自主の記録
2004/2/11(水)〜12(木)
八ケ岳 ジョウゴ沢 南沢大滝・小滝
◆メンバー 横川秀樹(L)、伊藤幸雄(SL)
◆記録 横川秀樹
世田谷の自宅を深夜3時半に出て、5時半に美濃戸口の八ケ岳山荘に到着。伊藤さんと落ち合う。
雪が心配だったが、最近降った形跡はなく、美濃戸まで車で入ることにする。歩き始めは6時半。2時間弱で赤岳鉱泉に着く。宿泊受付を済ませ、ギアを装着し9時半に小屋を出発、ジョウゴ沢へと向かう。
まず、F1では、フラットフッティングの復習ということで、アイゼンで氷の斜面を登り降りする。その後、F2は伊藤さんがリード。小さなF3は登らずに右岸から越えて、明るく開けた場所に出る。ここで一休みしてからナイアガラの滝へと向かう。
3人パーティがトップロープで練習をしている乙女の滝を右手に見送り、左の枝沢に入り込むとすぐにナイアガラだ。ここは私がリードすることにしたが、あえて難しそうな中央部を登ってみると、これが予想外に手強い。氷が固くてピックが刺さらず、半分の5mほど登ったところでギブアップ。その後、伊藤さんとバトンタッチするが、伊藤さんも最後のプロテクションを越えたところで惜しくもフォール。(幸いケガはなかった)
結局、右側の易しいラインから登ることにする。当初の予定では、この先の25m大滝を越えて硫黄岳に抜けるつもりだったが、我々二人諦めも早く「きょうはこのぐらいにしておいてやるか」と捨てゼリフを残し同沢を下降する。
小屋着は15時前。夕食までの2時間、アイスクライミングと山スキーの話に花が咲いた。
翌日は、朝7時50分に小屋を出る。大部屋を個室のように使えたのでぐっすり眠れ、体調は万全。行者小屋を8時半に通過し、目的地に9時10分着。
まず、小滝の様子を見ると、氷が半分以上剥げ落ちて無残な状況をさらしている。しかし、登れないことはないので、ボコボコの穴だらけとなった氷で2、3回練習をする。
その後、大滝に移動するが、ここも氷面は穴だらけだ。そのせいもあって、リードでは、穴にピックをひっかけるだけで体勢が安定し、安心して登れてしまう。バックロープで引いてきた50mロープと結んでトップロープをセット。各人、2〜3回練習をする。そして、15時前に撤収完了。15時半すぎに美濃戸の駐車場についた。