自主の記録
2005/5/14(土)
小川山/屋根岩2峰 セレクション
◆メンバー 横川秀樹(L)、山野昭人、山野美香、福島彰男
◆記録 福島彰男
素晴らしい快晴。爽やかな新緑の中の小川山、ベテラン先輩の中に1人新米の24期生が加わる。上手く登れるだろうか、マルチピッチがスムーズに出来るのだろうか、緊張で手に汗が・・。
横川さんのリードで続いて山野美香さん、福島、山野昭人さんの順にスタート。
1P目、最初からクラック、余りやったことがない。果たして上手くいくだろうかと思いながらアタック。手こずり、苦労しながら登る。
上を見上げると別ルートの「蜘蛛の糸」と呼ばれている垂直壁の細いクラックが真直ぐ空に向かって伸びている、物凄い壁である。2P目はその「蜘蛛の糸」の下部スラブを登るが、出だしが大変、いきなり岩壁が、それを越えると長いスラブが待ち構えていた。特に登り始めは傾斜があって、ホールド、スタンスが乏しく暫し立ち往生。焦る、気持ちを落ち着かせ、細かなスタンスを見つけなんとか登る。3P目は右にトラバースし、チムニーに入り、登りきる。ここはスムーズだった。4P目の登り始めは木登りから。木は枯れていて滑り易い。その木を利用して登り、目の前の岩に飛び移るが、上手く岩に移れない。どうすることも出来ないので仕方なくヌンチャクを掴み乗り移る。乗り移ったあとのスラブも一苦労。そのあとチムニーを登りそして再びスラブを登る。
5P目は“恐怖のトラバース”。まず4P目の終了地点から狭い急な斜面を降りなければならない。滑り落ちないように、又石を落とさないように慎重にトラバースの開始地点に降りる。そこから10m〜20m位の所をトラバースするのだがとにかく怖い。最初の出だしから嫌らしい。心配なので私の後に登っている山野氏にも落ちたらフォローをお願いしてなんとか出だしを渡る。ここからが問題の箇所。落ちたらと思うと“びびる”。とにかく手は岩をアンダーで持ち、足は滑らないように細心の注意を払って無事通過。
6P目いきなりクラック、かなり難しそう。リードの横川さん、続く山野美香さん無難に登りきる。登る前からなんとなく心配。なんとか途中まで登るが、あとはもがきながらそのクラックを脱出。そのあとのスラブを登り無事終了。手は擦り傷で血が滲んでいた。まだまだ未熟であると痛感した。横川さん、美香さん、昭人さんありがとう御座いました。
このあと駐車場近くの「きたない大岩」8級ルートにトップロープを張りボルダリングに挑戦。このルートは最初が核心部分で難しい。初め8級レベルならなんとか登れると思ったが甘かった。再三チャレンジするが登れず。横川さんのアドバイスを受けるが疲れ尽きて小休止。再びチャレンジし漸く登りきる事ができた。腕はパンパンで精魂使い果たしてしまった。
【行程】 セレクション取り付き(9:05)〜終了点(12:20) 駐車場前ボルダー前(14:00)〜ボルダー終了(15:00)