた。
このオネーさんたち、普段はソロで活動しているが、
3年に1回の割合で集まってライブをしてるそうだ。
ギターの星川薫に誘われて、僕は初の参加となった。 4人とも歌が強力にうまい。
中でもペニー(当山ひとみ)さんは、テクニックにたよらない素直な歌声の持ちぬしで、いい声だなあと思う。
彼女と話をしていたら、津久井くんのステージを見に行った事があるという。
「何処で見たの?」と聞いたら、「スイートベイジルで聞いた」そうだ。
へえ〜そうなんだ。、、、え?待てよ、スイートベイジルっていったら、
僕がカチカチに緊張して「美しい星」を歌った場所じゃないか!。
こんな歌のうまい人の前で、歌ったのかと思ったら、、、、恐縮です。
演奏する曲が懐かしのデイスコものだったりなので、冗談で、
「みんなアフロヘアーのズラかぶったら、面白いね!」といったら、
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ホントにアフロのズラが人数分用意されていた。
似合わね〜。 |
どうみてもブラザーに見えない |
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第108話(7/26 SAT) |
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朝起きて、テレビをつけたら仙台で地震で大変な事になってる。
南の島で、こんなニュースを見ても何か遠い国の話のような気がしてしまう。
今日も朝からピーカン。日焼け止めクリームも効かない。
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徳之島は泉重千代さんという世界一の長寿者を輩出した土地だ。
彼は他界したが、現在でも日本一長寿のおばあちゃんは徳之島の人だ。
その秘訣は何なのだろうか?食べ物?気候?
いずれにせよ、この暑さでは都会のようにキビキビ動くにはシンドイ。
スローライフ、とは都会人がつけた言葉で
ここでは自然に時間の感覚がゆるくなる。
島の人は、いたって明るくマイペースである。
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泉シゲチヨとワタシ |
今日は亀津商店街のお祭り。午後9時から「あずままどか歌謡ショー」である。
(現地にいったら歌謡ショーと銘打たれていた)
せっかく持ってきたスパンコール、とまでは言わないがヒカリもののシャツは、
まどかと田辺に反対され(パンツに合わない!と言われた、、、グスン)
ふつうのTシャツで出る事に。
会場は野外でステージには屋根はない。
「雨降ったらどうするんですか?」との問いに、「雨は降った事がないから大丈夫でしょう。」との答え。
ムム、あずままどかが雨女だって事を知らないな、、。
まあこんだけ晴れてるんだから、ダイジョウブ、、、、じゃないかも、、、。
さっきまで晴れてたのに雨雲が近ずいてきてる。
夕方6時に始まった地元バンドの演奏直後、大雨が降り出した。
ヤツはやっぱりアメオンナだった!。
催しものは中断し、まどかのステージが始まったのは10時になろうとする時間からだった。
ステージ上のスピーカーも雨をかぶり、音が変になってるし借りたベースは弦が濡れてチューニングが合わない。
しかも子供たちは10時で帰らなければいけない決まりらしく、僕が合間で歌いだした頃、
人が帰りはじめた。あれ〜 ま、待って〜。
と心の中で叫んでも、人は減る。この後まだまどかのステージがあるのに・・・。
ミヨーな責任感を感じるが、精一杯やるしかない。
残ったお客さんたちが、盛り上げてくれてライブ、いや歌謡ショーは無事終了した。
よく考えれば、野外ステージ初体験である。この経験は今後の課題となるだろう。
普段なら、自主的ひとり反省会なのだが、この島の雰囲気が「まあ、いいじゃないの!」
と言ってるようだ。(と勝手に思ってる)ものすごくひさしぶりにビールが飲みたかった。
ホテルに帰り、朝4時まで田辺とビール片手に語り明かしたのであった。
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第107話(7/25 FRI) |
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朝5時30分に家を出て6時間、まどか、田辺、僕を乗せた飛行機は無事、徳之島空港に着陸した。
飛行機を降りた瞬間、その熱気にびっくり、あっ暑い〜っ!。
気温は31度。今月中標津で11度を経験してその数日後に31度かよ!。
温度差20度だぜ!。日本は広い、というか長い国だね。
レンタカーを借りてホテルに。
ナヨロビーチという所にあるホテルというかコテージが宿泊先となっていて、
ここは、かの高橋尚子選手が合宿をした場所だそうだ。
今日は特に予定がないので、島を一周ドライブする事に。
島の西側から東側に出ると池間」という地名がある。
まどかが一時住んでた場所だそうだ。
5年前、僕に会った時、他人のように思えなかった・・・
・・・というのは、この地名のためなのか?
