第76話(3/19 WED)

僕が子供の頃、母から戦争の話をよく聞いた。
空襲警報が鳴り、防空ごうに逃げ込んだ事、食べ物が貧しかった事、
祖父に徴集令状が来た事、様々な辛い話を僕に話した。

政治体勢がどうであれ、逃げまどい苦しむのは罪のない一般市民だ。
ニュースは一般市民の心の内までは報道しない。
イラクの人々の不安はどれほどのものなのか。
歴史はくり返され、罪のない人が犠牲になり、残された人の心には傷が残る。
何度も何度もどうして同じ事をくり返すのだろう?

暴力を受けたら暴力で返すしかないのだろうか?

そこには、怨念というドロドロのエネルギーが何層にも重なるだけだ。
怨念から平和を生み出す事はできるだろうか?

戦争をする事も勇気のいる事かもしれないが、戦争をしない勇気、
そして戦争以外の方法を模索する勇気の方がはるかに尊い。

この地球は1つしかない。 そこに住む者同士が争う事がどんなに無益、いや有害である事か。
る事か。もういいかげんに分からなければならない。


第75話(3/18 THU)

ローリングストーンズを東京ドームに見にいった。

行きたいと思った時には、すでに遅し、ソールドアウト・・・のはずが、
3日前に友人から「あるよ!」といわれ、「行く〜〜!!」となった。

久しぶりの東京ドームである。 イーグルス以来だ。 何年前だ?
すごい人の数である。 何人入るんだろう?
チケット代¥13200×1万人として、、ええっと、、。
さすがロックスターは稼ぐ額も違いますなあ。

東京ドームはコンサートホールではないので音の良さは期待できない。 
初来日の時も見にいったのだが、あまり良くなかった。
ミックジャガーが1人でがんばっていて、あとのメンバーはやる気なしって感じだった。
だってみんな60才くらいだもんねえ。

ところが、始まったとたん、前回と何か違う。 カッコイイぞ!キースリチャーズが動いてる!!。
ギターちゃんと弾いてるぞ! しかも走ってる!。
酒とドラッグでヘロヘロになった男とは思えん。 やっぱ血を入れ替えているのは本当なのか?
前回モタリぎみだったチャーリーワッツのドラムも冴えてる。
彼はたしか61才のはずだが、あんなシャープなタイコを叩くとは思いもしなかった。
みんな歳をとって元気になったみたい。
もちろんミックは、凄い!あんな走り回って息切れひとつない。
音楽を職業とする者として、リスペクトを越えてしまう位スンバラシ〜コンサートを見せてもらった。

60になっても舞台に立っていたいなあ。 東京ドームみたいな大きなところじゃなくてもいいから。
目指せ!日本武道館。 無理かなあ? じゃ日本ブドウ園!(ドコ?そこ)


第74話(3/6 THU)

いよいよ北海道最終日。
帰りの飛行機の時間まで、それぞれ別行動しようという事になり、
田辺はリョウちゃん家でのんびり、まどかはスノボ、僕は去年やってとても楽しかったクロスカントリー(スキー)をする事になった。

大坪号でまどかを、ビラオスキー場にひとり残し、屈斜路湖畔にある「のんき舎」という宿へ。
ここの宿主、エッチャリくん(本名はよく覚えてない。みんなエッチャリって呼ぶ)がクロスカントリーの師匠なのである。

去年は美幌峠から1時間ほど歩いて屈斜路湖が一望できる丘まで連れていってもらった。
そこで飲んだコーヒーの味が忘れられなくて、またお願いしたのだった。

今回はのんき舎の裏山へ。 このサイトの僕のプロフィールの写真に映っている所である。
(撮ったのは夏だから、雪はない。冬になると草原が一面の雪原に変わるとてもきれいな場所だ)

クロスカントリーの板はエッジがない。 だからふんばってもツルツルすべる。
転んだら、雪が固まってないので手をついても手が埋もれてしまい起きあがれない。
そういえば、去年はアイス状になった雪だったので、転んだら痛いがすぐ起きあがれた。
今回は痛くないが起きるのは一苦労だ。
なんとか目的地に到着。  ここも景色がいい。  お約束のコーヒー。
ウメーっ!なんというゼイタクだろう。

時間もないので、じゃ戻ろうと滑りだした。 ところがまた転ぶ。
ズボっ!。 けっこう大きな効果音付きで転んだ。 
あれっ、雪が深すぎでホントどうやっても起きあがれないっ!。
エッチャリや大坪さんは先を行って気がついてくれないし・・・。
なんか急に雲行きが怪しい。風も強くなってきた・・・。

寒い。 歩いていれば体は熱い位だが、転んだままの状態では・・・さっ寒い。
このまま起きあがれずに、こごえ死ぬのはヤダ! 満身の力をふりしぼり、立つ!。
よし・・・立ったぞ!・・・と思った瞬間また転ぶ・・・。 トホホ・・・。

