2006年6月10日更新

写真日記(2005年4月22日〜2005年12月25日)

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シモバシラ
2005年12月25日(日)天気:曇り
冷え込みが厳しくなり、予想最低気温が氷点下となるこの日、朝一番で白金自然教育園にシモバシラの撮影に行く。
すでに先客がいて順番待ち状態だったが、見事なシモバシラをカメラに収めることができた。
シモバシラはシソ科の植物で枯れ枝の根元に見事なシモバシラを作ることからこの名前がついた。しかし完全に枯れてしまうと水分を吸い上げないのでシモバシラはできないとのこと。不思議な植物だ。
自然教育園では入り口付近と、武蔵野植物園で見ることができる。武蔵野植物園のほうは大きく立派なシモバシラを見ることができる。。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルFINEモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

写真をクリックすると400%拡大写真を表示します。
シモバシラ シモバシラ

カラスウリの実がモノトーンになってきた冬の景色にアクセントを加える。
自然教育園の池にこんなに厚い氷が張っているのははじめて見た!

コスモス、コスモスと精進ヶ滝
2005年9月18日(日)天気:晴れ
2005年9月19日(月)天気:晴れ
一ヶ月ぶりに長坂のOさん宅を訪問。目的は咲き始めたコスモスを撮ること。大きな花なので構図が難しく、これまでなかなかいい写真が無い。今回は作品となるような構図を考えてみよう。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルFINEモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

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一日目
お出かけ前にOさん宅周辺を一周して、ためし撮り。空が真っ青なので何をとっても青空に映える。
アカマンマ アキノウナギツカミ
ススキ ツリガネニンジン
コスモスをいろいろな構図で切り取ってみました。ちょっとは絵になってるでしょ!

サントリー白州醸造所近くの精進ヶ滝へお出かけした。サントリーが資金を出して滝へ行く登山道はよく整備されている。精進ヶ滝もすばらしいが、そこに到着するまでに沢沿いの道も気持ちがよかった。
メタカラコウ ヤマハッカ 精進ヶ滝
アオヤギバナ ヤマトリカブト サラシナショウマ

二日目
三連休ということもあり、渋滞を避けるために午前中にOさん宅をおいとました。帰り道八ヶ岳がきれいに見えているので車を止めて撮影。今回の目的であるコスモスをいっぱい撮れた休日でした。
ツリフネソウ オミナエシ コスモスと八ヶ岳

白馬大雪渓
2005年8月19日(金)天気:曇り
2005年8月20日(土)天気:曇り
お盆休み恒例となった白馬行き。白馬スキー館に一泊して、その前後を長坂のOさん宅でお世話になるいつものパターンで、白馬へやってきた。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルFINEモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

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一日目
長坂を出発して、12時前にははじめの目的地である穂高町のそば屋「くるまや」へ到着。このそば屋の情報は北アルプスの風というHPから入手した。北アルプスの風の作者がお奨めの、ざる蕎麦と馬モツ煮込みを食してみる。うまい!店は清潔感があり感じがいい。豊科から白馬へ直行するルートからは外れるものの、また来たいお店。
くるまやは有明神社の門前にあり、ついでに有明神社を散策する。宮様から贈られた記念樹がたくさんあるのを見て、ここは常念岳への入り口ということを改めて感じた。

そのまま中房川沿いの道をさかのぼり、温泉は国民宿舎有明荘。標高が高いので露天風呂で感じる風がとてもすがすがしい。白馬へ行く途中、この寄り道はアリです。
ムクゲ カワラハハコ
W先生とOさんの一番の目的は押し花の材料となるカワラハハコ。篭川は護岸工事の影響でかなり数が減ってしまっていた。来年は高瀬川沿いを探してみることとしよう。

この日は白馬スキー館で宿泊。いつものことながらお母さんの作ったおいしい野菜に舌鼓を打つ。夜は近くの居酒屋で隆子さんと宴会をした。

二日目
八方池方面は結構行っているので、このメンバーでは初となる白馬大雪渓へ行くことにした。猿倉までの道は交通規制があって自家用車では入れないと思い込んでいたため、タクシーを利用して片道3,000円。実際交通規制は行われていなかったが、駐車場がいっぱいだと、また麓まで戻ってこなければならないようだ。やっぱりタクシーの利用が正解でしょう。
クサボタン シラネセンキュウ
テンニンソウ タカネイブキボウフウ ソバナ
ミヤマコウゾリナ メタカラコウ エゾヤマアジサイ
ウメバチソウ ヨメナ ネジバナ
ヤマハハコ ヒヨドリグサと蝶 アジサイ
サラシナショウマ ミヤマトリカブト ラショウモンカズラ
メタカラコウ オニシモツケ
ヤマブキショウマ 白馬大雪渓
猿倉から大雪渓の下まではよく見るといろいろと花があるものだ。結構きつい上りもあるが、時間をかけてゆっくり眺めるとなかなかいいコースだった。八方池のコースと比べて人が少ないのが一番の魅力かもしれない。

