自主の記録

2004/12/23(木)
前道志(山梨)・倉岳山/ルートファインディング


◆メンバー 松永己幸(L)、松本善行
◆記録 松永己幸


 まず地図上で下調べを綿密に行う。現在地確認の為のチェックポイントを決める、上り1〜17、下り18〜27。どれだけチェックできるかを課題とする。

 しかし計画したルートは一度20mほど下り、沢を越える。チェックポイント5で計画断念だ、下るには厳しい斜面である。先日の埼玉県岳連リーダー会講習ビデオの様な事故にならないよう、回避することも大切!急遽尾根だけを進むルートに変更する。

 こちらは随分立派な踏み後があり、P747を越えるとトラロープまで設置してあり、一般道かと錯覚してしまうほどの状況であった。しかし踏み跡があろうが無かろうが、“私のルートファインディング”が目的であるので、それを敢行すると自然と踏み跡が見えなくなる、不思議なものだ。

 チェックポイント14で当初のルートと合流し、チェックポイントを確認しながら山頂へ。山頂からは富士山がとてもよく見えるが、残念ながら今日も8合目以上でないと雪は見られない。

 鳥屋山からは下りのチェックポイント、すべて確認するぞと意気込みスタートするが、19、22を見落とす。原因は下りの距離感覚が上りとは違うことを理解していないかった為であろう。下りでは特に支尾根に入り込んではいけないので、支尾根の方向と進むべき方向の両方を測り確認しながら下る。高度計が少しずつ狂ってきているようだ。

 途中、山座同定の復習とバックベアリングを行う。バックベアリングでは自分の位置をほぼ同定することができた。

 反省として、自分の足場確保とコンパスと地図の事で頭が一杯になってしまい、周囲の状況や進む道の様子と形状を窺う余裕が無いので、経験を積むべきである。沢へ下ることは危険を伴うことが多い。周囲の地形に気を配るべきである。一定時間の上りと下りの歩行距離を把握する(更に地図をみてコースタイムを計算できるようにトレーニングする)ことであった。

 雪山や視界不良のルートファインディングでも落ち着いて同じように行わなくてはいけないとアドバイスを受ける。でもほんの少しだけルートファインディングに自信がついた。


【行程】 登山口(9:45)〜倉岳山(12:10)〜鳥屋山(14:00)〜登山口(15:30)