自主の記録

2005/5/21(土)
御岳/ボルダリング


◆メンバー 横川秀樹(L)、山野美香
◆記録 山野美香


人工壁でトレーニングを続けているのはなんでだろう? やり始めた頃は、アルパインの本番ルートに行った時に役立つと思っていたから…。たしかに徐々に腕や指の力がついてきたような気がする。でも最近は単純に何級が登れたとか登れないとか、そんなことを楽しんでいる自分がいる。とにかくなにをやっても長続きしない私がいまのところジム通いを続けているのは、なにかしらの魅力がそこにはあるからだろう。
 とはいえ外の岩でボルダリングをしたことはなく、Y氏から「御岳ボルダーに行かないか」と誘いを受けた時、行くと返事をしていたもののそれがどんな感じなのかイメージが掴めないでいたが、チェアキャンプで小川山を訪れた時に辺りに点在するいくつかの岩を眺め、触れてみて、人工壁とはまったく違った岩の感触に子供のようにワクワクしてきた。

 7:30御岳発電所駐車場集合。相変わらずY氏の朝の早い計画には参るが、結果的には1日が有意義に過ごせるのだから良しとするか。
 ボルダリングマットを背負った二人組みは“ぬりかべ”のように御岳のハイキングコースをのんびりと歩いていく。恒例の岩場一番乗りだ。
「すべり台岩」でウォーミングアップを始めるころ、あたりには夏の香りが漂い始め、川面に光る日差しが眩しい。10級、6級を何本か登り「オーストラリア岩」へ移動。ここで5級をなんとかクリアし、すでにかなり満足してしまったが、つづく3級とモンキーカンテ4級はまるで歯が立たず、しばしマットの上で休憩。
 次は「とけたソフトクリーム岩」。今日の目標にしていた5級ルートにトライしている小学生がいる。父親が熱心に指導しているのをこちらも熱心に観察し挑戦するも敗退。あきらめずに何度も何度もチャレンジしている小学生に触発されて気合を入れ直しなんとかクリアした。すると周りのボルダラーから拍手が…。これがなんとも照れ臭い。
 続いて「ピンチオーバーハング」、「デラシネボルダー」と巡り、最後の「デッドエンドの岩」では7級のルート2本の難しさに苦労した。


【行程】  駐車場(7:30/7:50)〜各岩にてボルダリング(8:10)〜終了(15:30)