僕自身、初めて来た場所なのに愛着を感じる。
沖縄の池間島は「池間さん」が住んでるらしいが、
この場所には「池間さん」はいるのだろうか?
いるのなら会ってみたいものだ。 |
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自分の苗字がバス停になってる |
その後、亀津というまどかのおじさんが薬局をやってる場所へ。
ここのお祭りで「ショー」が行われるのだ。明日が楽しみである。
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第106話(7/24 THU) |
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明日から徳之島に行くのである。
前日になってやっと(いつもながら)準備しなきゃ!モードであるが、
今回は、南国行きなのであって、北海道に行くのとチト違う。
「水着もってく?」とまどかからメールが来た。 そうか!泳げるんだ。 すでに。
そんな気はなかったが、一応持っていくか?と思ってたら掲示板に「想像できない」と書かれてた。
僕自身も想像できない、というか想像したくない。
田辺がイアンソープばりの競泳用パンツをはいてきたら、どうしよう?と思う。
ちなみに僕はトランクスなのでご心配なく。
インフォメーションの方に「あずままどかショー」と情報がのっている。
これは、まどかが冗談でサラさんに言ったのだとばかり思ってたら、
どうやら、地元では本当に「あずままどかショー」と唱っているらしい。
http://www1.ocn.ne.jp/~kyokai/ (掲示板参照)
ライブ、でもコンサート、でもなくショーだよショー!。
なんかさ、スパンコールの衣装でも着るか?
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第105話(7/23 WED) |
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僕は、旅に出ている時に仕事の依頼の電話をもらう事が多い。
北海道にいる時は必ずなにか電話をもらうし、先日に伊万里の時もそうだった。
今回の北海道では、中標津空港で飛ぶか飛ばないかの瀬戸際の時に仕事の電話をもらった。
こんな事なら、いつも旅に出てようかしらん?と思うが。
名古屋の仕事を終え、祖母の初盆を終えて東京に戻り翌日、指定されたスタジオへいった。
青葉台スタジオという所だ。このスタジオは思いでの多いスタジオで、
スタジオの仕事をしはじめた頃よく行った所。
アニメの「うる星やつら」なんかもここで録音した。
今回の録音はCM音楽で、ベッカムが出るCMらしい。
らしい、というのは我々には詳しく説明がないからだが、
我々ミュージシャンも詳しく聞かないので、ある日テレビで流れて、
「あっ、この CMだったのか!」という事がしばしばある。
楽器をセッテイングしてると、ギターの人の機材が運ばれてきた。
どこかで見た機材だと思ったら、末原さんが入ってきた。
ギタリストって、末さんだったのね。
19日は、高橋洋子さんのコンサートでベースを弾いた。
ドラムのいない編成でコンピュータのリズムにあわせる演奏で、大変だったが、楽しいライブだった。
彼女は歌がとてもうまい。 しかも詞の内容がいい。
僕もこの位歌えたらなあと思う。
横浜でのライブなので、横浜市民の田辺を誘ってみた。
「ライブあるんだけど来ない?」
「う〜ん、今日はライブを見に行く予定がはいっちゃってるから、行けない。」という返事。
そうか予定が入ってんだったら仕方ない、、。
ステージが始まると、客席になんと田辺がいるではないか!
見にいくライブって、つまりこの事な訳ね。 僕が出るって知らなかったらしい。
おまけに、まどかのマネージャーさんが徳之島に行けなくなって、
急きょ替わりの人見つからなくて田辺んとこに連絡がいって、田辺が行く事になったと連絡を受けた。
なんだかおかしくて、しばらく笑っていた。
という訳で、「まどかショー」は当初弾き語りから、
バックメンバー2人を従えての、豪華版へと変貌をとげる事となった。
徳之島ツアーは珍道中と化すであろう。
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