エッチャリ師匠になんとか起こしてもらい、帰路へ。
あ〜疲れた!でも楽しかったあ〜。 今度は平地で練習しようっと。

そして去年の夏お世話になったオーチャードグラスというお店で昼ゴハン。
マスター!忙しいとこ押し掛けて、ほんとお世話になりました。

今回は4日間という短い期間だったが、中身の濃い滞在だった。
元はといえば、全然知らない仲。 それをこんなにまで迎えてくれる、人々、そしてこの大地。
北海道という場所はそんなフトコロの深い、心が暖かくなる場所。

だから、また行きたくなるんだよね。
皆さん、ありがとう。 また行くね。


第73話(3/5 WED)

昨日とはうって変わり快晴である。
中標津から弟子屈へ帰る道は、昨日は通れず、グルっと廻り道をしての帰還であったが、今日は大丈夫。 約1時間で中標津へ到着。

養護学校に着くと、いきなり校長室に通される。
現れた校長先生の名は「満月先生」。
なんともまあ、インパクトのある名前だ。 しかもサラさんの大学の先輩だと!。

開演は1時30分。 生徒さんが「コンサート!コンサート!」と歌いながら体育館に入ってきた。
楽しみにしてくれたんだなあ。 よ〜しがんばるぞ!!。

コンサートは僕の歌で始まり、まどかが出て、大坪さんとの「音画物語」という順で行われた。
まどかが出てくると「カワイイ〜!」と声援がかかる。
終演後、今度は生徒さんと先生たちが僕らに歌をプレゼントしてくれた。

詩を生徒さんが、曲を先生が書いた歌だそうだ。
相当練習したんだろうな。 全員で歌うパート、各学年で歌うパート、そして先生達だけで歌うパートと分かれていて、みんなひとつになって歌ってくれた。

聞いているうちに、何だか胸が熱くなってきた。 涙腺も弱くなってくる。
素晴らしいエネルギーだ。 歌を聞いてこれだけ感激したのは、何年ぶりだろう。
歌の素晴らしさを逆に教えてもらった。
彼等は、社会的に言えば「障害者」という事になるのかもしれない。
でも、感性が豊かさ、心のきれいさで言えば、彼等はとても「まともな人達」である。
むしろ、我々の方が障害を持っているのではないか?と思った。

そして終了後、中標津では有名なラーメン屋に直行!。 昼ゴハン食べてないのよ〜。
ハラ減った!洗面器1杯分食えるぞ!と頼んだ普通盛りのラーメンが、
洗面器ぐらいデカイドンブリで出て来た。
く、食えない!。 いくら野菜みそラーメンを頼んだとはいえ、
野菜が多くてメンを捜すのに一苦労するラーメンは初めてである。
「今日のところはこれ位でカンベンしてやろう」と捨てゼリフをはいて店を後にした。

お店の皆さん残してゴメンなさい。


第72話(3/4 TUE)

まどかに電話で起こされる。 「いつまで寝とんねん?」
えっ!あっ!!11時だ!!!。 昨日寝たの5時過ぎだもんな〜。
・・・とかブツブツ言いながら食堂に降りていくと、田辺とリョウちゃんも今起こされたらしい。

用意してもらった朝飯を食べながら、外を見ても何だかよく見えない。
よ〜〜〜く見ると、ふっ吹雪じゃん!。 雪で車見えないじゃん!!。

この時はまだ、事の重大さに気がついておらず、東京組3人ははしゃいでいた訳である。
そして、コンサート会場である中標津に向かい、出発!。  まるみさん、アリガトウ〜。
と車を走らせ、道に出た瞬間、吹雪いてる道のコワサを実感するのである。

前が見えない。 中央分離帯も側道も見えない。 対向車が来た、と思った瞬間すりぬけて行く。
ドライバーの大坪さんも北海道は長いけどこんなのは初めてらしい。

後で分かった事だが、この道も僕らが通った30分後に通行止になったそうだ。
普段は1時間で着く中標津に2時間以上かけて到着。 しかしまだ時間がある。
じゃ、お馴染みの養老牛温泉(ヨウロウウシと読みます)に行こう!。

国道を反れ道道(どうどう)に入る。 通行止はなさそうだ。
ところが、この道がさらに凄かった。 目の前マッシロ!。
前の車も対向車もなん〜にも見えん!。 先導車の更科号も困っていただろう。
停車する訳にもいかない(追突される)進む訳にもいかない・・・。

引き返した方がよさそうだ。 この分じゃ養老牛に着いても今度は戻れない。
そして「中標津温泉」なるものに入る事に。 期待せず入ったせいなのか、いい温泉だった。
吹雪なのにわざと露天に入ったりして・・・。

そして中標津養護学校へ、搬入じゃ!。 弟子屈から助っ人スタッフが通行止で来れない。
学校の先生方も手伝ってくれて搬入、セッテイング。
あ〜だこ〜だ言いながら、見よう見まねのセッテイング。
サスガ元スタジオ関係者まどかである。 PAのチェックまでやりだした。プっ!プロみたい。