釧路湿原を歩いてみよう
2005年7月8日(金)天気:曇り
2005年7月9日(土)天気:曇り
2005年7月10日(日)天気:曇り
「釧路湿原を歩いてみたい!」ということで金曜日に休みをもらって早めの夏休みだ。
航空券はバーゲンフェアで片道13,300円。宿レンタカーを含めればもっと安いツアーもあるだろうが、今回は5月2日にバーゲンフェアの予約を入れた。ツアーだと20日くらい前までキャンセル料がかからないが、バーゲンフェアでは購入したときから50%のキャンセル料がかかる。二ヶ月も先の仕事の状況はわからないので、キャンセル料のリスクをどのように考えるかがバーゲンフェアの痛いところだ。しかしフライトの時間など、すべてこちらの希望に合ったツアーを見つけるのがむずかしいのも事実で、むずかしいところだ。
タクシーで天王洲アイルへ向かい、モノレールで第一ターミナルへ。7時50分に羽田を立ち、定刻の9時25分に釧路へ到着した。
ジャパレンで予約をしていたキューブを借りて、最初の目的地の道の駅しらぬか恋問館へ向かった。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルFINEモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

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一日目
ハマボウフウ ハマボウフウ ハマエンドウ
ハマナス エゾスカシユリ
ハマボウフウ コウボウムギ
写真:恋丼丼
しらぬか恋問館を目指したのは浜ゆで毛がにを仕入れることを期待したため。ここで毛がにを買って昼食に湿原の中で食べる計画だったが、残念ながら毛がには売っていなかった。糠さんまや生きたツブ貝などを売っていたが、どちらも昼食には不向きだ。そこで名物の恋丼丼(1,300円)の昼食となった。新鮮な海の幸がたくさん盛られていて、
うまい
これはおすすめ
ここへきたもうひとつの目的は恋問海岸でシロヨモギを採取すること。北海道の海岸なら何処でも見ることができるシロヨモギなのだが、ここは少ししかなかった。時期が早すぎたのだろうか?
夏の釧路は霧が多いため、気温が低く日照時間が短い。こんなこともシロヨモギが少ない理由かもしれない。
エゾスカシユリは国道沿いのあちらこちらで見ることができた。白糠の町全体が原生花園といっていいくらい、自然が多く残る場所だ。

次の目的地は釧路湿原の西側に位置する温根内ビジターセンター。木道へ向かおうとビジターセンターを出たとたんにエゾシマリスの歓迎を受けた。
ヒメカイウ ヒメカイウ サギスゲ
クロバナロウゲ サギスゲとクロバナロウゲ カキツバタ
カキツバタ タムキモ イソツツジ
ツルコケモモ ツルコケモモ トキソウ(残念ながら
開いていない)
ヤナギトラノオ エゾノシモツケソウ ミズトクサ(伸びきった
ツクシではありません)
温根内ビジターセンターの回りには木道が整備されていて、湿原の植物を気軽に観察することができる。鳥のさえずり以外何も聞こえない気持ちいい時間を過ごすことができる。木道外周と軌道跡を回るコースで3.1Km。歩を進めるにしたがって植生が変わり、我々を飽きさせない。

散策のあとは鶴井村まで足を伸ばして、HOTEL TAITOで温泉。高アルカリ性の重曹泉で肌がつるつるになる。一度泊まってみたくなるような感じのよい清潔なホテルだった。鶴居村へ来たらここの温泉は必ず寄るべき!

