自主の記録
2003年5月2日(金)発〜5日(月)
白馬岳 大雪渓、小蓮華尾根
◆メンバー 末木俊之・田口浩昭・山野昭人・山野美香・横川秀樹
◆記録 横川秀樹
5月3日、朝3時に起床し4時半に猿倉を出発。大雪渓を登り11時半に白馬山頂に到着。主稜を登ってくるパーティーを見おろし興奮する。下山はシリセードで1時間。あっという間に白馬尻へ。幕営。
翌4日も4時半出発。小蓮華尾根からの初級バリエーションルートに挑戦。しかし、尾根に取り付く手前の急な雪壁で、パーティーが二手に分かれる。尾根上に出たらすぐ合流できると思ったが、藪につかまったのか、別れた2人はなかなか尾根上に抜けてこない。大声で呼んでも笛を吹いても返事がなく、滑落などの事故を心配する。しかし、もしやと思い、ビーコンを受信状態に切り替えると、数十メートルの近い範囲内で動いていることが確認できた。しかし、現れる気配はなく藪でかき消されるのか、声も聞こえない。迷ったあげく、別れた地点まで一旦戻ることに決める。そして、そこでようやく撤退してきた二人に出会うことができた。
このアクシデントで2時間近くをロスをしたが、まだ時間は9時なので、気を取り直して再スタートする。しかし、尾根上は雪が少ないため藪に阻まれなかなか進むことが出来ない。急斜面をトラバースしたりしながら、なんとか距離を稼いでいこうとするが、遅々として進まず、12時に撤退を決意。白馬尻のテントを片付け、猿倉まで下山。白馬駅近くまで戻り、素泊まり3500円の宿へ。一風呂浴び、ビールで乾杯。反省会と残念会を兼ねた楽しい飲み会で夜が更けていった。
【行程】
5/2 13時池袋発 18時猿倉着(駐車場で幕営)
5/3 猿倉〜大雪渓〜白馬岳〜白馬尻(幕営)
5/4 白馬尻〜小蓮華尾根〜猿倉(駅前の民宿泊)
5/5 朝7時 白馬発 帰途へ