とはいうものの、我々には気になる事があった。
通行止って事は、弟子屈には帰れない。 羅臼にも戻れない。 中標津に宿を取るしかないのだ。

宿を紹介して頂き、リハーサル。
去年のツアーはカチカチに緊張していて、前日リハの時から左手左足が同時に出る感じだった。
しかし今年は違う。
普通でいられる。 気持ちがニュートラルなのだ。
考えてみれば、去年は色々あった中で大勢のスタッフが動いてくれ、
新聞にもデカデカと載せてもらい、嬉しかったのだが、反面プレッシャーが凄かった。
何とか期待に答えたかった。でもその期待に答える事は、等身大の僕ができる事ではなかったんだ。
自分が歌う事だけで精一杯なのに、それでも心よく引き受けてくれたメンバーに気をつかい、
スタッフに気をつかった。
でもそれがフォローできてない自分に腹もたてていた。

いつしか北海道に来た僕は、何かスペシャルな僕でなければならないと、
自分に言い聞かせていたんだ。
でも僕は僕なんだ。 良いも悪いもひっくるめて僕以外の僕にはなれない。
「そのまま歩いていこう」って歌ってるの誰?そう思った時、無理をしてた自分をやめた。
メンバーに少しでも多くギャラを渡したい。 そう思うのもやめた。

それが今回の、いや今回からの僕だ。

いつしか吹雪は収まり、通行止解除もでてきた。 結局我々は弟子屈に帰れた。
大いなる自然の前では、人はどんなにがんばっても非力だ。
でも、流れにまかせていれば、辿り着くべき所へたどり着けるのだね。


第71話(3/3 MON)

いよいよ、北海道行きの日である。
飛行機の時刻は9時15分。 逆算すると、家を6時45分には出なきゃならん。
日頃、朝寝て昼起きる僕にとっては、キツイ話である。
その為に2〜3日前から、早く寝て、早く起きるようにしていた。

その成果はバッチリ。 ぐっすり寝て5時半に起きた。 よ〜し行くぞ!!!。
・・・と飛行機に乗ったとたんに、寝た。 日頃のクセはそう簡単には抜けないのね。

釧路空港には大坪さんが出迎えてくれた。早速おなじみの寿司屋(回転)「なごやか亭」へ。 
ウメ〜!。
そして、僕の音楽の発祥の地、浜中町へ。 
僕と松谷が初めてコンサートをした時、小学5年だった連中も、今は中2。
彼等がクラス全員で出迎えてくれ、ほんの短い時間だが、近況報告会。
ギタリストの悠大は生徒会長だそうな。 人って成長するものなんだなぁ。
何だか元気をもらっちゃった。 そして、今夜の宿泊地、羅臼へGO!。

なんだか、風が強くて雲行きも怪しい・・・。

19時にラウスのまるみ食堂に到着。 マスターの鈴木さんと再会を喜びあう。
何だかすでに、ギターが何本も陳列されてるぞ(彼はアコギコレクターなのである)。

温泉につかり(これまた最高でしたっ!)晩ゴハ〜〜ン!。
出て来たモノは、毛ガニ、タラバガニ、イクラ、ウニ、ホタテ、スケソウダラ、ケイジ・・・。
えっ! 刑事? いやいや鮭児ですよ。 ン〜万本に1本とかいう幻のシャケ。
地元の人も食えないってんだから、ゼ、ゼイタクだわ〜。 シヤワセだなあ(by加山雄三)

その後は地元の人も交えて、飲めや歌えや、大工のリョウちゃんは暴れだすわで、
飲めない僕も酔っぱらってしまい、気がついたら、マスターの部屋で人生を語っていたのであった。


第70話(3/2 SUN)

気がつけば、日付は3/2!って事は、北海道に行くの明日じゃん!!。
2月ってさ、28日までしかないんだった〜。
でも、家賃は1月分ちゃんと取られるぞ!。日割りで返してほしいわ。
ホンマ(何故か関西弁)

そ、そうじゃなくて、準備、準備!!。 まだまだ時間はあると思って、何も考えてなかった〜。

あらためて、どのくらい寒いのか去年の事を思いだしてみる・・・?・・・・・
・・・相当寒かった。 でもどんな格好で出かけたか?記憶が定かではない。

Tシャツは何枚?靴下は2枚履き?(エーそんな事したかな〜?)
靴は?・・・クツ???何履いてたっけ?

ええいっ!行き当たりばったりじゃ〜〜っ!!

と、ここで思い出した事が1つだけある。

去年も行き当たりばったりであった。 チャンチャン!!!


第69話(2/22 SAT)

今だにマックと格闘中なのである。

このアイマック、2000年に買ってから、ずっとネットにしか使わず、
「ボクはインターネットマシンだもんね」ってな感じだったのが、
いきなり、音楽ソフトは入るわ、それに必要なドライバーやら、設定やら、
USBポートにゃ、いろんなコードをさされるわ、で「ちょ、ちょっとまって〜」
と言っているようである。

事実、よくフリーズする。

「512MBのメモリを入れてあげたじゃないか!しっかりせい!!」

叱咤激励(しったげきれい。と読みます)にもかかわらず、
どうやら自覚が足りないらしい。

キツク言ってもかわいそうなので、化学ぞうきんで、拭きながら、
「カワイイね〜!」などと言ってみる。

でもフリーズする。

機械に愛は通じないものなのだろうか?