鯖のマリネ ホタテのお刺身 ホッキ貝のサラダ
ホッキ貝のバターソテー うに(絶品) イカソウメン
焼き牡蠣 あげ納豆入り シシャモ
おしんこ キムチ 真ホッケ半身
この日の宿は東横イン。合理的なシステムでビジネス客向けに安価な部屋を提供している。
夕食はくし炉あぶり家。6時に行ったのにすでに満員で少し待たされるくらいの人気店だ。ここは安くて炉端のメニューが豊富でうまい。刺身もうまいが種類が少ないのがちょっと残念。

二日目
釧路市内は霧がかかり気温が低い。この日は予約を入れていた釧路川クルーズに参加するために、塘路駅へ向かった。塘路ネイチャーセンターではいくつかのクルーズメニューが用意されているが、我々が参加したのはドラフトボート3時間貸切で35,000円。ファミリー向けでザリガニ釣りなどができるが、我々はザリガニ釣りを省いて、コースを長めにとってもらうことにした。
参加者も漕ぐことができるようにオールが積んであるのだが、漕がなくてもガイドのtoshiさんが操船してくれる。大自然の真っ只中を釧路川のゆったりとした流れにのって、本当に
夢のような時間だった。
このクルーズはゆったりと進んでゆくので危険はなく、誰でも参加できる。10Kmほど川を下り、そこから塘路駅まで車で送ってくれるので、帰りの足も心配なし。
景色がすばらしく多くの写真を撮ったのだが、後で見てみるとつまらない写真ばかりとなってしまった。自然が雄大すぎてその感動をフレームにおさめようとしても、どうしても平面的な写真になってしまうのだ。
クルーズで一番期待をしていた丹頂は見ることができなかったが、アオサギ、鴨の親子、カワセミ、小鹿を見ることができた。
我々のこの日の格好は、長袖シャツの上に山用のレインウェアの上下にトレッキングシューズ。雨には降られず時折薄日がさす天気だったが、この格好でも寒いくらいだった。これから行かれる人はセーターなどを持っていったほうがいいかもしれない。ちなみにネイチャーセンターで長靴を貸してくれるそうだ。
大自然を満喫して本当に感動しました。
ガイドのtoshiさん、ありがとうございました

塘路駅に戻り、昼食は昨日和商市場で仕入れた毛がに。うまかったー!

しきりに「丹頂を見たい」と言っていたので、ガイドのtomoさんが「コッタロ湿原展望台にゆけば、見ることができるかもしれない」と教えてくれた。
展望台からは湿原の中を釧路川が蛇行して流れる様子がよくわかる。
そしてtoshiさんの言っていたとおり、丹頂を見ることができました。(左の写真をクリックしてください)

このあと茅沼温泉の町営温泉憩いの家かや沼へ。六千年前このあたりは海だったということで、ここは食塩泉。よく温まるいい温泉だ。
写真:ノコギリソウ

お通し タコザンギ オニオンスライス
オオマイ ツブ貝とうに 卵焼き
じゃがバター
釧路へ戻りこの日の夕食は屋知忘頭(やちぼうず)へ。かまくら式の個室がある変わったお店だった。オオマイ(氷下魚の大きいやつ)があっさりしておいしかったが、すでに飲みすぎ食べすぎで胃が疲れていたせいか、この日はあまり食が進まず。

三日目
道の駅しらぬか恋問館でみた豚丼が気になっていた。それならば恋問館へ寄って、豚丼の弁当を買って飛行機の中で昼食にしようということで、豚丼をGet!
バーゲンフェアでは日曜午後の便が対象になっていないことが多く、この日のフライトは釧路空港11時35分。JALだと10時25分なので、少しでも余裕があるANAにしたのだ。
ところで豚丼、買って車に乗り込むと車の中は食欲をそそられるたれの香りで充満している。飛行機の中で、周りの人をうらまやせながら豚丼を食べる勇気はなかった。空港の待合室で食べたのだが、肉厚の豚にたれがしみていて、山椒がアクセントになって
本当にうまかった。釧路へ行ったらこの豚丼は是非食すべし!!

入梅前にリフレッシュ
2005年5月28日(土)天気:曇り
2005年5月29日(日)天気:晴れ
「入梅前にリフレッシュをしておかなければ」、ということで長坂のOさん宅を訪問した。散策と、温泉と、おいしいものといういつも通りの目的である。散策の候補に万座も考えられたのだが、今回は近場の霧が峰へ行くことにした。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルNOMALモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

写真をクリックすると400%拡大写真を表示します。

オオデマリ タイツリソウ テッセン
シラン フォックステイル サラサドウダン
かわいいバッタ
標高1,100mの長坂Oさん宅は今が花盛り!庭では多くの花が咲き競っていた。

