|
|
岩小舎 9 |
谷川岳スキー登山報告 |
平成12年4月2日 |
土屋茂夫 |
|
4月1日は午前中ロープウェイも一時ストップするような強風が吹き荒れる悪天候でしたので、登頂をあきらめ、湯檜曾右岸で遊びました。お昼頃から風もおさまり青空も出始めましたので、明日に期待して早めに土合駅でステーションビバークしました。駅には30人ほどがビバークしていました。
4月2日は、晴天に恵まれましたので、ロープウエイとリフトを利用して登り、終点からしばらく滑ったのちシールとスキーアイゼンを着けて登りました。途中、急登が続きスキーでは登高無理なためスキーをザックに固定し、徒歩で、約3時間ほどでトマの耳に着きました。気温はマイナス8度、時折強風が吹いていましたが、最高の眺望が得られました。登山者の大半はピッケル・アイゼン組みでしたが、スキーヤーとスノーボーダーも結構目に着きました。帰路は、山頂でスキーを着け念願の滑降を楽しんで来ました。本来のツアールートは、穴熊沢に滑りこみ西黒沢、田尻沢と滑るようになっていますが、今回は途中でスキーをはずして徒歩で天神に戻りました。
ガイドブック等では適期は3月中旬から4月中旬となっていますが、今回の感想では、雪面がクラストしているところと、新雪がふかふかしているところがミックスしており滑りにくく感じました。5月の連休頃の腐ったザラメ状の雪のほうが滑りやすいのではと思いました。又、ガスった時などは、肩の小屋からの雪原で方向を見失う恐れがありそうです。(西黒沢の源頭に滑りこみそうです)山そのものは、「スキーをザックに固定しピッケル・アイゼンで登り、スキーで滑降を楽しむ山」という感じでした。
|
|
|
|岩小舎9トップ|無名山塾文書集トップ|無名山塾ホームページ| |
|
2002 Company name, co,ltd. All rights reserved. |