第68話(2/12 WED)

深爪は治ったが、コンピューターくんの問題はまだまだである。

というかね、マックってさ、2月にモデルチェンジして、いままでのシステム(OS9)が使えないのよ。
新しいマック買うぞ〜!と調子よかったのに、今までのシステムが使えないとなると、
かなり具合悪い。 1月末までは売ってたのに〜。
よし、ネットで調べて、在庫を捜そう!。と「価格.COM」はじめ、ありとあらゆる手を使い、リサーチ。
ところが、どこも売り切れ!。
中古市場にも、まだ出て来てないし。

そうだ!ヤフオク(ヤフーオークション)に行けば、あるかも。!
あ、あった。 件数は2件だけど、新品と中古と1台ずつ出てる。

新品の方を入札。 実はワタクシ、ヤフオク初体験でございまして、
期待と不安の入り交じる中、入札をいたしました。
ドキドキもんでございます。
そのマック、OS9対応の最後の品となる為、人気が高うございます。
すでに、定価に近い額がついており、ワタクシは定価の額を入札いたしました。
(何故、急に丁寧語になるのでしょうか?)

その時点で、最高入札者はワタクシでございます。
もう、取ったも同然、
左ウチワ状態でいたところ、タイムリミットギリギリで、定価以上の値で
入札者が・・・??!!
こういう事はよくある事だそうで、落札できなかったのでございました。

ここで話が終われば、トホホ話なのだが、(あれ、口調が戻ってるぞ)
使用中の iMAC(G3マシン)でも、ある程度の所までは、作業ができる事が判明。
星川くんの協力で、実際に試してみた。
処理能力はやや難があるが、特に問題はない。 しかもいい音だ〜〜。!!!

落札できなかった事が、結局ラッキーになった。
これで、周辺機器にすこしお金をかけられる。
ヨカッタ、ヨカッタ。
ホントに僕って運がいい!めでたし、めでたし!♪♪♪(← 1人で盛り上がるおめでたい人)


第67話(2/7 FRI)

うちのコンピュータはiMACなのだ。
メール&インターネットにしか使わない。
音楽制作は、古いノートパソコンを使ってる(powerbook550c)。
ミュージシャンの友人達は、みなやれG4だの、デジタルパフォーマーだの(音楽ソフト)と言って、
最新の機材を導入していて、そういう会話になると、着いていけやしない。

友人が家に遊びに来ると、必ず言われる。
「iMAC持ってんだからさ、こっちで音楽制作しろよ!。宝の持ち腐れだぜ!」
来る奴、来る奴にそう言われ、と言っても周辺機器を買い直したり、
ソフト入れ替えしたりメンドくさいんだよな!と、ガンコにも古いマックでおし通していた訳ですよ。

レコーデイングスタジオに持っていって、デイレクター(V社のSくん)から、
「池間さん、まだこんなの使ってんすかあ〜?」などと言われても、
快適に使えるんだから、これでよかったのね。

ところが最近、末原さんちで録った音が良くって、 G4買って乗り換えたくなったのよ。
まずは、手始めとして、USBの付いた周辺機器を買って、iMACで試そうと。

久しぶりに機材の裏側に回り(かなりきつい体勢で)コード類を整理、
あ〜でもない、こ〜でも・・・とやって、ヘトヘト。
おまけに一瞬のスキをついて深ズメ・・・イタ〜〜い!
何度か裏に回り、やっと整理がついて、iMAC起動!。
設定をして、さあ!・・・というところで、エラー!!再起動っ!。

なんかね、ウマが会わないみたい・・・。
マックユーザーに言わせると、そこがマックのかわいいところじゃん!とか言うんだけどさ、
オレにはかわいくないーーっ!
深ズメしたとこが痛い〜っ!水がしみる〜っ!・・・(;´д`)トホホ・・・・。


第66話(2/5 WED)

みんなの歌でまどかの歌がなかなか流れない。
ずっと国会中継である。 心待ちにしてる人も多いだろうにね。
当の本人もさぞかし、イライラしてんのかな?と思ったらケロっとしてた。
スノボしに長野まで行ってたそうな。

一足先に「リセット」見せてもらいましたけど、なかなかグッドですよ。
小泉さんや、議員のセンセイの顔をテレビで見るより、まどかウサギが動くの見てた方が、
よっぽど平和な気持ちになるんだけどなあ。
(何の事だかは見ればわかります)

まどか事務所のTさんと軽く打ち合わせましょうという事で、13時に約束をした。
ほんの1時間程度で話は終わるものと思っていた。
当然まどかの話題なのだが、盛り上がりに盛り上がり、終わったのは18時。
つまり、5時間も男2人で喋った訳になる。
Tさんのまどかに対する愛情は素晴らしいもので、僕が日頃思っている事と
変わりがなく、お互いの夢を語りあう建設的な話になった。

音楽業界の打ち合わせなんて長くて2時間、用件すんだらとっとと帰る、
みたいな感じだが、今日のは違った。
まどかをどうやって世に出すか?
この人は真剣なのだ。 それが痛いほど伝わる。 僕はこのTさんが大好きになってしまった。

打ち合わせに使った店が昼休みになるからといって、追い出され、喫茶店のハシゴまでしたんだよ。

珍しい業界人だよね。


第65話(1/29 WED)