散策に訪れたのは霧が峰の八島ヶ原湿原。レンゲツツジとニッコウキスゲで有名なこのあたりも、この時期はまだ春が始まったばかりで、まだまだ茶色の世界だった。山に入っているのはワラビ採りの人たちだろうか?
八島ヶ原湿原は花盛りとはいえない状況だが、足元をよく見ると小さな花がところどころに!
エゾノコリンゴ イチリンソウ キジムシロ
ツボスミレ カセンソウ サクラスミレ

昼食は大門街道沿いの蕎麦屋へ。そばはおいしかったけどちょっと時間がかかりすぎかな?たぶん次は行かないでしょう。

温泉は奥蓼科温泉渋・辰野館へ。この日は他にも何組か利用客がいて「混んでいるかな?」と思ったが風呂はのんびりと楽しむことができた。
ガイドブックで見ているときは日帰り入浴1500円は高いと思っていたのだが、一度訪れてみると1500円は高くないような気がする。それだけの満足度がある温泉ということだ。
玄関前の庭にはカタクリなどが目を楽しませてくれる。
カタクリ ツバメオモト ショウジョウバカマ

マイヅルソウ
ベニバナイチヤクソウの季節なので富士見高原近くでいつも写真を撮っている場所へ行ってみた。しかし残念ながらベニバナイチヤクソウは発見できず。
不法投棄を防止するため道路わきの木が切られ、ウルシやノイバラが多くなって植生が変わっていた。
マイヅルソウは群生していた。

焼酎のふるさとを訪ねて
2005年4月22日(金)天気:晴れ

2005年4月23日(土)天気:晴れ
2005年4月24日(日)天気:晴れ
定番にしたいと思っている春の九州旅行。今回はH先生M.M.ちゃんご夫妻の住む宮崎を目的地として企画をした。いろいろとお忙しいお二人のご厚意により、この旅行が実現したことを本当に感謝している。
東京からはM先生、M.N.ちゃんと私の三名で伺った。早割を予約して、車はM.M.ちゃんのプリウスを借りることに。
羽田空港第一ターミナル南ウィングを9時05分に出発。JALは南に向かう場合は南ウィング、北へ向かう場合は北ウィング、便利なので覚えておこう。羽田の滑走路待ちと、飛行中の向かい風により約30分遅れの11:10くらいに宮崎へ到着。M.M.ちゃんのお出迎えを受けた。
写真
カメラ:Nikon D70
撮影モード:3008×2000ピクセルNOMALモード

フォトレタッチソフトで色調濃度の調整を行い200×134ピクセルにサイズ変更後、1/18JEPGで圧縮。

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H先生ご推薦の「星倉」は青島の少し先にある海の幸を堪能させてくれるお店だ。食事どころから穏やかな海が見えて、なんとものんびりした雰囲気がたまらない。食事時間45分の予定が約2時間となる。この日の予定には余裕があるのでゆったりと食事を楽しんだ。どれもおいしかったがあわびと、イセエビは最高でした。
魚貝のまりね お造り 伊勢えび
あわびバター焼き 伊勢えびの頭はこのようにお味噌汁

昼食後は綾町を訪れた。大吊橋を渡って遊歩道を1時間ほど散策。期待をしていたほど花の種類は多くなかったのだが、あちらこちらでタツナミソウがきれいに咲いていた。
タツナミソウ イワガラミ

手羽とたけのこの煮物 地鶏のたたき 地鶏炭火焼
地鶏サラダ 手羽焼き チキン南蛮
夕食は宮崎市内のぐんけい。HPで見ると人気のお店でなかなか入れないとのことだったが、H先生が予約を入れておいてくれたので待つこともなく店内へ。評判どおり店は満員だった。
料理はどれも
最高!価格はリーズナブルだ。百年の孤独や、爆弾はなたれなど東京ではなかなかお目にかかれない焼酎が普通にメニューに載っているところが、宮崎ならでは。焼酎は一合、五合とメニューにあり、焼酎だけを徳利に入れてきてくれて各自お湯や水で好きに割って飲むことができる。すばらしい!!!


