2003年6月の車日記

6月22日(日) 買い物車

夕方、久し振りに映画でも見ようかと思って、あざみ野のツタヤに行った。かつてたまプラーザに住んでいた頃、タマプラのツタヤは駅の傍には無く、我が家の傍にあった。従って、思い立ったらビデオを借りると言うことが可能であり、結構借りた。大作などを映画館ではあまり見ない方なのだが、これはビデオがどうせ後で出るじゃんと言う気持ちが強いからで、従ってビデオ屋に行くと言う機会は多かった(18歳未満お断りのモノも当然借りる)。しかし、今住んでいる江田にはビデオやが(多分)無く、従って隣のあざみ野にあるツタヤに行かなければならない。こうなると思い立っても全く借りようとせず、結局かなりの期間ツタヤには行っていなかった。何しろ江田駅まで10分くらい歩いて、電車を5分くらい待って、2分であざみ野について、あざみ野駅から歩いて5分でツタヤに着く、と言うのがかったるい。何で電車で2分の距離に22分もかかるのよ。

とは言うのも既に過去の話であり、現在私は車を持っている。わざわざ電車で行かなくとも、車で行けばいいじゃないか。

これは私にとってあまり好きな行動パターンではないのだが、我が街・荏田に何も無いなら、隣の駅まで出なければならないのである。まあ電車(汽車)が1時間一本とか言う話じゃないから別に電車でもいいんだが、やはりかったるいよな。例えば我が家からの直線距離で殆どあざみ野と変わらないところに位置すると考えられる地下鉄の駅(センター北とかセンター南とか)になると、あざみ野で乗り換え待ち最低8分位とか、あざみ野からの所要時間などが追加され、何とセンター南ならば家から17+8+6=31分かかるのである。だるい。

という訳で、数ある車の役割の中で最も重要な「買い物用」と言う用途に関して、本日はクローズアップする。前置きが長過ぎる。

父親の車(日産ラルゴ)が来てから、私の車は家から歩いて1分くらいのところにある月極駐車場に車を止めている。雨が降っていたので、傘を持って駐車場へ。車に乗り込み、エンジンかけて、ワイパーでガラスを拭くと、何かが延びる。ああ、鳥の糞である。しょうがない、洗浄液を出してやろうとレバーを引くのだが、出ない。洗浄液無いし。鳥の糞が窓に円弧を描くような状況で車は発進。そこで拭けばいいんだけ、雨降ってるからじきに消えるかなと思ってさ。

地元道を進んでツタヤへ向う。小学校はタマプラよりむしろあざみ野の至近にあった私にとって、この辺はかつて小学生の頃、車に気をつけながら歩いた道である。別にこんな痴漢が多発しそうな暗い道を行かなくてもツタヤには行けるのだが、ちょっと奥まったところで路上駐車しようかなと思って。

と言っても、かつて小学生の頃は路上駐車が多かった道から、すっかり車が消えている。竹やぶ削って駐車場にしたりしている。ああ、これで駐車場不足が解消されているのか、と思いながら、あまりに綺麗な道に路注する気になれず、仕方なくツタヤ前を通る、あざみ野とタマプラを結ぶ「近所幹線道」沿いに路注。てゆうか、こっちは普通に路注されてるし。

ツタヤに入って、借りたのは「マトリックス」。こんなメジャーな映画を見ていないのか、と言う感じだが、上述の通り最近は全然ビデオ借りてないから見ていないのだ。18歳未満お断りは借りなかった。

帰り、雨脚が強くなったにもかかわらず、鳥糞は落ちなかった。中々しつこい。

6月14日(日) 近所探索

特に計画は無かったが、来週は丹沢に会社のチームでキャンプに出かける。洗車もしてやろうかと思ったのだが、この梅雨シーズンに洗車する気にもなれず、今日は普通に運転するにとどめた。

神奈川県内は大抵ぐるりと回ったものの、灯台下暗しで付近の道は実はまだあまり覚えていない。特にバス以外にアクセス方法の無い小田急沿線への道は未だに全く分からない。学生時代、新百合のあさひ銀行プール(当時)で監視員バイトをやっていた私だが、いつもバスで行くものの、未だにどうやって新百合や柿生に行くのかが分からない。かつて同じプールでバイトしていた人たちは向ヶ丘自動車学校で免許を取ったため「路上教習で田園都市線沿線まで行くから、それで覚えちゃったね」と言っていた。が、私が通った教習所は山形県米沢市にある。米沢の道も当然覚えてなんかいないのだが、そんな訳でウチの辺りはまるで不案内である。そりゃ本当に近所は分かるけどさ。

先週は玉木の結婚式で車には乗らなかったので、今週は発進。246を横切って、あざみ野から新百合方面に向ってみる。最も簡単な方法は横浜生田線を真っ直ぐ走り、尻手黒川道路にぶち当たったら左折して標識に従うと言うものだが、これは今日走ってみて分かったことである。

走っていて気付いたことがあった。2週間走っていなかったのに、ある変化が見られる。

ガソリン安くなってないか?