BBSでネットができない環境って書かれてたけど、別に山ごもりとかしてた訳じゃないよ。
実家に戻ってたのさ。
実は、去年から寝たきりになってた、おばあちゃんが急に亡くなっちゃったんだよ。
朝ゴハンを食べたら、眠りはじめて、そのまま・・・。
92才。 明治の最後の年に生まれ、4つの時代を生きた僕のばあちゃんは、苦しむ事なく静かに息を引き取ったのです。

おばあちゃん、ありがとう。

ばあちゃんが亡くなった日、僕は仕事でフジテレビにいた。
ミュージックフェアという番組の収録だったんだけど、出演が、加山雄三、後藤真希、徳永英明でさ、
えっ!徳永ぁ〜!と思う方もいるでしょう。
そう、会いましたよ!久々に。
病気の方はもう大丈夫のようで元気、というか、
僕の顔を見るなり、寄ってきて、話しかけるわ、譜面を隠そうとするわ、
今、演奏中(リハーサル)だっちゅうの!!

なにはともあれ、元気になってよかったね。
2/15にオンエアーされます。
彼とは、8年ぶりの共演だ〜。


第64話(1/17 FRI)

年明けから、日記の更新が全然進んでない。
「やる気あんのか〜?」と皆さん思われるかもしれませんが、そうではありません。
文章が書けないんスよ。 このごろ。
いわゆる、スランプ?ですかねえ。

あ〜こんな事、日記に書けたらいいなあ、と思う事はしばしばあるものの、
いざっ!PCの前に座ると・・・う〜ん、どうやって書こう???
となってしまうのであります。

まあ、日記なんだから、思った事書きゃいいんだけど、
最近、思いもよらぬ人から「見てるよ〜」と言われる事がしばしばあり、
少々、照れくさいのも手伝って書けないのかも知れませんがね。

先日の日曜日のラジオは、朝早いにもかかわらず、随分反響があったようで、
連絡先に無理矢理なってもらった、弟子屈の喫茶「あい」さんは、
去年の3月に北海道新聞に載って以来のもりあがりだったようです。

今回は北海道からの問い合わせはなく、本州や九州からのものだったそうで、
さすが全国放送は凄いや!。

伊万里の中村さん(奈美パパ)から「九州でライブやんない?」って電話をもらい、
九州進出か〜!とはりきっているこのごろであります。


第63話(1/7 TUE)

世の中は今日(6日)が仕事はじめの所がほとんどだろう。
日記も随分書いてなかった。 今日から始めるとするか。

年末は柳さんの仕事で、名古屋だった。
大晦日、年越しそばを食べようと、みんなで評判の店に行った。
ところが、休みなのである。
普通、大晦日はそばやは営業してるでしょ? 稼ぎ時だもんね。
仕方ないので、ホテルの人にやってるそばやをリサーチしてもらった。
ところがよ、近辺のそばやはみんな休み。

仕方なく、きしめんやに入って、年越しそばを食べるはめに。
店に入り、ワイワイとはしゃいでた我々の前に来たそばをひとくち食べた瞬間、
みんな無口になった・・・マズイ。

つまり、きしめんのダシの中にそばがはいってるのである。
急遽、「年忘れ、我慢大会」と化したのであった。

元旦から3日まで、静岡の実家で過ごした。

中学と高校で一緒だった、青木くんと浜松へ飲みにでかけた。
高校までしか静岡にいなかったので、地元の夜の世界はトーゼン知らない。
大人になってからの浜松の街は、僕の知ってる浜松とは全然違った。

日曜日になるとよく通った通りが夜ともなれば、こんな感じになるんだ!
地元のはずなのに、オノボリさん状態である。
さんざん食って、飲んだあげく、ラーメンを食べて帰る、という
ヨッパライのおきまりコースをやってしまった。 オマエ食い過ぎだよ!

正月太りという言葉があるけど、寒い時って、なんか食欲でません?
体内に熱量を溜めようと体が欲するじゃないかな?・・・とかいって
適当な理由を付けて、様は食べたいんだけどさ!。
さあ、これからが大変だよ〜!。
通販の48時間ダイエットジュースでも飲むかな?(ウソウソ)


第62話(12/29 SUN)

今年もあと3日となりました。 あっという間ですね。
この一年は、みなさんのおかげで、とても有意義ないい年でした。
3月に行ったコンサートツアーには、沢山の方に来ていただいたし、
その後も応援してくださる方が増え、嬉しい限りです。

すこし早いですが、今年の日記はこれで終わりです。
明日、明後日、名古屋で柳ジョージさんのライブがあるので、日記がつけれません。
そのまま実家で正月はのんびりしたいと思います。

来年も、皆さんにとって、そして僕にとってよい年になりますように。
楽しい年にしたいですね。

では、よいお年を。!!



