岩小舎 9
日和田山指定研修とエイト環
1996.10.02
高橋忠夫
日和田山指定研修 1996.10.02 

今日はリーダがいないので少しキンチョウ
今までの講習で習ったことがしっかりと自分のものになっているか?特にテラスでの支点のセットは初めてなので気を使う
・流動分散式の支点のとり方(1回ひねりをする事)
・カラビナのゲートは岩側に向けない
・メインザイルは環付きカラビナでない時は2枚のカラビナのゲートを逆にして使う
・トップロープの支点セットはメインザイルが岩角でこすれないシュリンゲで調整する。女岩でリード、ギアが不足、買増の必要有

☆カーン、キーンと高い音をたてて8環が降って来る。幸い事故にはならなかったが以後の山行はどうする? 日和田の初回で8環をカラビナからはずさずに、メインザイルにセットする様おそわった事を思い出す、基本が大切を身を持って知る。

※エイト環について(無名山塾登山学校代表松浦氏の所見)
 確保器について様々な議論があるが。初心者ビレーする用具として、手早くザイルにセット出来る、セットや解除中に落としにくい、11mm〜6mmまどのロープでも使える、ロープが凍ってもセットしやすい、仮固定しやすい。そして何よりも初めてに近い初心者がトップの墜落を止められることを何度も(18年の経験で)講習会で確認していることで。無名山塾の講習会ではエイト環を使用するように統一している。
 エイト環はダブルロープの場合にいくつか問題点あるので、いわゆる岩のホンチャンルートではATCなどダブルロープ用に考えられた確保器を使うよう。「つづら岩2」の講習会でダブルロープの技術が伝えられる。各自、つづら岩、三ッ峠などの大きなゲレンデでダブルロープのトレーニングをするべきだ。
 エイト環を落とした場合はハーフマスト結びを使う。そのためにもハーネスの安全環つきカラビナはハーフマスト用の大きなものにしておきたい。7月のサバイバル訓練でハーフマストを学ぶが、その時だけで終わらせず、エイト環を持たずに行動するトレーニングを積極的にしておくべきだ。
 
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