自主の記録
2004/2/22(日)
タカマタギ・山スキー
◆メンバー 伊藤幸雄(L)、横川秀樹(SL)
◆記録 横川秀樹
朝6時に土樽駅を出発。天気は予報に反し、青空が広がりそうだ。
鉄橋の下を過ぎた所でスキーを履く。尾根の取り付きから、斜登行で高度を稼いで安定した尾根上にでる。序盤はそれほどきつい斜面はなく、直登できるところが大半だったが、進むうちにかなり急な斜面が出てくるようになる。そういうところでは、キックターンと斜登行の繰り返しで登っていくが、左側が切れ落ちている箇所もあり、この登りだけでかなり精神的にまいってしまう。
小ピークについたのが9時過ぎ。ここで二人ともスキーをデポすることに決め、私はスノーシューに履き替え、伊藤Lはアイゼンを装着する。
ここから棒立山へは、トレースがしっかりついていたので、それほど苦労せず1時間少々で登ることができた。さらにタカマタギのピークを踏んで、同ルートでデポ地点まで戻る。ここからしばらくは斜面が急なので、傾斜が緩くなるところまでスキーを担いで降りることにする。そして、いよいよ滑降開始。といっても木が多く、私はおっかなビックリの滑りしかできない。伊藤Lは、と言えば、どこから谷に飛び出そうかと注意深く観察を続け、見つけた雪庇の切れ目から満を持して躍り出た。私はヘッピリ腰で続く。軽快に滑り降りるリーダーと、悲鳴をあげながら必死で続いていく私。
しかし、傾斜が緩やかになる頃、私の悲鳴はヨーデルような歌声に変わり、高らかに上越の空の下に鳴り響いていくのであった・・・。
午後2時ごろ下山。収穫の多い一日が終わった。