第61話(12/27 FRI)

まどかから電話が来て、NHKみんなのうたで流れる「リセット」という曲がCD発売が決まったという。
これはスゴイ話だ。 しかしまだ公にはしない方がいいだろう。
・・・と思ってたら、もうこのサイトでも発表してた。
恐るべし、Sara Music Lab。

1/4にテレビ東京系で加山雄三さんの特別番組が放送される。
そこで、何曲か演奏する事になった。
収録は28日なのだが、リハーサルをするというので、芝浦スタジオまで出かけた。
お馴染みの加山曲のメドレーと、ゲストとのデユエットが2曲。
ゲストはダ〜レ?と聞くと、後藤真希、さだまさし、天道よしみ、だそうで。
どういう組み合わせなんだろう? まあ、いいか。

そういえば、加山バンドのドラムの上野くんも作曲家として活躍中で、
彼の書いた「ブレーメンのマペットミュージシャン」という歌が今NHKみんなの歌で流れている。
数年前に書いた曲が今になって認められたそうだ。

静岡のFM局の人が僕の歌を聞いて「みんなの歌で流れるといい様な曲ですね」と言ってくれた事がある。
僕の歌も流れるようになったらいいなあと思う。
NHKの人、誰か見てませんか〜?


第60話(12/26 THU)

年の瀬である。 メリークリスマス!である。
といっても、ほぼ毎年クリスマスは仕事である。
今年も横浜で仕事であった。

空き時間に、買い物をしようと、横浜の街に出た。
すると、人、人、ヒト。 しかもカップルが大多数である。
あらかじめ、予想していたので心の準備はできていたのであるが、
こうも多いと、だんだんハラがたってくる。
半分うらやましいのであるが。

横浜駅西口を、人の流れに沿って歩くと、橋のたもとにでた。
カタビラ川である。 そう、あのタマちゃんが今でもいるというウワサの川だ。
ずいぶん汚い川である。 なんでまた、よりによってこんな川を選んだの?ってくらい汚いぞ。
タマちゃ〜ん!
せめて、多摩川に戻りなよ!と水面に向かってつぶやくのであった。


第59話(12/19 THU)

まどかのライブの翌日、岩手県の大船渡市という所へ歌いに行った。
「ワンネス岩手」というところの忘年会で歌ってくれと、オファーを受けていたのだった。
大船渡。 時刻表で見ると、東北新幹線、一関駅で大船渡線に乗り換える事になってる。
所要時間はなんと6時間(家から)!!
10時45分に家をでた。
3時に一関につき、スーパードラゴン号というカッコイイ名前の電車に乗る事になってる。
新幹線を降り、在来線のホームに降りた。 ところが電車がいない。
あと5分で出発というのに(しかも始発駅なのに)。

クルッと後ろを振り返ると、そこには2両編成のカワイイ電車が止まっている。
も、もしかしてこれがスーパードラゴン号? 名は体を表さ・・・なかった。

中に入ると、おばちゃんがほとんど。 昼間の電車はこんなもんだろう。
井戸端会議場と化していた。 まあ、それはいいんだけど・・・。
会話が・・何を言ってるのか・・分からん・・。・・・ナマってるのである。

東北に来たんだ〜って実感した。 なんかぼくとつとしてていいのよ、これが。
カタコトとゆっくり走る電車の中で、ホンワカしてしまった。

会場につき、あわててリハ、そうこうしてるうちにお客さんが来てしまい、
チェックしただけで、本番という事に。
会が始まると、能を舞う人やら、バイオリンを弾く人やら、出し物が続いた。
皆さん芸達者である。 気になるのは、お客さんの連れて来た子供が会場内狭しと遊び回っている事である。 正直いって、この状況は辛い。
でも、やるしかないよな。 大人たちも食事をしながらなんで、喋っていて聞いてはいない風。
まあ、しょうがない。 僕の出番がやってきた。 せっかくここまで来たんだ。
やるだけの事はやろう。 子供たちが悪い訳じゃないんだから。

ところがだ。 歌いはじめると、静かになった 。大人たちが真剣に聞こうとしてくれた空気を察知したのか、子供たちが騒げない空気になったのか、子供たちは部屋の外に出て遊びはじめた。  
助かった。 気持ちを込めて歌った。 沢山の拍手をもらった。

ありがとう。 来てよかった。 帰りには、観光とおみやげやらお弁当までもらってしまった。
呼ばれれば、どこにでも行って歌おうと決めた事が現実となった。 うれしい。
岩手のみなさん、また会いましょうね。

ところで、スーパードラゴン号は、2両しかないカワイイ電車なのに、どうしてそんなイカツイ名前が付いているのだろうか?

地元の人が教えてくれた。 「線路がね、クネクネしてるんだよ」
な〜るほど、スーパードラゴン=とってもクネクネしてる。ってコトね。


第58話(12/18 WED)

12/15、渋谷エッグサイトにてまどかの初ワンマンライブが行われた。
集合は朝の9時半。 開演は12時半だってんで、朝もはよからセッテイング。
機材を運び入れ、楽器をチェックしていると、トサカヘアーになったまどかが入ってきた。
入ってきた。おおッ!パンクじゃ!。
河村ツアーが終わった翌日、髪をレモンテイー色(本人はミルクテイー色にしてほしかったと言っていたが、その違いがよう分からん、僕には)にして、髪を立たせて、やる気がみなぎってるぞ。
でも、19のケンジに似てる?・・・ちょっと(書き込みにもありましたが)。
数日前、羽田空港でばったりケンジに会ったばかりで、ヤツも髪を立たせてたんで、
余計にね・・・。(まどかゴメン)

