自主の記録

2005/2/20(日)
藤坂ロックガーデン RCT


◆メンバー 松永己幸(L)、田中治男
◆記録 田中治男


 8:30岩場に到着。昨年11月の講習と同じく石碑テラスから中腹の桜の木まで、通称「アイゼンロック」で基本動作の確認をかねて、数回シングルロープにて行った。ああだろう、こうだろうと、わかっているようでもいざやるとなると自信がなく、試行錯誤の連続だったが、唯一松永さんが持ってきた松本さん、阿出川さんのチェックをうけたというアンチョコだけが頼りだった。

 1、2時間すると何処からともなく管理者の斉藤雅巳氏が現れ、いろいろな話を伺う事ができた。この「アイゼンロック」は男性なら50秒、女性なら1分を目標とすべきこと。自分の登りたい山を想定して練習すべき事。たとえば一ノ倉のもっともやさしいところはこの岩場のこのルートと同じくらいだとか想像して登るべきこととか。それからこの岩場の下3分の2近くは、驚くべき事に斉藤氏が一人で堀り出したものだということを聞き、思い入れの強さもさもありなんと思った。

 午後になると前回同様「南稜」に移動した。最初2回はシングルロープ、マルチピッチでテラスまで、次にダブルロープ、マルチピッチで頂上まで登った。緊張感は「アイゼンロック」より数段上だがやる事は同じであった。最後に北側から懸垂下降したが、ロープが引っかかって回収できなかったので松永さんが途中から登り返したりと、自分たちで考えたのはよい経験だった。

 日暮れ直前の5時過ぎ終了と1日目一杯トレーニングしたという充実感を味わう事ができた。講習で教わりつつやるのと違って、しっかりと記憶に残り、一段ステップアップできたのではないかと思う。このゲレンデではまだ登ってないところがたくさんあり、次回は斉藤氏推薦の「アイゼンロック」横のチムニーを登って懸垂下降してみたいと思う。


【行程】 トレーニング開始(9:00)〜終了(17:00)