自主の記録

2005/7/9(土)
奥秩父/ヌク沢左俣


◆メンバー 伊藤幸雄(L)、伊藤栄子
◆記録 伊藤栄子


 川原から最初の堰堤を越えるとゴーロ歩きが続き、F3を過ぎると今度は倒木が多くなる。F5まで難しい個所も無く、正面と左沢奥に堰堤が見え近丸新道にぶつかった。
 登山道をやや登って、右側から川原に下る。ゴーロとナメが続き、しばらくするとまた堰堤が見えてきた。地面に置いてある案内板らしい物は文字が見えない。右より高巻き、¥しばらく行くと右手に崩壊跡、さらに堰堤を2ヶ所越えると左俣に入った。少し手前で右奥に鶏冠山林道東線の陸橋が見える。
 左沢(奥の二俣)を過ぎ、階段状滝が現れ小滝が続き『ここが大滝か?』と思いながら進むと、突然のように大滝が現われた。
 一段目は水流の右側をホールドもしっかりあり、順調に登ることが出来る。
 二段目、水流の中を登るが、苔(長めで藻のような感じになっている)がヌメリ、登ってみると手がかりも少なく非常にいやらしかった。ロープ無しだと非常に怖い!
 次に右側から高巻き、終了点かとホッとし左にトラバースすると、見えていなかった三段目が現れた。思わずまだ有ると言ってしまうほど二段目終了までが長かった。
 三段目、右より小砂利を丁寧によけて滑らないように上がった。そして、少し左に移りながら結局水に濡れながら水流沿いを行き、トータル260mの大滝を終了し近丸新道に向った。
 しかし、奥秩父らしい苔や朽ちた倒木がある上曇り空で薄暗く見通しが利かないこともあって、残り250mの藪を詰めるのはやはり時間がかかった。登山道に出た頃には藪漕ぎに入って一時間以上も経っていた。


【行程】 ヌク沢橋入渓(8:00)〜F5(8:50)〜左俣分岐(10:30)〜大滝(12:00)〜F8 1980m(13:00)〜近丸新道2240m(14:10)〜下山(16:40)