自主の記録

2005/6/17(金)〜18(土)
奥多摩/五日市〜数馬
(長谷川杯コース前半部) カモシカ山行

◆メンバー 松永己幸(L)、神森揮要子、尾久一朗、高橋一也、小室郁子、小室宏文
◆記録 小室宏文


 今回は本科に入会して初めての自主山行、それも普段経験をしたことのない「カモシカ」とは。自分にとってはおそらく山塾に入会しなければ経験していないであろう山行形態の一つであろう。
 梅雨入りして間もない日にもかかわらず月もおぼろながら見えるという幸運な天候の中、武蔵五日市駅にPM22:00に集合し6人での出発でした。
 雨は降ってはいないものの、そこは梅雨、少し歩くとやはり汗ばんできます。体温調整をしつつ一時間ほどでいよいよ山の中へ、民家の明かりも無くなり光といえば遠くに見える夜景のみでついに始まったなという感じです。
 休憩を取りながら順調に歩いていたのですがおそらく2時近くからでしょうか、ついに襲ってきました。何が?ってそうです「睡魔」なのです。居眠り運転はけっこう経験しているのですが居眠り歩きは初体験でした。この頃から翌朝の7時頃まで実は記憶が飛び飛びなのです。ある時、休憩中にふと居眠りしてしまい、皆さん気を使って頂いたようで気が付くと30分ほどの大休止になっていました。そんな中、3時を過ぎた頃からか徐々に空が白み始め小鳥も囀りだす頃には一気に明るくなり眠気のほうも徐々に解消され清々しい朝を迎えることが出来ました。
 7時ごろには生藤山に達し、どんな人に初めて行き会うだろうか等と話題にしながら順調に歩を進め、歩き始めて14時間後ちょうど12時頃に笹ヶタワ峰手前に達しました。皆、休憩以外は仮眠も取らずに歩き通したという達成感を感じていたようです。目標としていた西原峠のやや手前でしたが入浴やバスの時間などを考えここで下山することにしました。

<今回経験できた事、感じた事>
●ルートはよく整備され歩きやすかったが、道標がやや分かりにくい所では皆で検討し、迷うこともなく無事に通過できた。
●休憩など機会あるごとに地図を見て位置確認をした。
●体調やスピード等遠慮なく声を掛け合い行動しなければならないという事。(特に夜間行動なので)
●闇に対する恐怖心は人数も多かったので殆ど無かった。


【行程】  武蔵五日市(22:00)〜入山峠(24:45)〜市道山(3:35)〜醍醐丸(5:10)〜生藤山(7:00)〜土俵岳(9:50)〜笛吹峠(11:15)〜笹ヶタワ峰手前(12:00)〜数馬の湯(13:15)