自主の記録
2005/9/11(日)
奥多摩/多摩川 水根沢
◆メンバー 松永己幸(L)、南谷やすえ
◆記録 松永己幸
沢で釣りができたらいいなぁと思っていたところにこの沢が目についた。渓流釣りの本にも記載されていて、かつ初心者向けの沢。渓流の本には何ともワクワクするような記事が書かれている。
入渓点こそ薄暗い沢かと思わせるが、一歩中に踏み込んでみると何とも綺麗な明るい沢である。今日の水量は多めとのこと、最初のゴルジュをへつらず左岸から高巻き、次から次へと続くゴルジュ帯はへつる。とそのとき“ドボーン”と水しぶき、今日は暖かいので、ドボンもへっちゃら。この沢の釜は深い所が多いのでドボンも安心だ。釜は深いがこれでもかなり埋まっているとのこと、以前は更に深かったそうである。
2段12mの大滝で先行パーティが懸垂に取り掛かっているので一本とる。直登しようか高巻こうかと相談していると、そのパーティのリーダーと思しき人が私達に先行してほしいと依頼してきたので、高巻きし懸垂して遡行を続ける。何でも初心者が数人いるパーティで、懸垂下降に不安があったようである。初心者の救命胴衣が輝いていたのが印象的であった。
少しハングしていて残置スリングのある釜をへつれるかトライ!ちょっと無理かなぁ、と思った瞬間私もドボン。不覚にも遡行図と2.5万図を流してしまった。
わさび田があったり林道からすぐ近くなのでお弁当を広げている人に出会ったりした。
半円の滝が本日最後のお楽しみになる。ザックを置き、滝を登り返したり釜に浸かったりした。
遡行図と2.5万図を流した祟りが襲ってきた。林道に出る道筋が分かりづらい、踏み跡が錯綜している。地図があれば苦労しないのになぁ。丁度そのとき救命胴衣を着た人を含む先ほど抜いたパーティが遡行し終えて上がってきた。私が落とした地図を拾ってくれていた。助かった、感謝!地図が手元に戻ると安心度がアップし、すぐに水根沢林道に出られた。
林道歩きの時間を含めても3時間で終わるほど短い沢ではあったが、次から次へ釜のある滝が出現しとても楽しめた。釣り糸を垂らすのにはよさそうであるが、果たして釣れる沢なのであろうか。