サウンドチェックも順調に済み、河村氏も入ってチェックを終え、いよいよ開場。
お客さんが入ってくる様子を隅っこで見ていると、来るわ来るわ、あっと言う間に一杯になった。

オープニングアクトは河村氏。 実は何日か前に「出る!」と言ってくれたそうで、
彼がいかにまどかを気にいっているか分かる。 本当に彼には感謝である。

でも気になる事があった。 みんな河村隆一を見たら、帰ってしまうんじゃないか?
でも、その心配は無用だった。

登場BGM「いいわけ」でステージに登場した我々をお客さんは盛大な拍手で迎えてくれた。
1曲目「キャラメル」から飛ぶわ、跳ねるわ。 あったかいお客さんだ。
トーゼンこっちも演奏にパワーがはいる。 ステージと客席の境はいきなりなくなる。
これだからライブはやめらんない!。
その後は、文章では表せない楽しさ。 あっと言う間にライブは終了。

感無量ってこういう気持ちの事を言うんだって思った。
初めてまどかに会った時の事、亡くなった松谷の事、いろんな事が頭をよぎった。
そしてこの日がある。 そしてこれは終わりではなく、始まりなのだ。
来年、どんな事になるかワクワクしていようと思う。

まどかを応援してくれるみなさん、これからもまどかを(あっ、僕の事も)よろしくね!。


第57話(12/12 THU)

加山氏の仕事で金沢に行った。
飛行機を降りると、雪がとめどなく降っている。
前日は関東地方が大雪で2日続けての雪である。12月にこんな事経験するのは初めてだ。
雪は止む気配がなく、さらに強くなった。

こうなると、明日東京へ戻れるのか心配になる。
小松空港は、北国の中では雪に弱い空港らしい。
明日はまどかのリハーサルが夕方からあって、欠席する訳にはいかない。
交通情報は、北陸自動車道の一部通行止めを放送している。

気にしてもしょうがないとベッドに入ったが、雪があられ状になって窓にパチパチあたる音がする。
飛行機がだめでも、高速がだめでも、一般道があるさ・・・と寝た。

朝起きると、雪は小降りになっていた。
しかし、いまだに大雪警報、高速も閉鎖である。
とりあえず空港へ。 というんで一般道で小松空港へ。

空港はちゃんと機能していた。 ほぼ定刻で羽田に降り立った。
よかった。 無事にまどかのスタジオへ。 リハが終わって帰ってきたところだ。
しかし、まあ長い一日だった。


第56話(12/10 TUE)

12/8東京フォーラムで河村隆一ツアーの最終公演があり、まどかの晴れの舞台を見にいった。
あいにくの雨だったが、会場は5000人、満席だった。
見た場所は2階のいちばん後ろ。 でてきたまどかは、豆粒みたいに小さい。
こんな広い会場で1人で大丈夫か?ってくらい小さい。

途中でギターの音がでなくなった! ジャックのところがうまくないらしい。
それでもまどかは歌い続けた。 ふつうの新人だったら、委縮するだろうに。
アイツとんでもない大物になるかもしれん。

公演終了後ロビーにまどかが出て、CDを売る。
各公演売れ行きは上々なのだが、この日ばかりはちょっと凄かった。
サイン待ちのお客さんが次々並ぶ。
他の販売コーナー(河村関連)はかたずけに入ってるし、「閉館します」ってアナウンスが流れてるのに、まどかのところだけは長蛇の列。 すごい!。 そしてうれしい(泣)。

もう5年くらい前になるだろうか、渋谷のサイクロンというライブハウスで違う新人を視察に行った時、まどかのステージを見た。
その時にまどかを紹介してくれたのが、松谷だった。
その時に感じた予感は、今こうして現実のものになって現れはじめた。
松谷もどこかで見ていて喜んでくれてるだろう。



第55話(12/09 MON)

7日に赤坂プリンスホテル、クイーンホールで歌った。
参加者は、ほんとに多種多様で、年輩の方も若い人もいるし、
コートジボアールの駐日大使までいた。
この会を主催した千葉さんという方の仕事上のおつきあいのパーテイらしい。

2曲の予定がアンコールをもらって3曲歌わせてもらった。
盛大な拍手をもらった。 うっすら涙をうかべてる人が何人かいた。
まっ先に僕のところに握手を求めてきたのは、コートジボアールの大使だった。
彼は日本語が分からない。 英語で「CDがほしい」と言ってきた。
「いくらですか?」と聞かれ、値段を言うと、「それ以上の価値がある」という。

言葉の分からない人に売るのは初めてだった。
「歌には力がある」と言った、散布の村上の顔がうかぶ。
アフリカの西のはずれから来た人にその力が通じたのか。
もしそうであるなら、こんな嬉しい事はない。

ちょうどその頃K-1をやっていた。
僕は格闘技は興味があまりないのだが、ボブサップに興味がある。
自ら野獣と言い切り、野蛮であるかのように自分をプロデユースしている彼のエンターテインメント精神が好きなのである。