レギュラーは平均で95円。先々週は100円だったと思う。ハイオクも105円と、私の認識の110円より安い。この辺は安いのだろうか。生憎ガソリンはあまり減っていないので、給油せずにそのまま走る。

横浜生田線は、ウチの近所では鶴見川支流の早淵川と言うドブ川の両脇にそれぞれ車線を走らせているのだが、かつてチャリでよく走った。当時は近所の保木入口以降、尻手黒川道路に合流する部分までは開通していなかったが、今は通るようになったらしい。尚、黒川道路に合流するこの線は、横浜生田線では無いようだ。紛らわしいが。

尻手黒川道路に合流した。と言うより、これは意図したものではなく、走っていたら尻手黒川道路に合流したのである。ああ、この前宮ヶ瀬から帰って来たとき走った「妙に整備された道」は尻手黒川道路だったのか、と合点が行った。すぐに防音壁のようなものに囲まれて、暫く行くと田園調布学園大学がある。田園調布学園大学なんて私は知らないのだが、調べると昔の調布学園短大らしい。調布学園なら知ってるぞ。中学校の時の友達が行っていた(調布高校の方だが)。そうか、その大学版か。何と今は4年制大学になって、しかも共学らしい。田園調布と言っても、全然田園調布じゃねえけどな、ここ。確か高校は田園調布にあったはず。尚、この田園調布大学、略してDCUであるようだ。Den-enChofu Univ.だろう。これからは田園調布大学のことをDCUと呼ぶことにしよう。小田急方面に向う際、このDCUは私にとって、極めて重要なランドマークになるはずである。

短大が4年制大学に移行するのは最近の趨勢である。と思う。ウチの大学対面にあった名門「学習院女子短期大学・通称学短」は、現在学習院女子大学になっている。どうでもいいが。

途中まで特に問題なく走ってきたのだが、新百合ヶ丘に近付くにつれて混んできた。溜まらず横道にそれたが、これがまた高級住宅街といった風情で、中々閑静だ。この辺高そうだな、と思いながら走っているのだが、いきなり何でもない住宅街の中の道路が無茶苦茶混んでいたりして、まるで合点がいかない。どうやら何とかセンターみたいなものがあるようなのだが、住宅街にそんなもの作って、一体どんな都市計画してるんだという感じである。また、この辺はバス以外に特に交通機関が無いため、首都圏にありながら結構な車社会である。多摩丘陵の一部で坂道が多いから、自転車も中々大変である。都心までの直線距離は比較的短いが、そんなこんなで案外不便そうな一帯である。やはり、横浜市営地下鉄の新百合延伸は、実現した方が良いプランかも知れない。みんな車持っているから、地下鉄なんて必要なと言う向きもあろうが、この論理が成り立つのは人口の少ない地方である。人口多くて車が多くては、道が混んでしょうがない。この車の混み具合は、ウチの近所を超えている。まあ道路計画自体が全くなっていないと言う印象も強いけど。この辺の道路区画無茶苦茶だぜ。

床屋の予約をしていたので、引き返すことにした。だが、どうも「横浜生田線-尻手黒川道路」より理想的な最短距離があるに違いないと思っていた私は、DCUに到達する前に、右折してみた。しかし、今地図で確認してみると、この右折は早すぎた。と言うより、乗っているときにそれを感じた。全然知らない区画に入っているのだ。街の名前は白山。白山と言えば、会社の同期のOの住んでいる辺りである。しかし、それがどの辺なのかはまるで分からない。まいったな、床屋の予約が...

新百合グリーンタウンと言う、結構な団地地帯に入り、車の少ない快適な広い道を走るものの、いきなり信じられないほど狭い路地みたいのに道が変わり面食らう。しかも、明らかに車一台しか通れない道幅なのに、一方通行ではない。よくあるっちゃよくある話だがな。

全く訳分からず走っていたのだが、その内「横浜総合病院」の案内板が見られるようになった。これは桐蔭の近所にある総合病院だ。ここに辿り着ければ問題は無い。という訳で、それに従って走ると、市ヶ尾に抜ける横浜上麻生道路と言う道に出ることに成功した。しかし、当然ながらこれは小田急沿線からウチの近所に抜ける近道ではない。遠回りだ。

246に出て、帰宅。結局家でもあまり使わない私の車は、近所に借りた駐車場に止めるようになっているのだが、そこに車を置いて帰宅。床屋に向った。

尚、マップルで復習すると、どうやらウチの一帯から小田急沿線に抜けるランドマークはやはりDCUである。DCU前はT字路になっているが、DCUに突っ込まんばかりのTの縦棒部分となる道に辿り着くのが近道である。次は予習して試してみよう。

まあ、別に小田急沿線に用があるわけじゃないのだが、近所なのに不案内と言うのがどうにも気持ち悪い。