個人山行の記録
2005/2/22(火)
八ケ岳 南沢大滝
◆メンバー 岡田康(山岳ガイド)、山野美香、横川秀樹
◆記録 横川秀樹
芦安のアイスエリア「カモシカルンゼ」をYahooで検索していたら、南沢大滝の画像があるサイトにたどり着いた。それを読んでみると、今年の南沢大滝は巨大に発達しているらしい。う、うっ、登りてぇ〜!すっかりカモシカルンゼのことは頭から離れてしまった・・・。
ところで、コレ誰のサイトなの??? と思ってプロフィールを見ると山岳ガイドの岡田康さんという人だった。ということで詳細は省くが2/22という平日に、岡田ガイドと南沢大滝へ行くことになった。と、なぜか山野美香同人も参加することに。
美濃戸口(八ケ岳山荘)に朝7時集合。準備をして、チェーンを着けた岡田さんのデリカで美濃戸へ。道はかなり雪があり、深い轍ができていた。美濃戸から歩き1時間ちょっとで小滝に到着。中央から右が一部氷のないところがあるが、状態はまずまずみたい。そして大滝へ向かう。
東沢の小さいゲレンデしか経験のない美香同人にとって、大滝はどのように映ったことだろうか。私はと言えば、1年ぶりの大滝で通算3回目。前回はリードしたとはいえ穴だらけでとても易しかったが、今回はどうも様子が違う。氷の状態は、今朝の冷え込み(大滝で-16度)にもかかわらず、右側は水がたれていた。
まず岡田さんリードで左側を登る。ツララの集合帯のような状況になっていて、あまりよくないとのこと。そのため右側にトップロープを張りそこを登ることに。
1回目。中央と右端のちょうど真ん中あたりを登るが上から水を浴び、サングラスが凍って前が見えなくなり、途中で降りる。ギアやウェアもかなり水滴を浴びて凍りついた。
次は美香同人。(登り出す前にロープが凍り付いて、岡田さんが2度登り返すというトラブルがあった) 中央やや右から、右端へ右上していくラインを行く。あと少しというところで左のバイルが外れて、降りる。私も同じルートを登り、そのあと美香同人も岡田さんからレクチャーを受け、2度目のトライで完登。
この後私は、中央の凹角、そのすぐ右の凸面、中央と右端のちょうど中間点にある凸面の左(コーナー)と登る。美香同人は、中央の凹角部分を登った。(上からたれていた水は、午後にはなくなったようだ)
この日は、他に二人パーティーがいただけで、静かな大滝クライミングを存分に楽しむことができた。料金は一人10,500円。