自主の記録
2005/9/10(土)
富士山 御殿場口往復
◆メンバー・記録 横川秀樹
スタートからしばらくは、なだらかな傾斜が続く | 頂上まで、あと200mほど。 |
頂上の鳥居 | 下界は雲に覆われていた |
朝6時半頃、太郎坊の駐車場に到着。ここが御殿場口登山道のスタート地点だ。富士山の登山シーズンは一応8月で終了なのだが、車は十台以上停まっている。
「思ったよりもいるなぁ」などと考えながら準備をして出発。車で待つ妻に「遅くとも3時までには帰ってくる」と言うと「へぇ〜っ」と興味なさそうな返事。
雑念を振り払い、気を取り直して歩き出す。登山口は標高1440m。御殿場口山頂は3720m。標高差は約2300m。
2年続けてこの御殿場口から登っていて今年は3年連続3回目のトライになる。一昨年は4時間20分で登頂し、去年は頂上から300mほど下でリタイヤしている。いずれも長谷川カップに向けたトレーニングのためだったが、ハセツネに出ない今年、何のために御殿場口から登るのか・・・。
大きな目的としては冬に向けたトレーニングの一環として。小さな目的としては、特別に歩きのトレーニングをしていない今年、どのくらい歩けるのか、それとも歩けないのかを知りたかったから、ということになるだろう。まぁ、それ以上に、毎年御殿場口から富士山にチャレンジすることを個人的な恒例行事とするのも悪くない。
クライミングも大事だが、そこそこ歩けないとアルパインではお話にならない。日ごろやらない歩く訓練、日ごろあまりしない単独での行動、ということもあって、精神の鍛錬にもそこそこ良いだろう・・・・。
そうしたいろいろな考えが頭の中をぐるぐる回る。そして、いよいよ、いつ引き返そうかという誘惑が頭の中にチラチラと浮かび出してきた。股関節の痛みと左ヒザ内側の突っ張るような鈍痛も、その誘惑をさらに巨大なものにするようだ。
しばし休憩。足のストレッチをすると少し復活。今回は、最初1時間ぐらい歩いた後、30分おきぐらいにこまめに休憩を取った。そして、粉末のBCAAを1時間おきに補給。
結局これが効いたのだろう。最後、多少苦しんだが、それほどペースを乱すことなく日本最高地点(といっても剣ヶ峰には行ってない)に到達した。
10分だけ休んですぐに下り始める。大砂走りの砂が去年までよりずいぶん少なくなっているように思ったが気のせいだろうか。
車では、妻がDVDを見ながら待っていた。