<歩きのお作法>

 長谷川カップ体験記特集!? それにまつわって歩き方について考えてみよう。といって、安心歩きノウハウは主宰の岩崎に勝るものはないだろうから、わたし風味のいつもの適当な話で・・・。

 はじめにちょこっと長谷川カップ体験談から。
 ぶらぶら散歩、庭いじりをトレーニング?!としただけに記録うんぬんよりまず普通に山歩きを楽しみ通せるかをテーマに五日市へ。若いひとも多くワクワク・ドキドキ。台風通過後の快晴・・ではなく、いまひとつの天候。山道のコンディションも悪そう。途中では雨やガスになることも。暗い雨の中サポートしてくれるボランティアの人たち。大会を支える裏方だ(本当にお疲れ様です)。彼らに励まされながら、割といや結構、進行中は楽しくいけた。暗闇だけに深い山にいる気分だ。それでも時々息を切らせ走る集団にあったり、道端に疲れ果て座り込んだりのひとがレース中であることを思い出させてくれる。ともかく大きなトラブルもなく本当に幸運にもゴールまで時間内に帰ってこられた。
 一般に山の中では、消耗する直前までいってしまうとかなり危険な状態になると思う。だからオートセーブ機構が働くのだ。それが作動しない(予測しえない)のは山に行く場合はとても困る。しかしここではかなりの範囲で安心が確保される状態であるので、いつもの山とは違う。それでいて自分の力(その時の状態)を試すことができるのは特異的なものかと思う。山のいろいろな空気を感じ、適宜に楽しめるなら再度ボッカのように遊んでみてもいいかなと思ったのが完走、いや感想かな(笑)。

 そういえば暮れも近づくとボッカ訓練(講習)がある。
 重たい荷物は体によくない。だから背負っている時間が短いほうがいいんだ。それゆえ目的地に早くたどりつけばいいわけじゃん、となるのだが・・・
 荷物が重たくても、軽くても体躯の重心を移動させていくことには変わりはない。重たい荷物も背筋をびしっとで腰・肩に逃がし、重さを感じる前に体の重心を移動させていけば荷物は背負っていないと同じ状態・・・な訳ないか(笑)。
 ここで、重心の移動だけど結構お腹の中の動きが大切と思う。登りで右足に体重移動する場合、踏み込むときお腹右側全体を足の動きに合わせ移動(ねじるわけではない)、かつ大腰筋はびしっとで、そとから見るとナンバ走りにも似た動き?!か。手は大きく振るわけじゃないので益々似てくるかも。
 はやく歩いても遅くても山ならこんな歩きが一番消耗が少ないのかな。「ねじらない。ためない。うねらない。」こんなことで上手く重心移動できるといいのかな。これで結果が釣合って出ればいいのだろうけど(笑)。