岩小舎 9
初夏(5月下旬)の富士山
97年5月
緒方靖典
[目的]
 無名山塾の研究生として、残雪期の富士山登頂により総合力を養成する。

[日程]
 5/18(土)馬返し12:00集合−佐藤小屋15:00…テント泊
 5/19(日)佐藤小屋 6:00−山頂11:00−下山開始11:50−佐藤小屋13:20−馬返し15:30

[装備]
 各自ハーネス、カラビナ6、スリング6、ザイル2本

[感想]
 ・数日前に滑落による死亡事故発生また登頂前日もボーダーによる骨折事故発生し若干不安な気持ちあり、メンバー気をひき締め出発する。
 ・7合目までは、夏道の登山道を順調に登る。7合目より上はアイゼン着用ほぼ直登にて高度を上げる。
 ・8合目を過ぎたあたりで、アイスバーンと高度差による呼吸難によりペースダウン。
 ・最後の登りは急斜度で、今日は天候に恵まれたがザイルは必要である。
 ・無事登頂、各自体力的に疲労強くお鉢まわり断念。
 ・下山は一気にかけ降りる。

[この山行で学んだこと]
 1 しっかりしたアイゼンワークが必要
 2 体力的にかなりハードでありパーティは力が同じレベルであること
 3 前日、酒はひかえめにし十分な睡眠が大切である。
 
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