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八周年記念誌あとがき |
(1989年2月) |
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「おもかじいっばーい。」
1981年11月4日。第1回目の山塾ミーティングを開催することで”産声を上げた無名山塾が、創立8周年目を迎えることになった。思いつき、試行錯誤の連続であったが、山塾を善しとする仲間たちのバックアップで、ようやく基礎作りが成ったという感じで”ある。これからが勝負−。
生活が便利になって、腹が空けばマクドナルドちあれば吉野屋もある。衣服が汚れればコインランドリーもある。1人で”生きてゆくのに不自山のない時代が到来したように思えるが、それはとんでもない錯覚なのだ。神あるいは悪魔の仕掛けた巧妙なワナにはまってはいけない。人間は一人では生きてゆけないものなのだ。友も必要だし、恋人も必要、そのためには優しさや勇気を学ばなければならない。
世界一の金持ち国になったニッポンで”は、そのワナがますます巧妙に拡大されつつある。どうする−−、その答えの一つに山に登ることがあり、自然と関わることがある。ニッポン人が失いかけているサムシングが山(自然)にはある。そのことを確信してるぼくたちは、声を大にして叫ばなくてはいけない。家畜になりつつある善良な地球人たちに手をさしのべなぐてはいけない。野性を取り戻して自らのアイデンテティを確立し、社会に対して不良宣言することを−−。
山は間違いなくそのためのチャンネルであり、無名山塾はそのシステムが準備されているコスモスなのだ。ヒェー!!なにいってんだかわからないよ・・・。これからもよろしく御指導御鞭樋下さい
1989年2月
主宰 岩崎元郎
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