家に着いた時は終わっていたので、結果だけをインターネットで調べた。
予選を勝ったのにドクターストップで棄権したようだ。
優勝したホーストに予選で勝ってるのだから、彼は間違いなく優勝してただろう。
負けていない、でも優勝してない。
このビミョーな位置は演出ではないだろうが、エンタメ的には次に期待を残すおいしい位置であろう。

試合後のインタビューで、「これから焼肉の食べ放題に行く」と言ったそうな。
もしかして、2980円とかの店に行くのか?
綾瀬あたりの「すたみな太郎」にでも行くのか?(スシからケーキまであるぞ)
でも、2980円とかで、10キロとか食われたら、店側はたまったモンじゃないだろうな。
でもホントにやりそうなキャラだよな。 そこがいいんだけど。


第54話(12/04 WED)

BBSに書いたんで、もう御存じの方もいると思いますが、
7日に赤坂プリンスホテルで歌うのです(2曲だけですけど)。
主催者の配慮で、僕が歌う時間になったらドアを開けて無料で見てもらおうという企画となりました。
席を用意するんで、希望者をネットでつのる事になり、あのような書き込みをしたんですが、
当の本人は誰も応募してこなくても当然、位に思っておりましたところ、
きました・・・。 申し込みが・・・。 ありがとうございますです。
行きたくても行けない人も書き込みしてくれて、うれしいであります。
どんなパーテイなのか僕もよく分からないんですが、若い人からそうでない人まで、
芸術方面から、一般人まで様々な人が来るパーテイらしいです。
服装も自由なんで(僕はいつもの格好で行きます)気軽に来れますよ。
是非、おいでください。

8日は新潟放送の生番組に電話で出演します(新潟の人いる〜?)。
9日は文化放送の番組収録に行ってきます。 放送日は後ほどお知らせします。

僕の活動は決して派手じゃないけど、こうやって人の気持ちに支えられているんです。
皆さんに感謝しています。 ゆっくりと大きな輪ができたら素晴らしいなあ。


第53話(11/30 SAT)

最近肩こりがひどい。
こんな事書くと、オッサンぽいが、年だけはオッサンなんだから仕方ない。
先日田舎に帰った時、同級生と大勢会った。 すごく老けたやつもいれば、
全然変わらないやつもいる。この差は一体なんなんだろうか?

生活環境の違い?・・・やはり気の持ち方なんだろうな。
医学的に言えば、ストレスの溜まらない生活をしていれば、活性酸素と言われる
体内毒素が発生せず、肌もツルツル、病気もしない・・・という事なのだろう。
とはいえ、ストレスの無い人なんていないから、要はどうやってストレスを無くすか?
あるいは、ストレスを発生させないか?という事になる。

僕の場合はステージが発散場所だったりするから、なるべく多くステージに立ちたい。
ライブをもっとやりたいなあ。
あとは、最近寒いから温泉に入りたいなあ。
北海道の川北町の山中に露天風呂があって、そこの泉質が最高なんだよ。
北海道の温泉はどれも素晴らしいけど、川湯、コタン、養老牛などの温泉もいいよ。
あとサラさん家の近くの南弟子屈の温泉もいい。 あ〜北海道が恋しくなってきた。
ホッケ食いて〜ウニ食いて〜生カキ食いて〜!ついでにカニも食いてえ〜。!!!。

なんかストレスが溜まりそうなんで、今日はこのくらいにしておこう。


第52話(11/28 THU)

加山雄三のリハーサルとレコーデイングの仕事が重なり、午前11時から、明けて、
次の日の午前1時まで、ベースを弾き続けた。


スタジオミュージシャンの仕事というのは、
その場で渡された譜面を1回練習しただけで録音するという極めてプロフェッショナルな仕事であるが、本日のは、その頂点ではないかと思うくらい、難易度Aであった。

アニメ音楽の録音だったのだが、譜面が全部音符で書いてある。
全部で10曲くらいだっただろうか?それを正味3時間で仕上げた。
こんな事を書くと、さも特別な事を言っている様にとらえられがちだが、
スタジオの世界、特にアニメ関係では、ごく当たり前の事である。

スタジオミュージシャンの仕事をしはじめた15年程前、僕にはアーチストもののレコーデイングの話は一切来ず、アニメやCMといった短時間で仕上げなければいけないシビアな仕事が多かった。
それでも、スタジオミュージシャンになりたかった僕は喜んで行ったものだった。
そのシビアな状況のおかげで、譜面も強くなり音楽的な視野も広くなった。

アニメ音楽というのは、テレビ番組制作の音効さんから注目を受けてるらしい。
何故かというと、ワイドショーとか「珍プレー好プレー」みたいな番組で使われるからだ。
昔、「うる星やつら」というアニメの音楽でベースを弾いたら、しょっちゅう「珍プレー好プレー」でかかってた。

「ウイルス」というアニメの曲を書いた時、ヒ素カレーの林真寿美(だっけ?)がワイドショーを賑わせていた頃で、おどろおどろしい音楽がかかるなあと思ったら、僕の曲だった事があった。

半年くらいして、その分の印税が入っていた。

その印税でメシを食いに行った。 旨いメシだったが、心境は複雑だった。