二日目はプリウスをお借りして出かけた。H先生がお仕事なので、諸塚で合流する予定だ。木城までの近道を教えてもらって、目的地の石河内を目指す。

県道19号に入り、途中シロダモなどを採取しながら山道を走る。写真は「日向新しき村」を見下ろす前坂展望台からのもの。新しき村は武者小路実篤が理想の暮らしを求めて建設した村だ。
しかし我々が目指すのは新しき村ではなく、この写真のもう少し右側、尾鈴山のふもとにあるすばらしい焼酎のふるさとである。

尾鈴山蒸留所
入口のふくろう 蒸留所入口 これは何?
宮崎へ来ることが決まって何処へ行こうか考えていたとき、「そうだ山ねこのふるさとを訪ねてみよう!」と思い立ち、いろいろと調べた。
M.M.ちゃんに調べてもらうと、高鍋の黒木本店もここ尾鈴山蒸留所も見学できませんとのこと。尾鈴山蒸留所で山ねこ(芋焼酎)、山猿(麦焼酎)、山翡翠(米焼酎)を入手したいという気持ちはあった。しかし見学できなくてもいい、買えなくてもいい、とにかくあの焼酎をはぐくむ焼酎のふるさとを見てみたいという思いでここまでやってきたのだ。
しばし写真を撮り、満足して蒸留所をあとにした。「うまい酒あるところにうまいものあり」と確信をしている私は、この近くでそばの看板を出している店で昼食をとることにした。
蒸留所の内部はこちらで見てください。
かなすみ茶屋そば道場 つまみ そばがき
昼食をとったかなすみ茶屋は地元の人でにぎわっていた。つい写真に撮るのを忘れてしまったそばは、太目のしっかりとしたそばだった。そばがきはゆうに三人前はある。このお店はお勧め。

今日宿泊する諸塚へは尾鈴山の南と西を回るルートで県道22号線から国道446号線へ抜ける計画だった。県道22号線は時間帯により通行止めとなっており、危うく一時間待ちとなるところであったが、工事の方が特別ということで通してくれた。作業中だった大型重機を動かして車を通してくれた工事の方々、ありがとうございました。
宮崎県内は去年の台風の影響が残っており、その後国道446号線も工事で大回りをさせられたためかなりの時間のロスとなってしまった。
熊本から参加してくれるF先生や諸塚で合流することになっているH先生と携帯で連絡をとろうとするのだがこれもまた厄介だ。movaはところどころで使えるのだがFOMAはほとんどの場所が圏外となってしまう。東京の地下鉄で圏外がなくなりずいぶん便利になったと思っていたが、山の中ではFOMAはあてにならないことをあらためて思い知らされる。
結局15時頃に道の駅とうごうでH先生と合流。F先生は国道327号線の通行止めにあい、到着が大幅に遅れることとなった。
スミレ アケボノツツジ
アケボノツツジ
今回の宮崎行きのそもそもの始まりはH先生が出展して新宿で行われた写真展であった。H先生の撮ったアケボノツツジがとてもきれいだったというM先生の話から、それならばアケボノツツジが咲いている時期に宮崎へ行ってみようという事になった。
H先生の話ではアケボノツツジを車から降りてさほど歩かずに見ることができるのは諸塚山と二上山(ふたかみやま)で、二上山のほうが一週間くらい早く咲くということだった。今回我々がアケボノツツジを見ることができたのは二上山のほうだった。
アケボノツツジはサクラくらいの高さがある木だった。葉が出る前に花をつけるのはミツバツツジのようなイメージだが、花も木も大きくアケボノツツジが群生している光景は見事だった。「遠景もいいんだろうな」、「絵として切り取るのはなかなかむずかしいな」などと考えながら夢中でシャッターを切った。つたない写真だが是非拡大をしてみていただきたい。

しいたけの和え物、たけのこ、うぐいの背ごしなど
鹿さし 山菜てんぷら ボタン鍋
酷道388号線(H先生命名)を迂回してきたF先生と諸塚温泉曙で合流した。部屋についた露天風呂を楽しみ、おいしい料理を味わった。このメンバーの再会は昨年7月以来で、漁場のご主人から分けてもらった山ねこで杯を重ねた。露天風呂で飲んだ山ねこの水割りがうまかったー!


三日目は飛行機の時間が12:05と早いため、朝食をとり記念撮影をして8時に曙を出発した。空港には11時に到着して、打ち合わせどおり車を民間駐車場に預け帰路についた。
H先生M.M.チャンご夫婦のご配慮により、おいしいものをたくさん食べ、温泉でにぎやかに楽しみ、貴重な黒木本店の焼酎をお土産にいただいた。またH先生の極め細やかなアドバイスによりほとんど道に迷うこともなかった。F先生も山道を運転し焼酎を持って駆けつけてくれた。
皆さん本当にありがとうございました。再会を楽しみにしています!
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