2003年7月16日(水)技術委員会の報告 (於:無名山塾の事務所会議室)
参加者:(13名)
柳澤栄一・山野昭人・山野美香・田口浩昭・伊藤幸雄・佐々木恵子・福田洋子・久野眞由美・末木俊之・坂口理子・草野匡伸・工藤寿人・金沢和則
内容:
1.前回に補足として「本科での自主範囲の目安」と「卒業後での自主範囲の目安」の話
2.サバイバルの反省と題しましたが、それぞれに何気なくおこなっている
岩場や沢での技術についてロープを持ち出してのランダム・トーク。
ちょっと疑問に思っていたことや体験の中からつかんだノウハウに、自分だけでは気が付かなかった思わぬ弱点や強みを発見でき有意義なときとなりました。また懸垂下降に関わることでも講習だけでは不足の部分があることが確認できたことも収穫であったと思います。
これらのことは今後の岩場講習や次回のサバイバルなどにも反映されることと思います。
3.その他(自主の届けや講習会の予定など)
尚、次回は9月11日(木)19:00より場所は同じく無名山塾事務所会議室で開催予定です。
予定としては、ひと夏の過ち・あ、いやそれぞれの夏山報告会デス。それと少しはやいかもしれませんが「雪山の魅力」と題してこれからの雪山を考えてみようかと・・。その他(遭対訓練への要望・自主計画の届けなど)。
★(参考に) 2003. 7.16(水) 技術委員会で出た話 ランダム・ノート
kanazawa
*スリングを使った潅木への支点工作に関して、タイオフかにするべきなのか、そのまま掛けるだけにすべきか、それとも巻き付けるものなのか/それぞれの目的と特性を知ることが大切、使い分けするのがいいのではないか。
*ロープ(ザイル)をそのまま木などに巻き付けビレーすることだって場合によりグッド。
*サバイバル衝撃体験でトップ墜落シュミレーション。
ビレーヤーはビレーデバイスで仮固定&トップ側に向かうロープにプルージックなりの確保で自己開放となるが・・プルージックなりの確保だけではリスク大きいので抜けないようにバックアップを取ることが重要。講習のときはその部分で説明不足であった。
*懸垂下降でバックアップを取るべきか否か。シャントなど器具を使う方法からオートブロックなど、いろいろな方法でのバックアップの取り方はあるが現実としては取っていないことも多い。最初に降りる人はバックアップを取り、後からの人は最初に降りた人がバックアップすれば効率もよく妥当な線ではないか。
*2本のロープで懸垂下降の準備をするとき結び方はダブル・フィッシャーマン? 2本まとめてのエイト・ノット(束ね結び)? 対向エイト・ノット(テープ結び)?末端の処理はどうしてる?
*君がリードでピッチ終了支点にたどりついたとき最初に何する? まず1本デイジーチェーンで安心取りか?それよりメインロープでのセルフビレーか?最初にデイジーチェーンで安心取りの弱点として考えられること⇨支点に安心取りした直後にスリップ、そのまま支点まで手が届かず&動けなくなったときどうしようもない! /そのとき、1ピッチしかないゲレンデというよりマルチの場合には、追い打ちにセカンド側からテンションかかれば・・もうメインロープでセルフを取らないと困難なことに・・という事につながる。
*ダブル・ロープでのピッチ終了支点にたどりついたとき、ロープそれぞれでセルフビレー。このとき2本以上の支点からセットしたスリングにロープ2本ともセルフビレーか?それとも支点に直接、1本ずつ分けてセルフを取るか?などなど---