自主の記録
2005/6/5(日)
谷川周辺/高倉山〜湯蔵山
◆メンバー 福田洋子(L)、工藤寿人、沢口千鶴子、伊藤栄子、山野美香
◆記録 伊藤栄子
水上駅に9:30集合し、湯檜曽駅前に回収用として一台車を用意。
土合口よりロープウェイにて天神平着。観光客が多い。私達は片道切符なので駅職員より、工事中のため登山道は降りないように注意を受けた。
高倉山ゲレンデには、春の花が風に揺られていて、思わず足を止め覗き込んでしまう。
山頂からは、ノルンスキー場、吾妻耶山、大峰山が飛び出た様にくっきりと目に入ってきた。
踏み跡を進んでいくと『登山道無し』の案内杭があり、小ピークを2ヶ所過ぎて送電線下の鞍部に下りた。途中はザレていてビニールのかかったワイヤーが3ヶ所付けられていた。
太目のクシャミの様な音が聞こえ、熊との遭遇だと怖いので『おーい』と声をだした。しばらくすると、湯蔵山側から7人程がビニール袋を提げて現れた。蛭のたくさんいた沢沿いを谷川温泉より登って、蕨・こしあぶらをつんできたとの事だった。
方向を確認し、少し登りだしたので山頂に向いているつもりでいたが、気が付くと下る踏み跡に引き込まれていた。(なんとなく入ってしまわないようにとスタート時に確認しあったのだが・・・)コンパスをこまめに見てドンドン方位が違ってきているにもかかわらず、もう少し行くと合うのではないか?と思ってしまった。10分ほど登り返し(急坂でなくよかった!)方向が合ってきたため小休止し、藪漕ぎを開始。木々もそれほど混んではいないが、コンパスを手から下ろさずにいた。
狭く視界の悪い1334mピークを確認し、20mほど降りて次のピークに向かう尾根は非常に狭かったが、ピークはとても明るかった。そこからは狭い尾根が続き、二俣の1100m地点で方向の確認をした。(鉄骨の廃小屋有り)
決めた尾根にスムーズに乗り、踏み跡も明瞭で(点検作業で使用されているようだ)快調に進み900m地点で進路チェック。送電線を2本くぐり、しばらくすると踏み跡が今までとは違ってきた。
尾根を外さないように掻き分け進み、720m地点で最後の二俣確認のためリーダーが高度チェックを細かくしていた。が、すぐ下に家が見えて気が緩み予定外の尾根に進んだ。登り返しの提案が出たが、そのまま下山し保養荘の裏手に降り立った。
今回もまた、リーダーの読図力の高さを見させてもらい、自分の経験の一つとなった。
【行程】 天神平(10:30)〜高倉山(11:10)〜高圧線下(12:20)〜湯蔵山(12:30)〜1110m小屋後(13:40)〜900m地点(14:00)〜湯檜曽駅(15:00)