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2000年新年おめでとうございます |
(2000年1月5日) |
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新年おめでとうございます。
きのうに続くきょうなのに きのうと変わらぬきょうなのに なんで新年おめでとうなんでしょうね。なんてヘソ曲がりなことを言ってないで、改めて新年おめでとうございます。
新年だからってどうってことないし、2000年だからどうってことなぃんだけれどやはり一里塚ではあります。ちょっと休憩(これが正月というものかも知れません)来し方をふり返り、次の一里塚にむかうための英気を養う。
さて2000年 無名山塾ではどんな登山を学んで頂くか。ぼくとしては自らのアイデンテテイとなるような登山を学んでいただけたらと思っています。上手なクライマーになる必要はありません。各論ではなく 総論の登山者をめざして頂きたいと思っています。
「日本の住所表示は郡市、町村、番地と広いところから狭いところへと書いて行く。欧米では逆に番地から郡市、国へと延びていく。これは日本人は狭いところへ縮こまる傾向があるのだろうか」とは
99.11.20付 東京新聞朝刊のコラム冒頭の一文です。「もともと日本は『大きく考えて、しっかり実行する』戦略や計画には強くない。追いかけ追いつきの段階ではその場しのぎでもやってこられたのである」とし、「総合化が必要だと言われるのは元来、日本人の視野の狭さに原因がある。俯瞰的、大局的に見ることの必要性が叫ばれるが、なかなか進まない。出来れば一人の頭の中でも視野を広げ全体を見渡して物事を戦略的に考える訓練と教育が必要だ」と結んでいる。
各論を追いかけて安心しようとする人が多すぎます。安心登山の理念とは、自らの裡に総論を構築して行くための武器です。山は山でしかありません。世界に在るのは自分一人です。山を追いかけるのではなく、自分を追いかけて下さい。無名山塾を自分を追いかける場として下さい。
山は足と手と、そしてなによりも頭で登るものです。
お互い、すばらしい2000年を生きてゆきましょう。
ベルグ・ハイル!
PS ランダムメモ 自主研修山行
同レベルの会員同志で習熟度をチェックするための山行です。
甘えられるリーダーを排した緊張感に学ぶ所が大のはずです。
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